妊娠中でもやりたいことは諦めない! NY、働くママの大きな決断 【連載:ミサコ・ロックス 「NY女のここがすごい!」働く女性、最先端】

全米唯一の日本人漫画家、NY在住のミサコ・ロックスがNYの働く女性のシゴト&生活事情を描きます。スピーディーに変わっていくNYの街でタフにサバイブしていくNY女の生き方や考え方は、私たちにしなやかに働き続ける知恵と、勇気を与えてくれます
ミサコ・ロックス
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www.misakorocks.com
Woman type読者の皆さん、こんにちは!
NY在住のマンガ家ミサコロックスです。
今回は、私が尊敬するNYのワーキングマザー、ケリー先生の生き方について前・後編に分けてご紹介します!

大学在学中にインターンをしたことがきっかけで、セレブブッキング(※セレブのキャスティングや、マネジメント)の仕事を始めたケリー先生。はじめは「給料も良いし、大手のテレビ局で働けるし」という理由で就職したそうですが、数年働いても「自分じゃなくてもできる仕事」にやりがいを見い出せず、キャリアチェンジを考えるようになったそうです。
でも、いよいよ「何か変革を起こさなきゃ!」と思った時には、妊娠8カ月を迎えていました。NYでは、何かチャレンジするときに年齢はそこまで重要ではありませんが、当時彼女は30代で妊娠中! そんな時に“大きな決断”を下した彼女の人生は、これからさらに面白いことになっていきます!
ちなみに、NYのワーキングマザーを取り巻く環境は、日本と比べてもとても働きやすいと思います。出産しても自分の体調に合わせながら働き方を選択し、フレキシブルに仕事を続けている女性が多いです。実際、出産を機に仕事を辞める人はほとんどおらず、共働きだったり、シングルマザーで仕事をしています。キャリアアップ志向の強い女性が多いというのもありますが、万が一仕事を辞めたいと思っても、NYは物価が物凄く高いので、セレブじゃない限り専業主婦は難しいのです……!
また、「子どもがいるから」という理由でキャリアアップの道が絶たれるということもほとんどない印象です。NYで働く人たちの多くが「子どものいる人が早く帰るのは当たり前」」と考えていますし、「職場に子どもを連れて来てもOK」としている会社も多いのです。周囲の協力体制があるからこそ、子育て中の人も心地良く働けます。
シングルでも、ママでも、自分のスキルが上がればどんどんキャリアアップができる。
それがとっても清清しい!
本当に、実力社会なんです、NYは。
『NY女のここがすごい! 働くオンナ、最先端』の過去記事一覧はこちら
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