現役ワーママが伝授する!「両立なんて無理」「仕事辞めたい」の乗り越え方
未婚女性から見ると、ワーキングマザーはとにかく大変そうなイメージ。「私には仕事と育児の両立なんて無理」と、思い込んでいる人もいるかもしれません。
そこで今回は、ワーキングマザー79名に、「もう仕事辞めたい!」「両立なんて無理!」と思ったときに、どう乗り越えてきたのかを聞いてみました。
Q.1 仕事と育児の両立が大変で「もう仕事なんて辞めたい!」と思ったことはありますか?
まず、「仕事と育児の両立が大変で、『もう仕事なんて辞めたい!』と思ったことはありますか」と聞いてみたところ、実に6割以上の人が「ある」と回答。イメージ通りの結果が出ています。
Q.2 「もう仕事なんて辞めたい!」と思ったとき、実際に仕事を辞めたことがありますか?
では、実際に両立生活のつらさから仕事を辞めたことがあるという人はどのくらいいるのでしょう? 結果は13.1%と、ほとんどの人が仕事を続けています。
一度仕事を辞めてしまったという人の中には、「子どもが大きくなるにつれて教育費も必要になり、もう少し踏ん張って頑張ればよかったかな、と思うのが正直なところです……」(44歳/パート・アルバイト)というコメントを寄せる人も多く、仕事を辞めたことを後悔するケースもあるようです。
では、仕事を辞めずに続けてきた女性たちは、どのように大変な時期を乗り越えたのでしょう? 「もう両立なんて無理」、「仕事なんて辞めたい!」という気持ちになったときに自分を踏みとどまらせたものや、そのような気持ちを抑えるために自分で工夫したことについて教えてもらいました。
【やっぱりお金が大切!】
「理想とはかけ離れた貯金の残高と、毎月の支出を書きためた家計簿を何度も見るようにしていた」(28歳/会社員)
「『子どもにもより良い生活を送らせたい』と念じると、やっぱり私が稼がなきゃという気持ちになった」(32歳/会社員)
【女のプライド】
「せっかく就職して得た仕事。『ワーキングマザーなんて世の中にたくさんいる!私にだって絶対できないはずない』と自分に言い聞かせるようにした」(42歳/会社員)
「子どもに尊敬してもらいたい。母親が頑張って仕事をしている姿を見れば、子どもも私のことを誇らしく思ってくれるんじゃないかと考えるようにした」(31歳/会社員)
【子育てはつらいよ】
「子育てだけをしている自分をリアルにイメージする。ずっと家で子どもと二人きりだと息がつまりそう。自由に仕事できることが、すごく楽しく思えてくる」(33歳/会社員)
「子育ての時期が終わったときのことを考えるようにしていた。すると、●●ちゃんのお母さんという肩書きがなくなったら、自分は何者でもなくなってしまう。そうならないよう、仕事で自分の居場所を確保しなきゃという意欲が湧いた」(45歳/パート・アルバイト)
経済的な現実をしっかり見つめること、子どもの将来のことを考えること、それだけでも仕事を続けていくためのモチベーションになっていくようです。
さらに、育児には必ず終わりがあるものと心得て、その後の人生について想いを馳せるのも自分を踏みとどまらせるのに効果的という意見が多数。子育て後に社会とより多くのつながりを保っていくためには、仕事を続けることが良い手段の1つになるということでしょう。
仕事と家庭の両立は、多くの人にとって決して楽なものではないことは事実。一方で、「一度仕事から離れて、子育てしながら再就職先を探したときはなかなか職場が決まらず、仕事をしているときよりつらかった」(36歳/会社員)というコメントや、「夫に何かあったら自立して生きていけなくなる」(27歳/会社員)という意見もあるように、仕事を手放してしまって感じる大変さがあることも念頭に置いた上で、自分の生き方を選択したいものです。
ワーキングマザーがもっと働きやすい社会環境が整えられていくことが最も理想的ですが、将来、どうしても両立生活がつらくなってしまったときには、先輩ワーキングマザーが実践した工夫をぜひ参考にしてくださいね。
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●調査期間:2015年8月21日~8月25日
●有効回答者数:79名
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