【調査】2000年代生まれの働く女性の憧れは“ゆるバリ”?100人が回答する「素敵な先輩」の条件
「ゆるキャリ」も「バリキャリ」もしっくりこないーー。そんな女性に提案したいのが、人生を楽しむゆとりと仕事を思い切り頑張ることで得られる充実感の両方を大切にする「ゆるバリLady」な生き方。2025年は、「ゆるバリLady」を目指してみない? 新人扱いされる時期を過ぎ、会社では後輩指導を任される機会も増えてくるWoman type世代。 せっかくなら、後輩から憧れられるような「素敵な先輩」を目指したいと思う人も多いのでは? では、20代前半の後輩女子たちにとって「素敵な先輩」とは一体どんな人なのでしょうか。 2000年代生まれの働く女性(22~24歳)100人に、憧れる女性の先輩像について聞いてみました。 はじめに聞いたのは、自分の職場に「憧れの女性の先輩」がいるかどうか。約8割が「いる」と答えています。 では、具体的にどのような女性が憧れの対象となっているのでしょうか? 「憧れる先輩が職場にいる」と回答した人に、素敵な先輩の特徴を聞いてみました。 TOP3に入ったのは、「周りから信頼されている」「頼りになる、フォローしてくれる」「責任感がある」といった要素でした。 責任感を持って仕事に取り組み、周りのフォローも欠かさない先輩は、結果的に周囲からの信頼も厚いもの。そんな頼りになる姿に、憧れを抱く人が多いようです。 また「職場に憧れる先輩がいない」と答えた人にも、どんな人がいたら憧れると思うか、聞いてみました。 上位につけたのは、「頼りになる、フォローしてくれる」「気さくで話しかけやすい」「周りから信頼されている」といった先輩像。 「憧れの先輩がいない」と答えた人は、仕事ができるだけでなく、心のゆとりを感じさせるような人として魅力的な先輩を求めている人が多いようです。 仕事に責任感を持ってバリバリやるときはやる、だけど心のゆとりも大切にして人にやさしくできる……そんな“ゆるバリ”な先輩が憧れの対象になりそうですね。 また、どちらのグループにも共通していたのは、「見た目がいい、おしゃれ」といった項目が4位につけていたこと。 若手女性が憧れるのは、「仕事に対する姿勢」だけではなく、自分を磨いて見た目にも気を使っている先輩のようです。 一方で、身近に憧れの先輩がいる・いないにかかわらず、「職場で高い成果をあげている」ことはあまり気にしていない人が多いことも注目ポイントの一つ。 仕事の結果そのものよりも、周囲への影響力や仕事への取り組み方が重視されています。 さらに今回実施したアンケート調査では、若手女性が現在「素敵な先輩」に近づくために意識していることについても聞いてみました。 「いま意識していることはない」と答えた人が「ある」をわずかに上回る結果となりましたが、それでも半数近くが今から「憧れの先輩」を意識して行動していることが分かります。 では、具体的にどんなことを意識しているのでしょうか。 「人に文句を言ったり、ミスを責めたりせず、解決策を一緒に考えられるようにしている」 「自分の機嫌は自分でコントロール! 自分の感情がどうであれ、それを相手にぶつけないように今から気を付けている」 「自分の知識や経験は、惜しみなく周囲に共有。何かあったら聞いて!という雰囲気を出している」「憧れ」要素のカギは、仕事はバリバリやる責任感・信頼感と、心のゆとりを感じさせる気さくさ
若手女性が「素敵な先輩」になるために意識していること
「悪口を言わず、常に謙虚な姿勢を忘れないこと」
「困っている人がいたら、どんな場面でも積極的に手を差し伸べるように気を付けている」
「人の話を遮らず、最後まで丁寧に聞く。口を出したくなったら、一旦落ち着いて周りを見るようにしている」
「仕事に関わる人には柔らかい言葉遣いを心掛け、ミスが起きても責めない」
「日頃から同僚や後輩とコミュニケーションをとり、相談しやすい環境をつくる」
「憧れの先輩」に対しては、仕事に対する姿勢や周囲への影響を求めている声が多かった一方で、自身が意識しているのは「円滑なコミュニケーション」に関する回答がほとんどでした。
「仕事を少しでも早く覚えられるように頑張っている」「資格の勉強をしている」など、仕事力向上について答えた人は、たった2人だけという意外な結果に。
若手女性は先輩の仕事に対する責任感や周囲からの信頼、心のゆとりを感じさせるような気さくさや、見た目の良さ・おしゃれさなどに憧れる一方で、自身は素敵な先輩になるために「コミュニケーションや後輩への態度」を重視していました。
今回の調査では、目の前の仕事に真摯に取り組み、周囲からの信頼を得ることが、「憧れの先輩」への第一歩だということが分かりました。
さらに仕事を頑張ることで、精神的にも金銭的にもゆとりができれば、人にやさしくする心もおしゃれや見た目に気を使う余裕も生まれてきそうです。
オンオフ両方を充実させて「ゆるバリLady」を目指しつつ、素敵な先輩にもなっていきたいものですね!
文/大室倫子(編集部)
『「ゆるバリLady」を目指してみない?』の過去記事一覧はこちら
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