ウソをつかれた女性の半数が何とも思っていない! 職場エイプリルフールの実態

4月1日はエイプリルフール。年に一度の「ウソをついても許される日」として、この日のために渾身のネタを仕込んでいる人もいるのではないでしょうか。しかしそのイベントは果たして職場でも浸透しているもの? 今回の本音白書では「職場でのエイプリルフール」をテーマに調査してみました。

ウソをつかれた女性の半数が何とも思っていない! 職場エイプリルフールの実態

まずは「エイプリルフールの日に、仕事で関わる人からウソをつかれたことがありますか?」という質問。意外なことに、回答の9割以上が「ない」という結果になりました。仕事で関わる人にウソをつくのは気が引けてしまうものなのか、世間で話題になるほどエイプリルフールのインパクトはないようです。では少数派の「ウソをつかれたことがある」人たちのウソの内容を見てみましょう。

【つっこみどころ満載です】
「取引先の担当者から、実はオネエであるとカミングアウトされた。電話越しだったので、一瞬無言になってしまったが、向こうから笑い声がし、エイプリルフールだと分かった」34歳/一般事務)
「今日から中途社員が入ると言われて、見せられた写真がエディ・マーフィだったこと」(25歳/営業企画)
【本当になるといいですね……】
「宝くじが当たった。と毎年誰かに言われる」(37歳/看護師)
「結婚すると言われた」(38歳/総務・人事)
【ヒヤっとするので勘弁してください】
「契約更新をしないことになりましたと主任に言われ真っ青。あとでエイプリルフールだと言われてホッとしました」(39歳/一般事務)
「単なる健康診断の心電図写真が送られてきて、心臓病らしいとウソをつかれた」(35歳/事務・企画関連職)
【ど、どうでもいい……!】
「外へおつかいに行ってきてと言われたのがウソだった」(38歳/接客サービス関連職)
「パンツ履くの忘れた」(24歳/営業)

寄せられた体験談は、ユーモラスなものからそんなウソをつく必要があるのか疑わしいものまでさまざま。同じ職場の人からウソをつかれるケースが多く、部署異動や雇用についてなど仕事に関わるものが多く寄せられていました。では、これらのウソをつかれたことで働く女性たちはどんな気持ちになったのでしょうか。

ウソをつかれた女性の半数が何とも思っていない! 職場エイプリルフールの実態

すると、なんと半数以上の人が「何とも思わなかった」と回答。一般的にはネタ的要素が強い日のはずなのに、「気分が明るくなった」と答えた人は3割弱という結果に。せっかくのイベントデー、どうせなら気分が明るくなるようなウソをつかれたいものですが、その多くは働く女性たちを楽しませるには至らなかったようです。また、「不愉快だった」と答えた人の多くは、異動・退職や健康に関わるものを「笑えないウソ」としてとらえているよう。仮に本当だった場合に、生活に大きな影響が生じるようなウソは避けた方が良さそうです。

今回の調査では、職場でのエイプリルフールは実はあまり普及しておらず、気分が明るくなるウソをつかれた人も少ないという傾向が見えてきました。もし今年ウソをつくのなら、気分が明るくなるような楽しいウソをチョイスすることで「職場を明るくするチャンス」となるはず。クスっと笑えるネタを用意して、今年は会社でもエイプリルフールを楽しんでみてはいかがでしょうか。

【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員およびWebマガジン『Woman type』サイト読者へのWebアンケート
●調査期間:2015年3月12日~16日
●有効回答者数:304名

取材・文/大室倫子(編集部)