知識ゼロでもエンジニアになれる? 年間約3千人のエンジニアを育てるプロが明かす「伸びる女性」が備える四つの特徴

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「手に職をつけたい」「ライフステージが変わっても、自信を持って長く働きたい」。そんな思いを抱きながら仕事を探していると、目に飛び込んでくるのが「エンジニア」という選択肢。

中途採用で「未経験歓迎」をうたう企業も多いけれど、専門性が高い職種だけに「本当に大丈夫なのだろうか……?」と不安がよぎる。

山口さん

直近の1年半で約3500名のエンジニア教育に携わってきましたが、そのほとんどが「知識ゼロ」からのスタートです。ただ、未経験から成長できる人にはある共通点があります。

そう語るのは、モノづくり・ITエンジニアの人材総合サービスを展開するスタッフサービス・エンジニアリングで、技術者のスキルアップイベントの企画や研修運営などを担当する山口日香里さんだ。

同社は現在、全国5,000名以上の常用型派遣(無期雇用派遣)で働く女性エンジニアが所属し、その多くが未経験からのスタートだというから驚きだ。

ではそんな「エンジニア育成のプロ」から見た、未経験からでも伸びる女性の条件や必要な準備とは何なのか。山口さんに、リアルな実態を教えてもらった。

山口日香里さん

株式会社スタッフサービス
エンジニアリング事業本部 本部HRセンター キャリア開発グループ マネージャー
山口日香里さん

2014年に株式会社スタッフサービスに新卒入社。モノづくり・ITエンジニア領域の営業職を6年間担当した後、本部HRセンターへ異動し、エンジニアのスキルアップの支援に携わる。20年に新設されたキャリア開発グループのマネージャーに就任。現在はエンジニア向けのスキルアップイベントの企画や入社前研修の運営などを担当

「未経験から成長できる人」の四つの共通点

編集部

たくさんの未経験エンジニアを育ててきた山口さんが考える「未経験から成長できる人」の特徴とは何でしょうか?

山口さん

求職者マインドという視点では、大きく四つのポイントがあります。一つ目は、「誰かの役に立ちたい」「貢献したい」という気持ちがあること。

そういう思いを持っている人は、働き始めてからも自分ができることを積極的に見つけていけるので、周囲に頼られるようになるのも早いんです。任せてもらえる業務が増えると、業務範囲がどんどん広がって、短期間でスキルが伸びることが多いですね。

編集部

良いサイクルが生まれやすいということですね。二つ目は何でしょうか?

山口さん

二つ目は、「とりあえずやってみる精神」があること。未経験の方は特に、職種や業務内容について事前に正しく理解するのが難しいことが多いです。そのため、先入観だけで仕事を選ばずに「まずはやってみる」ことがとても重要です。

編集部

先入観、というと?

山口さん

例えば、ITエンジニアの仕事の中には「ヘルプデスク」という職種があります。それを聞くと、クレーム対応のようなイメージを持って敬遠してしまう方もいるのですが、この職種は社内外の技術的な問い合わせに答える専門性の高い業務です。

IT系の知識を幅広く身に付けられるポジションなので、コミュニケーション能力が高い未経験の方の入り口としても、とてもおすすめなんですよ。

編集部

「クレーム対応は難しい」とイメージだけで断るのはもったいないということですね。

山口さん

はい。当社の場合、就業先の変更希望を自ら申し出る制度もあるので、チャレンジした結果やっぱり難しいということであれば、その制度を活用して新しい就業先でのチャレンジをしていただくことも可能です。

知らない仕事だからと最初から選択肢を狭めるのではなく、まずは「やってみよう」と一歩を踏み出して、自分の可能性を広げてほしいなと思います。

山口日香里さん
山口さん

さらに三つ目は「学ぶ意欲が高いこと」です。学習の機会を逃さない、チャンスを活かそうというマインドがある方は、実業務にも強い印象ですね。

例えば当社では、任意参加の入社前研修を実施しているのですが、私はいつも参加者に「ここにいる時点で一歩踏み出す行動ができているので、皆さんなら大丈夫ですよ!」とお伝えしています。

とはいえ、自分のやりたいことが見えない中で学習を進めるのはハードルが高いことも事実です。まずは一人一人が「エンジニアとしてやりたいこと」に出会ってほしいと思います。

編集部

どうすればやりたいことに出会えますか?

山口さん

未経験で「これをやりたい」という気持ちを持てる人は少ないと思います。むしろ、最初はできないことばかりで楽しさを感じにくいものですから。

でも、任された仕事を地道にこなすうちに、少しずつできることが増えて「ありがとう」と感謝されるようになります。そこから「もっとできるようになりたい」「新しいことを学びたい」という意欲が生まれてくるのではないでしょうか。

編集部

だとすると、未経験者が「学びたい」という意欲を高めるのは、なかなか難しい……?

山口さん

確かに最初から高いモチベーションを持つのは難しいかもしれません。でも、最初はどんな理由でもいいと思います。

実は、先ほどお伝えした入社前研修に参加される方のほとんどは、「これまでビジネススキルを学ぶ機会がなく分からない」「就業先できちんとした立ち居振る舞いができるのだろうか」といった不安な気持ちを解消するために参加しているんです。

研修や就業を通じて、できなかったことが少しずつできるようになります。それを積み重ねることで、新しい知識やスキルを学ぶことが楽しくなるのだと思います。きっかけは何であれ、機会を逃さず一歩を踏み出す行動力があれば、その後のモチベーションにつながっていくと思っています。

編集部

先ほどの「とりあえずやってみる精神」にもつながりますね。最後の四つ目は何ですか?

山口さん

四つ目は「素直さ」です。未経験からスタートする場合、初めのうちは教えてもらうことがたくさんあります。それを素直に受け入れて、実践できる姿勢が大切です。

分からないことを素直に認められる人ほど、周りとの距離が縮まりやすく、結果的に多くのことを学べると思います。

<未経験からエンジニアとして伸びる人の条件>

1.誰かの役に立ちたい気持ちがある
2.とりあえずやってみる精神
3.学ぶ意欲が高い
4.素直さを持っている

未経験エンジニアにとっての“いい会社”の選び方

編集部

未経験で活躍するには、本人の資質はもちろん、会社選びも重要かと思います。

山口さん

そうですね。特に未経験の方は、以下を確認しながら会社を選べるといいと思います。

<未経験エンジニアにとっての“いい会社”の選び方>

●会社が「一人で悩ませない」体制を整えているか
●日常的にサポートしてくれる仕組みはあるか
●就業先(常駐先)の企業は未経験者に理解があるか
●スキルアップのための研修や補助が充実しているか
●女性のライフイベントの変化に対応してくれるか
山口日香里さん
編集部

一人で悩ませない体制、とはどういうことでしょう?

山口さん

例えば当社の社員は、常用型派遣(無期雇用派遣)という形でお客さまの企業で勤務しますが、未経験の人ほど不安や孤独を感じやすいですよね。

そこで私たちは、社員一人につき、営業担当者、キャリアカウンセラー、エンジニアサポーターという三人の担当がつき、タッグを組んでサポートしています。

そうすることで何かあっても一人で悩まずに済み、未経験者でも安心して働ける環境を整えています。

編集部

それが日常的なサポートにもつながっているのですね。では「就業先(常駐先)の企業の理解」とは?

山口さん

就業先、つまり実際に就業するお客様先の中には、「未経験の方を一緒に育てていこう」という意識を持ってくださる企業も少なくありません。そういった環境であれば、未経験者も挑戦する勇気を持ちやすくのびのび働けるでしょう。

スキルアップのための研修や補助に関しても同様で、会社をあげて「育てよう」という意識がある環境の方が、当然成長につながりやすいです。

編集部

会社や就業先が、未経験でも応援してくれるかどうかということですね。

山口さん

はい。そして最後の「女性のライフイベントの変化への対応」については、女性エンジニアが安心して長く学び続ける上で欠かせません

例えば当社だと、産休・育休の取得率は100%。また全国に支社があって約8万件ものプロジェクトを取り扱っているので、配偶者の転勤などがあっても、転職せずに新しい地域でまた自分に合った仕事を見つけられるなど、プライベートの変化にも柔軟に対応できるような環境が整っています。

また、エンジニアと聞くとハードなイメージがあるかもしれませんが、当社の常用型派遣という働き方では、担当業務の責任範囲が明確なので、残業時間もご相談いただくことが可能です。これも女性のライフイベントの変化への対応しやすさの一つだと思います。

山口日香里さん
編集部

スタッフサービス・エンジニアリングでもこれらの条件を整えられているんですね。実際に未経験から入社した方は、どんなふうに活躍していますか?

山口さん

私が教育を担当した29歳の女性社員の例をお話ししますね。

彼女の前職は飲食店のアルバイトで、飲食業の不規則な働き方では長く続けるのが難しいと感じ、将来のキャリアに役立つ「自分の武器」を身に付けたいと未経験で当社に入社してくれました。

今では、大手医療機器メーカーの社内システムのプロジェクトを担当しています。

社内インストラクターとして新しいシステムを社員に教えたり、開発者と一緒に使いやすいシステムを検討したりするのが仕事。お客さまから「彼女がいないと困る」と言われるほどの活躍ぶりなんですよ。

編集部

ご本人にとっては、大きなキャリアチェンジですよね。

山口さん

知識ゼロのスタートでしたが、働きながらどんどんスキルを習得して、今では同じ就業先で働く当社社員のチームである「ユニット」のリーダーも務め、チームメンバーをまとめてくれています。

ただ、彼女が特別なケースなわけではなく、このように未経験からスタートして大きく成長した人が当社にはたくさんいます。

「活躍中のエンジニアも、みんな最初は未経験」

山口日香里さん
編集部

エンジニアに興味はあるけれど「本当に自分にできるのか」と二の足を踏んでいる女性は少なくないと思います。そういう人は、何から始めるのが良いでしょうか。

山口さん

もし、特にやりたいことが定まっていなければ、汎用的なパソコンのスキルを身に付けてみてはいかがでしょう。

例えば『Excel』のスキルは、多くのエンジニア業務で必要になります。基本的なグラフ作成や関数を使うことから始めてみて、面白くなってきたらマクロやVBAを使った少し難しいことに挑戦する。そうやって、できることを一つずつ広げるうちに今後やっていきたい業務や歩んでいきたいキャリアの方向性が見えてくると思います。

編集部

必ずしも最初からプログラミングができないといけないわけではないんですね。

山口さん

はい。実際に当社の女性エンジニアは、開発部署でのシステム設計サポート業務や資料作成、データ集計などからチャレンジされる方が多いです。先ほどお話ししたヘルプデスク業務からキャリアを広げていく方もいます。

最近は生成AIの活用やローコード・ノーコードと呼ばれるプログラミングの知識がなくてもできる開発環境もあり、未経験からプログラミングにチャレンジするハードルは下がっています。どうしてもパソコンに向き合うのが苦手だと思えば、実験や検証のような手を動かすエンジニア業務という選択肢もありますよ。

編集部

エンジニアと一言で言っても、できることは本当にいろいろあるんですね。

山口さん

そうですね。改めてお伝えしたいのは、当社はほとんど全員が未経験からのスタートだということ。

どんなにスキルの高いエンジニアだって、最初はみんな未経験。一人では不安な方も、私たちが徹底的にサポートします。少しでも興味を持った方にはぜひ勇気を持ってチャレンジの一歩を踏み出してほしいなと思います。

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