もし結婚相手が転勤になったらどうする? 「ついて行く」「単身赴任」それぞれの意見を大公開!

パートナーの転勤。それは家族にとって大きな問題です。世の中の女性たちはこの“転勤”というシビアな問題に対してどう考えているのでしょうか? そこで働く女性215人に、結婚相手が地方、もしくは海外へ転勤になった場合にどうするかを聞いてみました。

もし結婚相手が転勤になったらどうする? 「ついて行く」「単身赴任」それぞれの意見を大公開!

なんとどちらの回答も3/4以上の女性が結婚相手に「ついて行く」と回答。これまで住んでいた土地を離れ、全く違う環境でイチから生活に慣れるのは大変なこと。今の仕事や生活環境を失ってまでパートナーについていくにはかなりの覚悟が必要です。その裏にはどんな想いがあるのでしょうか。

【たった一人のかけがえのないパートナーを支えたい】
「旦那と共に生きていくと決めたから」(31歳/一般事務)
「彼の人生を応援するのが私の人生です」(27歳/営業)
「仕事を生きがいにする彼だから、海外に行ってもサポートをしたい」(34歳/接客・販売)
【家庭にとってベストな選択】
「単身赴任だと浮気の心配があるからついていきたい」(25歳/接客サービス)
「地方転勤なら、自然がたくさんで子育てをする環境に適している」(29歳/営業企画)
「単純に考えて、生活費が二重になるので経済的に苦しいと思う」(29歳/介護ヘルパー)
「旦那がヤキモチ焼きなので、離れたことで束縛されるなど、浮気を疑われたくない」(25歳/主婦)
【自分磨きに最適なチャンス】
「結婚相手と一緒にいながら、語学力も磨けるなら一石二鳥!」(30歳/一般事務)
「人生には刺激が必要。新しい生活は自分自身の成長にも繋がりそう」(33歳/コールセンター)
「日本にいたら気付かなかったことや新しい考えが発見できそう」(27歳/営業)

「ついて行く派」の中には、パートナーとの関係性を重視するという意見が目立ちました。新たな土地での生活を「大変そう」と嘆くのではなく、この機会をプラスに転じさせようという頼もしい方もいるようです。

では、もう一方の「単身赴任してもらう」という回答を選んだ人たちの理由を見てみましょう。

【パートナーがいなくても頼れる自分がいる】
「結婚相手と離れる寂しさより、今の仕事を辞めたくない気持ちが強い」(31歳/営業事務)
「旦那について行くほど暇ではない」(39歳/営業事務)
「結婚しているからといって、ずっと一緒にいて生活する必要はないと思う」(33歳/コールセンター)
【住んでいる所で築いてきたものを失いたくない】
「人間関係や仕事のスキルなど、日本で築きあげてきたことを無駄にしたくない」(39歳/通訳・翻訳)
「引越しとかいろんな手続きが面倒くさい」(31歳/接客・販売)
【やっぱり日本が一番!】
「言語の壁にぶつかり、ストレスが溜まる生活を送りそう」(24歳/営業事務)
「国内転勤についていくだけでも大変という話を聞くので、海外なんてとても考えられない」(36歳/接客・販売)

「ついて行く」派とは対照的に、「単身赴任」派はあくまでも自分の生活を重視する人が多く見られました。ついて行かないことを選択できるのは、自分の仕事や生活の基盤をしっかり作れているからかもしれません。

ついて行くにしても行かないにしても、その決断をするのは自分。「間違っていなかった」と胸を張れるような選択をするためにも、もしもパートナーが転勤になってしまったときは、これらの働く女性たちの意見を参考にしてみてはいかがでしょうか。

【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員およびWebマガジン『Woman type』サイト読者へのWebアンケート
●調査期間:2015年7月30日~8月3日
●有効回答者数:215名
取材・文/坂元照二郎(編集部)