ファーストサマーウイカ、才木玲佳、十束おとは、岡田紗佳…人気タレントたちに学ぶ「キャリア迷子」からの抜け出し方

自分はどんな仕事がしたいんだろう。
今の仕事をずっと続けるのかな?
仕事を辞めたいけれど、次何をしたらいいのか分からない──。
長く働いていると、そんな「キャリア迷子」に陥ることもあるでしょう。
そこで、過去Woman typeに掲載したファーストサマーウイカさん、才木玲佳さん、十束おとはさん、岡田紗佳さんの記事をピックアップしてご紹介。
迷いながらも自分の納得できる生き方を見つけた4人の女性タレントたちの考え方を、キャリア迷子を抜け出すヒントにしてみてください。
【ファーストサマーウイカ】「キャリアにこれといった軸を持ったことがない」

女優・歌手・バラエティータレント。それぞれ違う筋肉が求められるフィールドを縦横無尽、神出鬼没に駆けめぐるファーストサマーウイカさん。
ボーダーレスに自分のキャリアを広げる彼女ですが、キャリア選択に軸を持ったことはないと話します。
私、これといった軸を持ったことがないんですよね。
強いて言えば、芸能以外の道で生きる予定はないっていう気持ちがあるくらい。かなりゆるい軸ですね。
それこそ、最初の夢は声優になることでした。そこから劇団行っちゃえ〜、アイドルやっちゃえ〜、テレビ出れちゃった〜、で今に至っています。
だから、肩書は何? って聞かれたら、「どれでもいいです!」っていう感じです(笑)
てっきりバラエティーで名前を売ることは、やりたいことに近づくためのステップなのだと思いきや、そうではないというウイカさん。
そんな彼女が、自らの可能性を広げ続けられるのはなぜなのでしょうか。
【才木玲佳】「筋肉卒業に関してはすごく迷った」

かつて「筋肉アイドル」として話題を呼び、プロレス選手としても活躍した才木玲佳さん。
しかし2022年3月、突如「筋肉卒業」を発表。トレードマークの立派な上腕二頭筋を捨てて、プロレス選手も引退しました。
筋肉卒業に関してはすごく迷いました。やっぱり自分の武器である筋肉を捨てることで、お仕事も減るだろうと思ったからです。
実は当時のマネジャーさんからは、「筋肉卒業を宣言せずに、『筋肉はあるけど出さない』という封印のかたちを取ろうか」という話も出ました。
でも、それだと私がしんどいなと思ったんですよね。何となく逃げ道を残している感じがしてズルいなと思いましたし、中途半端に筋肉キャラでい続けることはできなかったんです。
「筋肉卒業」を果たし、自分らしい生き方へと一歩を踏み出すまでのストーリーを聞きました。
【十束おとは】「アイドルとして積み上げてきたキャリアをいったんリセットする不安はあった」

2022年11月、アイドルグループ『フィロソフィーのダンス』を卒業した、十束おとはさん。
ファーストシングルはオリコン2位、4thシングルがアニメ映画の主題歌になるなど、さらに上を目指せる時期だったにも関わらず、「戦力でいられるうちに卒業したい」と、グループを潔く卒業。
卒業から1年半、会社員とタレントの二足のわらじで活動してきた彼女ですが、アイドルとして積み上げてきたキャリアをいったんリセットすることへの不安はあったけれど、後悔はないと話します。
振り返ってみると楽しかったです。表の活動でも裏方の活動でも、新しい挑戦ができた1年半でした。
今後のキャリアにとってむだなことは一つもないと感じているので、「今の私で良かった」と心から言えます。
思い出は美化されがちですが(笑)、アイドルとして経験したことは、美しくすてきな思い出として私の中に残っていくのだろうなと。
そんな十束さんですが、2024年4月にはキャリアコンサルタントの国家資格を取得。十束さんが迷いや不安を乗り越え、「若者と女性のキャリア支援」に尽力していくという新しい夢を見つけられた理由とは。
【岡田紗佳】「どれも中途半端な自分が苦しかった」

モデル、タレント、そしてプロ雀士。さまざまな顔を持ち、多方面で華々しい活躍を見せる岡田紗佳さんですが、「どっちつかずの中途半端な立ち位置」にとどまる自分自身に悩んだ時期もあったと明かします。
プロ1年目の頃、ありがたいことに、たくさんのテレビ番組に出させていただく機会がありました。
ゴールデンタイムの番組にも呼んでもらえて。プロ雀士でモデルをやっている、という物珍しさで注目していただけたんだと思います。
でも正直、どれも中途半端だったんですよね。麻雀プロとしてはまだ駆け出しで、大きな実績も残せていない。かといって、タレントとして何か特別なことができるわけでもない。
結局、一度番組に呼ばれても、次につながらないことがほとんどでした。
麻雀界からは「芸能人」、芸能界からは「麻雀プロ」。どちらの世界にも属しきれないような、中途半端な感覚にもどかしさを感じる苦しい日々から抜け出したきっかけとは。