働く女のお悩み抱え率は90%超!半年以上も悩んで出す答えは「転職活動を始める」が1位

働く女のお悩み抱え率は90%超!半年以上も悩んで出す答えは「転職活動を始める」が1位【アンケート企画:働く女の本音白書 Vol.9】

人生に悩みはつきもの。とくに一日のうち多くの時間を費やす仕事に関する悩みは、大なり小なり誰しもが抱えていると思います。
でも、できれば悩み事の少ないストレスフリーな状態で楽しんで仕事をしたいですよね。
そこで、今回は「仕事のお悩み」について、働く女性169人に聞いてみました。
上のグラフをご覧下さい。なんと、現在仕事に関して悩みを抱えている人は約90%もいました。つまり、世の働く女性たちのほとんどが何かしら悩みを抱えているということに!
「少しはある」と答えた人より「たくさんある」と答えた人のほうが多かったのも意外な結果でした。

働く女のお悩み抱え率は90%超!半年以上も悩んで出す答えは「転職活動を始める」が1位【アンケート企画:働く女の本音白書 Vol.9】

では、どんな悩みを抱えているのでしょう。

Q.2のグラフは、Q.1で「たくさんある」「少しはある」と答えた方に悩みの内容をお聞きした結果。
断トツで多いのが「転職」で約3割、次いで「将来のキャリア」が約2割でした。どちらも人生に関わる大事なテーマですから、多くの人が悩むのも納得です。

悩みの重さによっては、精神的につらくなってしまうことも。

「その悩みは深刻なものですか?」という質問に対し、「かなり深刻で精神的にもきつい」と答えた人は、43.7%にものぼりました。

さらにその方たちに、悩んでいる期間を聞いてみると、数年以上も前から悩んでいる人がもっとも多く、4割強という結果に! 次に多いのが「1年ほど前から」が25.8%、「半年くらい前から」が15.2%と続いており、精神的にきついくらいの悩みを半年以上も抱えている人が全体の8割以上を占めることに驚きました。

しかし、その苦しい期間を何も手を打たずに過ごしているわけではないみたい。下のグラフは、悩み解決のために何をしているか聞いたものです。

こちらもやはり「転職活動をスタートさせた」という方が多く、会社を移ることで解決される種類の悩みが多いことが伺えます。

「その悩みに直接関わる相手に解決策を相談・提案している」を選択した人は、「自分自身の行動・考え方を変える努力をしている」を選択した人の3分の1にとどまりました。悩みを解決するには、他者を変えようとするより自分の考え方を切り替える方法を選んで実践しているのですね。

「とくに何もしていない」という人はかなりの少数派であったことからも、働く女性たちは悩みに対してきちんと向き合って解決しようとしている姿勢が伺えます。うん、立派!

では、そうした努力の結果、悩みは解決しているのでしょうか?

上のグラフによると、「ほとんど自力で解決してきた」と答えた人は14.6%とちょっと少なめ。意外にも「運よく解決することが多かった」が33.1%ということで、悩みを抱える女性たちの約3分の1がなんとなく悩みを解決できていることが判明しました。

予想以上に多かったのが「いつの間にか忘れて終わる」という解決方法(笑)。そのくらいおおらかに過ごせたらどこででもストレスなく働けますね!

自力で解決してきた方たちのフリーコメントでは、「自分が信頼出来る経験豊富な方と話して、解決方法を見出した」(28歳/未就業)、「まったく関係のない職種の友達や母親に聞いてもらって客観的意見をもらう」(30歳/医療・福祉)という方法で視点を切り替えているという意見が集まりました。中には、「まずは、全て我慢して自分が納得できるところまでやる。そうすれば、おのずと答えが見つかる。またはその悩みより大きな悩みや問題ができてどうでもよくなっていく」(32歳/不動産・建築・土木)という達観した回答も。

悩みの解決法を探す過程で気付くことや身に付くスキルもあるはず。乗り越えるたびに人間として成長していると思えば、“お悩み”も長く仕事を続けるために必要な壁なのかもしれませんね。

【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員およびWebマガジン『Woman type』サイト読者へのWebアンケート
●調査期間:2012年6月16日~21日
●有効回答者数:169名

取材・文/根本愛美(編集部)