転職経験者から学ぶ「後悔しない」退職後の休暇期間の過ごし方【有給消化どう過ごす?アンケート最新版】

学生時代とは打って変わり、社会人になると大きな休みはなかなか取りづらいもの。転職が決まってから次の会社で働き始めるまでの合間の期間くらいは、旅行や身辺整理のために、「長い休みが欲しい」「有給を消化したい」と考える人は多いのではないでしょうか?
そこで今回は「退職してから転職先で働き始めるまでの休暇期間」をテーマにアンケートを実施してみました!
Q.転職先で働き始めるまでにどのくらいの休暇期間が欲しいですか?

まずは「もしもあなたが転職活動をして次の職場が決まった場合、転職先で働き始めるまでにどのくらいの休暇期間が欲しいですか?」という質問。結果を「転職経験者」「転職未経験者」に分けて調べてみました。

1番割合が多かったのは、どちらも「1カ月以上」でしたが、注目すべきは2位以下。転職経験者は「1~2週間」、「3~4週間」と続いたのに対し、転職未経験者は「3~4週間」に次いで、「1~6日」と意外と短めの休みを希望していることが判明したのです。
転職経験者の方が長い休暇が欲しいと考えているようですが、この違いはなぜ生じているのでしょうか? ヒントは、転職経験者が実際に休んだ期間に隠されていました。
Q.転職先が決まり、次の職場で働き始めるまでにどのくらい期間がありましたか?

転職経験者に「転職先が決まり、次の職場で働き始めるまでにどのくらい期間がありましたか?」と聞いてみると、「1カ月以上」が最も多いものの、およそ7割が「1カ月以内で次の転職先で働いていた」と回答したのです。
次の休暇期間は1カ月以上長くほしい…そう考えるのには、何か理由があるはず。そこで、退職後の過ごし方で後悔していることを聞いてみました。
「遊びたかったが、お金がなく、必死にバイトした」(28歳/接客・販売)
「旅行に行きたかったですが、お金が足りませんでした」(32歳/一般事務)
「遊びに専念していたのでお金を使い過ぎた。もう少し節約して貯金してもよかった」(37歳/一般事務)
【「時間がなくて出来ない」は言い訳だと思い知る】
「家事、荷物整理、ビデオの観賞、自分磨きのために時間を使う、趣味を集中的にやる、日帰り旅行などしたかったけど、結局出来ず」(34歳/一般事務)
「家の大掃除、庭の手入れをやりたかったが、先延ばしにしてしまいできなかった」(39歳/ホテルサービス)
「気付いたらあっという間に終わってしまって、旅行に行くタイミングを逃した」(30歳/メディカル・化学・素材関連技術者)
【入社前に気付けばよかった……】
「結局ダラけて終わった。これからの仕事につながるような人脈を作っておけばよかった」(30歳/営業事務)
「ExcelやWordなど、仕事に必要な基本的スキルを磨くべきだったなと思います」(29歳/カスタマーサポート、オペレーター)
「たくさん休みがあるからいつでもできる」と気を抜いているうちに、結局何もしないまま入社日を迎える人は多いよう。退職後の長期休暇を有意義に過ごすためには、せっかくのまとまったオフの日に何をしたいのか、早々に計画を立てておく必要がありそうです。
働く女性にとって、退職後に転職先で働き始めるまでの期間は、ビジネス人生にそう多くない連休をゲットできる絶好の機会。
入社までの準備はもちろん、休暇をリフレッシュのチャンスと捉えて、趣味の時間を楽しむなど有意義に過ごしたいものですね!
【アンケート調査概要】
●調査方法:クラウドワークスによるWebアンケート
●調査期間:2025年5月9日~10日
●有効回答者数:100名
取材・文/大室倫子(編集部)
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