食事に洋服、まさかの現金まで! 働く女性がボーナスでしている親孝行
日々の忙しさに気を取られて、なかなか伝えられない親への感謝の気持ち。新卒のころは初任給や賞与、インセンティブで両親にプレゼントを贈っていたのに、だんだんとなおざりになってしまうことも多いもの。もうすぐボーナスの時期ですが、親孝行のためにボーナスを使っている人はどのくらいいるものなのでしょうか?
そこで「ボーナスを使って親孝行をしたことはありますか?」と質問をしてみたところ、6割以上の人が「ある」と答えました。
「ある」と回答した方に、どのくらいの頻度で親孝行をしているか聞いてみると、「1年に1回程度」が3割以上と最も多い結果に。「ボーナスをもらったら毎回」という回答と合わせると、どうやらボーナスで親孝行をしたことがある人の6割近くが、最低でも年に1回は何かしらの親孝行をしているようです。
では、その際に掛ける金額は、いったいどのくらいなのでしょう? ボーナスを使ってした親孝行について、最もお金を掛けたときの金額を質問してみると、8割の人が「5万円以下」と答えました。ドーンとお金を掛けて何かをするというよりは、小さめの額で定期的に親孝行をしている人が多いようです。
続いて、みんながどのような親孝行をしているかを調査。ダントツで多かったのは、「食事に連れて行った」というものでした。行き先は、フレンチやイタリアンといった洋食系よりも、「親が行ったことのない、叙々苑に焼き肉を食べに行きました」(37歳/一般事務)「少し高級なお寿司を食べに連れて行った」(39歳/事務・企画)と、焼き肉&寿司が人気なよう。中には「なかなか両親2人で、外でお酒を飲む機会がないので、ちょっとおしゃれなバーへ連れて行ってお酒を楽しんでもらった」(24歳/営業)という素敵な計らいをしている人もいました。
次に多かったのが「洋服や装飾品を買った」というもの。「洋服をなかなか買わない両親だったので、洋服をプレゼントした」(37歳/接客・販売)、「お正月のセールに一緒に行き、母親が会計する際に、さっと私が払うのが通例になっています」(34歳/一般事務)という声の他、「父と母それぞれにハイブランドのコートをプレゼントした。20万円近く掛かりました」(26歳/秘書)というゴージャスなエピソードも寄せられました。
また、「その他」と答えた方の回答で多数を占めたのが「現金を贈っています」(32歳/商品企画)という意見。忙しくて実家になかなか帰れない人や、欲しいものが分からない場合、現金や商品券はプレゼントとして渡しやすいですよね。
そんな女性たちの計らいに対し、親の反応はどうだったのかを聞いてみると、約95%とほぼ全員が「喜んでくれた」と回答。金額やプレゼント自体がどうであれ、「親孝行したい」という娘の気持ちが何よりうれしいのかもしれません。「最近親孝行してないな……」という人は、ご両親に喜んでもらえるようなボーナスの使い方を今から計画してみてはいかがでしょうか?
【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員およびWebマガジン『Woman type』サイト読者へのWebアンケート
●調査期間:2014年10月9日~14日
●有効回答者数:419名
取材・文/萩原はるな
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