27 JUN/2014

人生が変わる「出会い」経験したことある? 女性の人生に最も影響を与えるのは「恋人」より「上司」だった

働く女の本音白書

今回の『働く女の本音白書』は、6月28日公開の映画『her/世界でひとつの彼女』とのコラボレーション! 最新式“人工知能型OS(オペレーティング・システム)”と人間の男性の間に生まれた“ありえないはずの恋”を通して、出会いや恋愛で人が成長していく姿を繊細に表現しています。妻との離婚調停中で気分が落ち込んでいた主人公・セオドアが、人工知能型OSのサマンサと出会い、人生に輝きを取り戻していくシーンは、見ているこちらまで明るい気持ちにさせてくれます。というわけで、今回のテーマは『人生を変えた出会い』について。268人の働く女性に聞いてみました。

アンケート結果

「『この人と出会って人生観(または人生そのもの)が変わった』という出会いを経験したことがありますか?」という質問に対して、約6割の人が「ある」と回答。その中でも特に「仕事」のシーンでの出会いが人生を変えたという人が最も多くいました。「学校」を選んだ人が少なかったことからも、社会に出てからの方が出会う人のジャンルも広がり、人生観に影響が出る度合いが大きいのかもしれませんね。

アンケート結果

「社会人になってからの自分の人生観に最も影響を与えているのは誰ですか?」という質問にはダントツで「上司」の回答が多く、次いで「恋人」「友人」が多いという結果に。身近にいる人から気付きを得ることが多いというのは納得ですよね。
最後に、そうした出会いでどんな風に人生や人生観が変わったのかエピソードを聞いてみました。

【仕事の出会い】
「前の前の会社の先輩。仕事に一途で、事務員なのにここまで一生懸命な方に会ったのは初めてでした。営業事務の楽しさややりがいに気付けたのもこの方のおかげです。また営業事務に就きたいと転職活動中です」(33歳/営業事務)
「のんびり屋さんに見えるけれど、仕事のスピードが早く、よく気が付き、ユーモアもあるとても性格の良い方との出会い。育児と仕事に追われて、いつもキリキリしていた自分を見直すきっかけになり、自分の子供もこんな人になって欲しいと感じたので、子供への接し方を変えるきっかけになりました」(38歳/営業事務)
「以前の職場の上司と出会ったことで、元々営業が嫌いだったが、今では大好きになった」(37歳/営業)
「26歳での転職先で出会った営業マンの先輩。粘り強さをスパルタで教わった」(35歳/マーケティング)
「仕事に忙殺される日々を送っていましたが、ある人に出会って、人生を楽しむというか、自分が仕事に合わせるのではなく、自分に合った仕事を探すようになりました」(33歳/総務・人事)
「中途採用で入社してきた同じ年齢の同僚が、自分より社会人経験があったので、社会とはこういうものだと厳しさを教えてくれました。自分の仕事に対する認識はとても甘えがありました」(29歳/営業事務)
「自分とは真逆の考え方をする先輩に出会いいろいろと教えていただいたおかげで、視野がとても広がりました」(27歳/接客・販売)
「今までは仕事は生活のため、という気持ちが大きかったです。ある方に会って、本当にしたい仕事は自分を高めさせてくれ、とても楽しいことなんだと教えてもらった気がします」(27歳/システム開発)
【恋愛の出会い】
「今の彼氏との出会いで、自分が女らしくなった。それまでは料理なんてしなかったのに、今では毎日している」(25歳/一般事務)
「高校の時に好きになったのが英語の先生。そこから英語が好きになり、最終的に今の仕事に就いています」(36歳/ツアーコンダクター)
「以前付き合っていた恋人。とても自分に厳しく、まさに非の打ち所がない人でした。彼を見て『私は自分に甘い』と反省。仕事もプライベートも、自分に言い訳しないようになりました」(26歳/総務・人事)

上司や恋人、職場の先輩から、新しい考え方や視点を学ぶことができたというステキなエピソードが満載でした。他人からしたらちょっとした変化でも、本人にとっては人生を変えるほどをインパクトを感じていることも。多くの人と出会うことで、どんどん視野を広げて、自分らしい人生を築いていきたいですね!

【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員およびWebマガジン『Woman type』サイト読者へのWebアンケート
●調査期間:2014年5月23日~28日
●有効回答者数:268名

取材・文/根本愛美(編集部)