【n.SSign】KAZUTA独占インタビュー「一歩引いた場所からみんなを見守る」多国籍チーム率いる日本人リーダーの心掛け

【n.SSign】KAZUTA独占インタビュー「一歩引いた場所からみんなを見守る」多国籍チーム率いる日本人リーダーの心掛け

特集:推しのお仕事!

いま日本各地で熱烈に「推されている」注目の人に、仕事に対する知られざる努力とこだわりをテーマにインタビュー。彼・彼女たちがファンから「激推し」される理由を探ります!

2022年に放送された日韓合同オーディション番組『青春スター』から誕生したボーイズグループ『n.SSign(エンサイン)』。

K-POP史上初の日本人リーダーを務めるのが、沖縄県出身の“セクシーパワーダンサー”KAZUTA(カズタ)さんだ。

KAZUTA(カズタ)

画像/©nCH Entertainment

現在n.SSignを構成するのは、ドハさん、ソンユンさん、ハンジュンさん、ヒウォンさん、ロレンスさん、ロビンさん、そしてカズタさんの7人。韓国、日本、台湾、オーストラリア国籍のメンバーで構成される多国籍グループだ。

n.SSign

グループ名のn.SSignは、「net of Star Sign(星のサインのネットワーク)」を意味し、星々が集まって星座を形作るように、メンバーとファン(通称:COSMO)がつながることでより大きな力を発揮できるというメッセージが込められている
画像/©nCH Entertainment

国際色豊かなメンバーは、いずれも実力派ぞろい。高い歌唱力とパフォーマンス力。迫力あるダンスで魅せるエネルギッシュなポップミュージックが彼らの魅力の一つだ。

2023年の日本デビュー以降は韓国のみならず日本での活動も増加。2024年11月・東京公演から始まったジャパンツアーを駆け抜けてきた。

2025年6月29日には『n.SSign JAPAN TOUR [EVERBLUE]』の追加公演や、デビュー後初となるロサンゼルスでのライブの開催も控え、グローバルでの評価も着実に高めている。

韓国と日本を行き来する生活の中で多忙を極めるカズタさんは、「自分でも、よくやってこられたなと思います」と日本デビュー以降の生活を振り返る。

国際色豊かなメンバーをまとめるリーダー、そしてCOSMOを魅了する“セクシーパワーダンサー”として活躍するカズタさんが仕事をする上で普段から大切にしている心掛けについて聞いた。

COSMOがいたから、ここまで来られた

n.SSign

©nCH Entertainment

編集部

2023年の日本デビューから約1年半が経ちますが、今のお気持ちは?

KAZUTA

日本デビュー後は『NEW STAR』や『EVERBLUE』といった日本オリジナル楽曲のリリースもありましたし、Zeppツアーやジャパンツアー、ファンミーティングなど、本当にさまざまなことに挑戦させてもらいました。

そんな中で、COSMOの皆さんと一緒にたくさんの時間を過ごすことができて、うれしく思っています。

グループとしても、個人としても、さまざまな変化があったのでこの1年半は長かったような、あっという間だったような……不思議な感覚です。

ただそれくらい、困難なこともうれしいことも盛りだくさんの濃密な時間を過ごせたのだと思います。

編集部

日本と韓国を行き来する日々が続き、大変ですよね。

KAZUTA

個人的にも、よくやってこられたなとは思いますね。たまには自分で自分を褒めてあげたいです(笑)

ただ、こうやって忙しい日々を頑張って乗り越えられるのも、やっぱりCOSMOの皆さんがいてくれて、僕らについてきてくれるおかげ。

いつだって一番先に、COSMOに「ありがとう」と伝えたいです。

編集部

6月29日には、『n.SSign JAPAN TOUR[EVERBLUE]Final in TOKYO GARDEN THEATER』の開催が控えていますね。

ジャパンツアーを締めくくるこのライブ、どんな場にしたいですか?

KAZUTA

これまでよりもさらにn.SSignが前進してる姿を見せたいですね。

経験を重ねてきた中でステージ上での余裕も増していますし、パフォーマンスの見せ方のバリエーションも増えてきています。ぜひ、楽しみにしていてください!

リーダーだからこそ「一歩引いて、見守る」

編集部

n.SSignの皆さんは、歌・ダンス・チームワークなど、どんなステージでも常に高いパフォーマンスを見せてくれますよね。

KAZUTA

そう言っていただけるとうれしいです、ありがとうございます。

やっぱりCOSMOにはいつだって最高のパフォーマンスを届けたいので、日頃から練習は欠かさないようにしていますね。

個人での練習も大切ですが、チームでの練習時間をしっかり確保することも僕らが大事にしていること。

KAZUTA

ステージ上ではいつ・何が起きるか分からないので、不測の事態が起きてもカバーできるように、しっかり練習をしておきたいんです。

今までも、ライブ中にトラブルが起きたり、予定通りにいかなかったりしたことはあるんですけど、そういうときに練習が足りていないと焦ってしまい余計に良いパフォーマンスができなくなってしまいます。

「これだけ練習したんだから大丈夫」という気持ちで自信を持ってCOSMOの前に立ちたいですし、何が起きても大丈夫なようにしっかり準備しておきたい。

準備に手を抜かないということが、僕自身の仕事のこだわりでもありますね。

編集部

全員で良いパフォーマンスをするには、メンバー同士で気持ちを一つにすることも大事ですよね。

KAZUTA

もちろん、そうですね。

ただ、僕がチームメンバーをまとめる上で大切にしているのは、「お互いの立場」を尊重することなんです。

編集部

お互いの立場ですか?

KAZUTA

はい。n.SSignのメンバーは多国籍なので、生まれ育った国も違うし、お互いが大事にしていることも違う。

だから、一つにまとまること自体も大事なんですけど、自分の考えややり方を押し付けるようなことはしたくないし、それぞれの考えを大切にしていきたい。

同じゴールを目指して進まないといけないときは無理矢理一つにまとめようとするのではなく、メンバーの話をしっかり聞いて理解した上で話し合いを重ねて目線を合わせるようにしています。

編集部

カズタさん自身は、チームの中であまり自己主張はしないタイプですか?

KAZUTA

みんなで話し合ったことを「まとめる役」でいることを意識しています。

もともと僕自身はぐいぐいみんなを引っ張るタイプのリーダーでもないんですけど、最近は特に一歩引いたところからみんなを見守る方が大事かなと思うんですよね。

……歳なんですかね(笑)?

編集部

まだ20代ですから、カズタさんも十分若いです(笑)

リーダーになりたての頃は「みんなを引っ張っていかなきゃ」と肩に力が入ってしまう人も多いと思うのですが、「一歩引いて見守る」ができるようになるまでに悩んだ時期はありませんでしたか?

KAZUTA

そうですね。ただ、n.SSignの良さはやっぱり、さまざまなバックグラウンド、価値観を持ったメンバーが集うグループであること。

一緒に過ごす時を重ねていく中で、「それぞれの個性を潰さないことがグループの良さにもつながる」という考えがより固まっていったので、リーダーとしてみんなの考え・意見を尊重していくことが大事なんだと思うようになりました。

ソロプロジェクト始動「n.SSignを知ってもらうきっかけつくりたい」

KAZUTA(カズタ)

©nCH Entertainment

編集部

今後はn.SSignをどんなグループに育てていきたいですか?

KAZUTA

最近は日本のテレビ番組などにも出演させていただけるようになりましたが、今後も歌・ダンスなどのパフォーマンスはもちろんのこと、オールマイティーに何でもこなせるグループになれたらいいなと思っています。

そうやって、いろいろなことにチャレンジしていくことで、僕らの名前を知ってくれる人をまだまだ増やしていきたいですし、リーダーとしてはそういう道を切り開いていく存在でありたい。

COSMOに驚きや楽しみを常に届けていけるような……そんなチームでいたいと思っています。

編集部

この1年を振り返ると、カズタさんやソンユンさんは、日本のスポーツエンターテインメント番組に出演されていましたよね。

KAZUTA

はい、すごく貴重な経験でしたし楽しませていただきました。

声を掛けていただいたものは何でもできる限り挑戦して、僕だけじゃなくn.SSignの個性豊かなメンバーの魅力を日本の皆さんに知ってほしいです。

だから今は、「どんなお仕事でもください! 待ってます!」っていう気持ちですね。

僕自身もどんどん動いて、僕らの意外な一面を見せられるようなお仕事をどんどん獲得していけたらと思っています。

これも、リーダーとしての務めの一つですね(笑)

編集部

最近は、ソロプロジェクト『SULA(スラ)』を始動されるなど、個人での活動も増やしていますよね。

KAZUTA(カズタ)
KAZUTA

そうですね。アパレル商品の企画や、ソロデジタルシングル『Katabui』をリリースするなど、グループ活動とはまた違った挑戦をここでいろいろとさせてもらっています。

編集部

『SULA』に込めた意味とは?

KAZUTA

'スラ'(SULA)は沖縄の言葉で「空」という意味なんです。

空を見上げればみんなとつながっている。つらいときも、幸せなときも、僕らはみんなつながっているし、一人じゃない……。

『SULA』というブランドが、僕と皆さんをつなぎ、気持ちを近づけるためのアイテムになればという願いを込めて名付けました。

編集部

今後も、ソロ活動を増やしていく予定ですか?

KAZUTA

ソロでできることがあれば、どんどん挑戦したいと思っています。

ただ、今回の『SULA』のようなソロプロジェクトも、僕の中ではn.SSignを広く皆さんに知っていただくためのきっかけづくりという位置づけなんです。

ソロ活動を通して僕を知ってもらい、結果としてn.SSignにも興味を持ってくださる人を増やしていきたい。

自画自賛ですがn.SSignのメンバーはみんな、本当にかっこいいしすごいので、知ってもらえたら絶対に推しを見つけてもらえると思います。

僕自身はいつも「俺は一番じゃなくていいから、いったんうちのメンバーを見てみ!?」って思っているんですよね(笑)

編集部

個人・グループともに、今後もますます皆さんの活躍が楽しみです。

KAZUTA

はい、ジャンルを問わずいただけるお仕事があれば全力で取り組んでいきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします!

KAZUTA(カズタ)

©nCH Entertainment

編集部

ちなみに、カズタさんは普段、COSMOの皆さんをはじめ多くのファンから“推される”立場だと思うのですが、ご自身が推している人はいますか?

KAZUTA

K-POPグループ『NCT』の悠太先輩(YUTA/中本悠太さん)ですね。

この投稿をInstagramで見る

中本悠太 YUTA(@yuu_taa_1026)がシェアした投稿

KAZUTA

全てにおいて尊敬していますが、最近はソロ活動での個性の出し方に圧倒されています。今も昔も、悠太先輩からたくさんの影響を受けているんだなと感じますね。

ちなみに、悠太先輩のファーストシングル『TWISTED PARADISE』はめちゃくちゃかっこいいので、ぜひ皆さんにも聴いてみてほしいです!

編集部

推しはやっぱり、元気をくれますね。

KAZUTA

そうなんです、悠太先輩のソロ活動を見ていると「僕ももっと頑張ろう」と思えるし、やる気が出てきます。

僕自身もCOSMOにとってのそういう存在でいたいなとも思わせてくれますね。

直近は、『n.SSign JAPAN TOUR[EVERBLUE]Final in TOKYO GARDEN THEATER』が控えているので、そこで一人でも多くのCOSMOに会えることを楽しみにしています。

僕らのライブに来てくれた皆さん全員に「今日は来てよかった」「明日からも頑張ろう」って思ってもらえるような時間を提供できたらうれしいです。

ぜひ、一緒に楽しい時間を過ごしましょう!!

Infomation

n.SSign

出典
【1部】n.SSign JAPAN FAN-CON [EVERBLUE] Final in TOKYO GARDEN THEATER 2025年6月29日(日) OPEN 12:30/START 13:30 東京ガーデンシアター

【2部】n.SSign JAPAN TOUR [EVERBLUE] Final in TOKYO GARDEN THEATER 2025年6月29日(日)  OPEN 17:30/START 18:30 東京ガーデンシアター

>>詳細はこちら

取材・文/栗原千明(編集部)