体調不良でも無理して出社する女性が95%! 会社を休むボーダーラインはどこにある?
普段から気を付けていても、やはり季節の変わり目は体調を崩しやすいもの。朝起きて体の不調を感じるとき、会社に行くべきかどうか、悩んでしまうことはありませんか?
ただ、「休んだ方がいい」とは分かっていても、急に会社を休むのは気が引ける……。ということで、ちょっと無理をして出社したことがある人も多いのではないでしょうか。
Q.1 体調が悪い時に、無理をして出社したことはありますか?
そこで、働く女性419人に「体調が悪いときに、無理をして出社をしたことはありますか?」という質問をしてみました。すると、約96%の人が「ある」と回答。
Q.2 Q.1で「ある」と回答した方に伺います。その時に休まなかった理由は?
なぜ休まなかったのか理由を聞いてみると、「仕事で迷惑を掛けてしまうから」がダントツで票を集めました。
しかし、体調がすぐれない状態で会社に行って、ちゃんと仕事ができるのかどうかは別問題。無理して出社したときのエピソードを聞いてみました。
「体調の悪さがテンションの低さに出てしまい、職場の雰囲気が悪くなると言われた」(22歳/営業)
「心配されて、とても気を遣われてお荷物になってしまった」(33歳/営業事務)
「体調が悪化しイライラして他の人に八つ当たり。回復したときに自己嫌悪に陥りました」(24歳/接客サービス関連職)
「咳が止まらず、周りに若干うざそうな目をされた」(29歳/経理・財務)
「社会人たるもの行かなきゃいけないと思いましたが、全然頭が働かずミスを連発してしまった」(22歳/歯科助手)
「電話に出たら、声はうまく出ないし噛むし、自分でも何を言っているのかよく分からない状態……。無理は禁物だと実感しました」(32歳/一般事務)
「あまりにしんどすぎて、メールの文章がメチャクチャになっていた。会社の品位を問われかねない……」(38歳/キャリアアドバイザー)
「お腹の調子が悪いと思いながら出社したら、みるみるうちに顔色も悪くなり、早退して病院へ行ったらノロウィルスだった。勤務先が歯科なので、職場のスタッフはもちろんのこと、患者さんにうつしてしまうので怖かった」(28歳/歯科助手)
「目が痛くて赤いな? と思ったら結膜炎でした。感染してしまうし、接客業だったので表には出ることが出来ず、逆に休んだ方が迷惑にならなかったかなと」(27歳/接客サービス関連職)
「頭痛がひどく、熱も出ていたのですが、解熱剤で熱を抑えて会社へ出勤。翌日熱が上がり、病院へ行くとインフルエンザでした。案の定、私の同僚にもうつり、申し訳ない事をしました」(37歳/営業事務)
どうにか出社することはできても、多くの人は会社に着いてから散々な目に会ってしまったよう。やはり、無理をするのはよくないですね。
では、働く女性たちは「今日は休もう」と思うのは、どんな場合でしょうか。
「体調不良で休む」ボーダーラインを探るべく、「何度以上熱が出たら、会社を休みますか?」という質問をしてみました。
Q.3 何度以上熱が出たら、会社を休んでOKだと思いますか?
結果は、「38.0度以上」という回答が7割弱と大多数! 大半の女性が「38.0度あったら、仕事はできない」という判断を下すようです。
最近では、コロナ禍の影響もあり微熱があれば自宅で療養、在宅ワークを基本とする会社も増えています。「急に休んだら周囲に迷惑をかけるかも……」と感じるかもしれませんが、体調不良を直すことにまずは専念・集中することが職場のためになることも。
職場ごとの指針に従って、適切な判断ができるといいですね。体調管理も気を付けていきましょう!
※この記事は2014年11月17日に公開し、2024年6月1日に更新しています
【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員およびWebマガジン『Woman type』サイト読者へのWebアンケート
●調査期間:2014年10月9日~14日
●有効回答者数:419名
取材・文/大室倫子(編集部)
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