広瀬姉妹に学ぶ、仕事のプレッシャーから逃げたくなった時の対処法【広瀬すず&広瀬アリス】

一生懸命働いている人ほど、「プレッシャーから逃げたいな、しんどいな……」と思うことはあるのではないでしょうか。
そこで参考にしたいのが、日々プレッシャーと闘いながら俳優として最前線で活躍し続ける広瀬アリス・すず姉妹の考え方。
二人の過去のインタビューから、「プレッシャーから逃げたくなった時の対処法」をご紹介します!
広瀬すず「できることを精一杯やるだけ」

10代の頃からさまざまな映画に出演し、同世代の俳優の中でもひときわ存在感を示す広瀬すずさん。
来週最終回を迎える『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS)でもその表現力を絶賛されています。話題作からのオファーが絶えない彼女ですが、その重圧から精神的に追い込まれることもあるそう。
カメラの前に立つ度に感じるのは、感謝の気持ちと大きなプレッシャーです。
スタッフの皆さんが今まで長い時間をかけて準備をしたものが、最後は私で決まってしまうんだなって……。私の演技次第でキャラクターの印象も台詞の意味も全部変わってしまう。
責任が大き過ぎて、精神的にきつくなることもあります(笑)

そんな時こそ、意識的に自信を持つようにしていると話すすずさん。そのプレッシャーとの闘い方はとてもシンプルなものでした。
でも、自分が選んだ“私の仕事”なんだからやるしかないし、何もかも放り出して逃げ出す権利なんてないっていつも思い直します。
私に期待してくれる人がいて、重要な仕事を任せてもらっているんだから、自信を持たないと選んでくださった方にも失礼だと思う。
たくさんの人の想いを背負ってカメラの前に立たせてもらっているからには、自分にできることを精一杯やるしかない! それが、私が仕事をする上でのポリシーです。
広瀬アリス「無理して高い目標に挑まない」

幅広い役を演じ分ける変貌自在ぶりで、多彩な作品から引っ張りだこの広瀬アリスさん。
そんなアリスさんがいい仕事をするために大切にしているのは、「今自分が出せる全力を出すこと」だと話します。
いい仕事をするためには、後ろを振り向かないこと。開き直りも大切ですよね。
俳優の仕事に限った話ではないですが、仕事ってどうしても人からの評価が付きまとうものだと思うんです。
それで人から低い評価を受けて「恥ずかしい」っていう気持ちにとらわれるよりは、開き直って、自分が今出せる全力を出す方がいい。
そして、全力を出したら後ろはもう振り返らない。
人からの評価よりも、「自分の気付き」を大切にして、同じ失敗を繰り返さないことが大事かなって思うんです。
そう考えるようになってからはだいぶ気持ちが楽になりましたし、一つ一つの仕事に真っすぐ向き合えるようになりました。

そう話すアリスさんですが、かつては人からの評価に落ち込み、「あの時、もっとこうすればよかったのに」と後悔することも多かったそう。
彼女はどのようにして、「他者からどう見られるか」の重圧を乗り越えていったのでしょうか。
いろいろな仕事をさせていただくうちに、自然と新しいものを吸収できていることに気付きました。だから、変に焦る必要はないんですよね。
うまくいっても、失敗しても、何かを学んでちゃんと次の現場で生かす。
それを続けていれば、その先の新しい自分になれる。今はそう感じられるようになりました。
高い目標を掲げて無理してそこに向かっていくよりも、今目の前にある仕事を一つ一つ楽しんで、自分らしく成長できたらいい。
そういう考え方の方が自分に合っていると気付きました。
他の人からの評価を気にしすぎたり、キャリアに焦ったりすることを辞めたら、だいぶ毎日を楽しみながら仕事ができるようになりましたね。