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NOV/2013

職場に「仲間」と思える人はいますか? “慕われる女性”に共通する3つの特徴

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もっともっと仕事を楽しみたいのに、職場の人間関係に悩む女性は多いもの。
苦手な人とのお付き合いは「うまく流す」とか「やりすごす」ことで対応しがちだけど、上辺だけの関係では、仕事のあれこれを一緒に乗り越えることはできない。著書『ともに戦える「仲間」のつくり方』で仲間づくりの醍醐味を説いた南壮一郎さんに、働く女性に備えてほしい「人間関係をつくる方法」を教えてもらった。

スーパースターにはならなくていい
大事なのは「フェアであること」「行動力」「情熱」

南壮一郎さん
株式会社ビズリーチ 代表取締役 南壮一郎さん
1976年生まれ。2007年に株式会社ビズリーチを設立し、グローバル人材や管理職に特化した会員制転職サイト『ビズリーチ』を運営。著書に、廃業寸前にまで追い込まれた自分の限界を認め、仲間の力を信じることで崩壊の危機を乗り越えた起業ストーリー『ともに戦える「仲間」のつくり方』(ダイヤモンド社/1575円)など

転職や人材採用をはじめ、IT技術者向けや、教育など幅広い分野でインターネットサービスを展開しているビズリーチの創業社長で、『ともに戦える「仲間」のつくり方』の著者、南壮一郎さん。思い立ったことはすぐに実行するタイプの南さんからすると、多くの女性は「ものごとを難しく考えすぎているように見える」と分析する。

例えば、素晴らしい成果をあげ続けているロールモデルを目の前にしたとき、男性は単純に「俺も頑張ろう」と奮起できる。しかし女性は、「わたしはあんなスーパースターにはなれない」と考えてしまいがちだという。

「もちろん、誰もがスーパースターになれるわけではありません。でも、職場で仲間に慕われる人の原理原則は、スーパースターも一般の人も同じです。それは、何事にもフェアであること、言葉に行動が伴うこと、そして、仕事や人生に情熱を傾けていることの3点だと考えます。この要素が備わっていれば、ワーキングマザーであろうがアルバイトであろうが、立場や肩書きに関係なく人間関係でつまづくことはないと思います」

実際に南さんの周りには、この3点を高い次元で体現している女性がいるそう。時短勤務の正社員として子育てと仕事を両立しているその女性は、人の言葉を聞く力に長けていて、自分の意見をはっきりと主張できるタイプ。また、言うだけではなく行動も早いのだとか。

さらに南さんは、ものごとを「自分から仕掛ける」という積極性の重要さも説く。

「たとえば、その女性社員が先日、社内の子どもがいるメンバー同士の交流を深めようとバーベキューを企画していたのですが、いつの間にか社長である僕まで巻き込まれてしまいました(笑)。著書の中では、誰かが仕掛けた面白そうなことに“巻き込まれる力”を持つことを提案していますが、まさに彼女の周りには面白いことに巻き込まれたい人たちが集まってくる。誰に対してもフラットに接することができる人は、仕事でもやりやすい相手だと思われるし、そんな相手を悪く言う人はいないですよね」

人間関係に打算的な考えはNG
「オフタイムの共有」こそ仲間作りの第一歩

ともに戦える「仲間」のつくり方
『ともに戦える「仲間」のつくり方』(ダイヤモンド社/1575円)
南さんが楽天イーグルスを辞めてから転職サイト『ビズリーチ』を立ち上げるまでの波瀾万丈な2年間の軌跡を詳細に描いた一冊。廃業寸前から仲間の協力で崩壊の危機を乗り越えた起業ストーリーをベースに、「仲間」を探し、巻き込み、その気にさせるチーム作りとリーダーシップの真髄を語る

南さんは、この「自分から仕掛ける」という行動に、仲間作りのコツがあると分析する。たとえ社員同士であっても、相手をより深く知るためには、仕事以外のプライベートな一面を共有し、理解し合うことが必要だというのが南さんの信条。もっといい関係になりたいと思う同僚や先輩、後輩がいるのなら、共通の趣味などを見つけて社外で交流を深める機会を自分から仕掛けてみるべきだという。

「人間関係って一瞬でできるものではないんです。面倒くさいと思うかもしれませんが、プライベートの時間を共有しながら関係性を築いていくことが大事。その関係性がいつかは仕事においても助け合えるかもしれません。コツは、最初から仕事に役立つ人脈を作ろうなどと打算的に考えないこと。仲間が増えると人生がもっと豊かになるということを、純粋に楽しむべきです」

そして、忘れてはいけないのが自分自身のこと。これからの時代、長く楽しく働き続けるためには仲間作りだけでなく自分自身を磨くことも大切だと、南さんは力説する。

「日本のさまざまな産業がサービス業化し、より『個』の存在が際立つ時代、自分自身もレベルアップしていかないと、周囲の人から付き合う価値がない人と見られてしまいます。そのためにも、頑張ろうと決めたその仕事や環境のなかに光るモノを見出し、楽しむように心掛けた方がいい。ないモノをねだるよりも、今ある環境を好きになった方がよっぽど楽しく働けるし、自分自身をレベルアップさせる近道でもあります」

特に女性は、結婚や出産などの選択肢が多く、将来を見通しづらいという悩みが大きい。けれど、それだからこそ“今”を大切に、今の仕事や身近な人の魅力を掘り下げてみてはいかがだろうか。

取材・文/朝倉真弓 撮影/竹井俊晴

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