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SEP/2013

カミナリが鳴ってるときの入浴は危険?! 落雷対策専門家が明かす「実はNGなカミナリ対策」

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雷
落雷での死亡者数は年平均13.6人。(1994~2003警察白書) 雷の直撃を受けると80%以上が死亡する

残暑が続く9月。今年の夏に多発した雷を伴うゲリラ豪雨はもう終息したかと思いきや、8月20日発表された、ウェザーニューズの「2013年の夏の“ゲリラ雷雨”傾向の中間まとめ」によると、9月も “ゲリラ雷雨”は発生傾向にあるという。関東地方の各県では130回前後、東海地方では150回前後、近畿地方では110回前後と予想されている。

ゲリラ豪雨で恐ろしいのがやはり落雷。落雷で停電が起きたり、死に至る人の例もあるので正しい対策は身に付けたいもの。

『Yahoo!天気・災害』にも全国の落雷情報を提供している、落雷対策専門の気象情報会社『フランクリン・ジャパン』の今村益子さんは「『ゴロゴロ』と雷鳴がかすかにでも聞こえた時にはすでに落雷の危険地域に入っている。すぐに建物の中に避難するべき」と話す。

しかし、遠くで雷鳴が聞こえているくらいでは、そう危機感を抱く人は少ない。そこで、今村さんに実はNGなカミナリ対策について伺った。「自分に雷が落ちることなんてないだろう」と思わず、正しい知識を知っておいてほしい。

【1】「山でのキャンプ時に雷が鳴ったら、テントの中に逃げこむ」はNG

ビルが立ち並ぶ大都市では、人よりも高いビルや建物(避雷針設備あり)が雷を引き寄せるため、人が落雷の直撃を受ける心配はほとんどありません。しかし、郊外にいる場合や屋外レジャー中は、高い建物がないので、落雷の直撃を受けるリスクが高まります。

建物の中に逃げ込むのは良いのですが、避雷針設備のないあずま屋(屋根と柱だけで壁のない建物)や、ほったて小屋、テントは、雷が落ちやすく、かつ、内部の人に電流が流れやすいかなり危険な場所となります。

最も推奨される避難場所として、鉄筋コンクリート製の建物の内部、自動車の内部、避雷針設備の施された建物の内部、本格的な木造建築の内部などが挙げられます。

【2】「家の中にいれば絶対に安全」はNG

野外にいるよりは建物の中にいる方が安全ではありますが、屋内環境においても、雷の電流が侵入するルートがあります。電話線や電源線、アンテナ線などが挙げられ、これらに繋がる電気機器や、壁・柱などからは1m以上離れるとより良いでしょう。

また、水道管や排水管などの金属管などを伝わり、雷の高電圧が屋内に侵入する恐れがありますので、落雷時には、入浴なども避けた方がより安全です。

【3】「金属を身体から外しておく」はNG

雷は金属に落ちるので、昔は貴金属を身に付けていると落雷に遭いやすいと思われていました。しかしこれは、落雷で死傷した人の身に付けていた金属が解けていたり、金属に触れている部分の皮膚が著しいやけどを負っていたことから生じた誤解(迷信)であることが、科学的に確かめられています。落雷時に貴金属を外す必要は、一切ありません。

【4】「高い樹木の下に避難した方が良い」はNG

野外で落雷が起った場合、最も危険なのが高い樹木の下に逃げ込むことです。樹木は、周囲よりも高く、雷を引き寄せる効果がありますが、電気を通しにくい性質でもあります。そのため、傍らに人がいた場合、電気が幹を流れずに、より電気を通しやすい性質を持つ人に飛び移る「側撃」という現象が起こりやすくなります。この場合、人は雷の直撃を受けたのと同等の電流を体に受けることになり、死亡する確率が極めて高くなるのです。野外で落雷が発生した場合はなるべく高い樹木からは離れた方が良いのです。

勘違いしていたカミナリ対策はありませんでしたか? 普段働くオフィス街は高い建物も多く、直接落雷被害に合う可能性はかなり低いかもしれないが、やっぱり不安だという人もいるのでは。そんな人にぜひ紹介したいのが、いち早くカミナリ情報をキャッチできるアイテムやスマホアプリだ。落雷に遭わない最も確実な方法は、事前に察知し、落雷危険地域に入る前に安全な場所に避難することだから。

・『ストライクアラート(StrikeAlert) R.2.3』(12,000円/あおば屋)
電磁波で落雷の発生をとらえるという、携帯型パーソナル雷警報器。雷鳴が聞こえる前に察知して、突然アラーム音を発する。周囲を驚かせないように注意が必要だ

・スマホアプリ『ウェザーニュース タッチ』(無料/iOS 版、Android 版)
あらかじめ登録した市町村で落雷があった場合に通知を行う落雷アラーム機能(月額315円の有料会員向け)や同アプリ内の「雷Ch.」で落雷が発生した場所と時間が確認できる

カミナリ情報をキャッチできるスマホアプリはこのほかにもたくさん。「カミナリが苦手」という人は、事前に情報を得ているだけでも、不安な気持ちが和らいだり。まずは突然の雷雨に備えて、無料アプリのダウンロードをしておいてはいかが?

雷情報・落雷対策の専門気象情報会社。雷情報の提供、観測並びに利用に関するコンサルティングを行う

取材・文/岩河内弘美(編集部)

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