「手に職」だけでは長く働けない! 2児を育てる管理職エンジニアに学ぶ、人生100 年時代に“錆びない女”になる条件

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仕事ばかりではプライベートが疎かになってしまうし、私生活ばかりに目を向けていたら世の中から置いていかれるような不安も残る。

人生100年時代と言われる今、「仕事か、プライベートか」という二者択一の考え方はもう古い。この先何十年も、“錆びない”人でいるためには、どちらも人生の大切な要素だ。

「仕事もプライベートも手を抜かない」、そんな現代的ワークスタイルを実現しているのが、ワークスアイディ株式会社でエンジニアとして働く折笠まゆみさん。チームを率いるサブマネジャーとして活躍しながら、2人の子どもを育てる母でもある。

「現在の会社に入社する前までは、お金を稼ぐためだけに働いて、いろいろな職場を転々としていました」と照れくさそうに話す彼女は、なぜ今、こんなにも輝いているのだろうか。その理由を探った。

ワークスアイディ株式会社

ワークスアイディ株式会社
アークテック事業部 システム開発グループ サブマネジャー
折笠まゆみさん

派遣やアルバイトで事務やホールスタッフの仕事を経験した後、職業訓練校でプログラミングを学ぶ。2012年にワークスアイディ株式会社にエンジニアとして入社。現在は社内外からの受託開発を行うチームで、業務系システムの開発や保守を担当している。二児の母でもあり、14年、17年の2度、産育休を取得した

何をしても長く続かなかったのに、夢中になれる仕事をやっと見つけた

折笠さんがエンジニアとしてのキャリアをスタートしたのは、30歳の誕生日を目前に控えたタイミング。それ以前は派遣やアルバイトで、ホールスタッフや事務職などの仕事をしていた。

「当社に入社する直前は、主婦をしながら職業訓練校に通っていました。実家の青森にいたんですけど、仕事がなくて。そんな時に、職業訓練校なら勉強しながらお金も貰えると知ったんです。

ゲームとパソコンが好きなこともあり、プログラミングも楽しそうだなと思ってPHPの6カ月間コースを受講しました。プログラミングができれば手に職にもなるし、これは私にとってチャンスなのかもしれないと思って」

受講後、夫の実家がある東京へ移住。未経験入社OKの求人を転職サイトで探していた中で出会ったのが、ワークスアイディだった。

「いくら学校で学んだといっても、29歳で未経験の女性を採用してくれる会社は、当時なかなかありませんでした。何社も選考に落ち続けて、『もう諦めてバイトでもしようかな……』と思い始めたギリギリのところで、やっと受かった会社が当社。

今の社員数は約150人ですが、私が入社した当時は20人くらいの小さな組織で。成長過程にある会社で、自分も一緒にスキルアップできるんじゃないかと感じたことを覚えています」

ワークスアイディ株式会社

当時の折笠さんは実務経験ゼロ。「やっぱり最初は大変なこともありました」と入社当時を振り返る。

「本当は仕事についていくのにも必死なのに、どうしても開発がやりたかったので、“できる風”を装っていました(笑)。だから、家に帰ってからも勉強したりしていましたね。

でもそれは、大好きなゲームに向けていた気持ちが開発に向いただけという感覚。好きなことを楽しくやっていたので、仕事はしんどかったですけど、辞めたいと思うようなことは一度もありませんでした」

苦手なことは助けてもらう。使える制度はうまく使う。
主体性をもって行動すれば、家庭と仕事の両立は叶えられる

入社して1年が経つ頃には仕事にも慣れ、2014年11月に第一子を出産して産育休を取得。半年後には職場復帰を果たした。17年8月には2回目の産育休に入り、今年の4月に再び仕事に復帰したという。

「1回目に職場復帰した時は不安もあったんですけど、早い段階で子どもを保育園に預けるメリットも感じました。初めての子育ては、何もかも分からないことだらけ。

でも保育園に入れば、プロである保育士さんからのアドバイスがもらえます。最初は生後4カ月で保育園に預けたんですけど、離乳食の始め方だったり、困ったことがあれば保育士さんに相談できるのでありがたかったですね。

仕事をすることで気持ちも切り替わってリフレッシュできるし、2人目の時も早く復帰したいと思っていました」

もうすぐ下の子は1歳になる。折笠さんは現在時短勤務だが、「子どもが1歳になって延長保育に申し込めるようになったら、フルタイムに戻したい」という。

「延長保育だと夜ご飯を保育園で食べさせてくれるんです。私はあまりご飯をつくるのが得意じゃないし、自分がいっぱいいっぱいになってレトルトの食事が増えるよりは、プロが考えた保育園の食事の方がおいしいし、いいんじゃないかなって。その分、土日は頑張ってご飯をつくっていますけどね(笑)」

ワークスアイディ株式会社

2回目の産休前に昇進し、現在はサブマネジャーとして4名のメンバーを率いる。2人の子どもを育てる管理職であるにも関わらず、折笠さんには気負った様子がまるでない。

「働き方の理解が得やすい職場環境ですし、自社プロジェクトを担当しているので、仕事の調整がしやすいんです。今までは夜の時間帯にやっていた定例ミーティングも、私のチームは日中に行っていますし、工夫することができます。

また、夫が『子育ては女性だけがやるもの』って考え方ではないことも大きくて、保育園の送迎は分担しているし、子どもが熱を出した時にどっちが仕事を休むかは毎回話し合いで決めています。

そんな夫の理解と、主体性をもって自分で仕事を調整することを良しとしてくれる上司がいるからこそ、私の両立生活は成り立っていると思いますね」

周囲のサポートや理解が得られている背景には、折笠さんの2つの心掛けがある。一つは謙虚であること。そしてもう一つは、家庭を言い訳に仕事をおろそかにしないこと。

「例えば、子どもが熱を出して帰らなければいけないのはどうしようもないこと。でも、子どもが夜泣くから朝起きられないというのは言い訳ですよね。

基本的に仕事とプライベートを混同すべきではないし、ある程度の役職に就いた人がやるべきことではないと思っています。逆もしかりで、家庭にも仕事を持ち込まないようにも意識していますね」

もしエンジニアとして別の会社で働いていたとしても、長く働けてはいなかったと思う

「今後も長く働いていきたい」と話す折笠さん。さまざまな職場を転々としていた20代と、1社に腰を据えた今、仕事への考え方にはどのような変化があったのだろう。

「以前はお金をもらうために、与えられた仕事をやる、という意識でした。やる気もそんなになくて、食べていけるだけの給料があればいいや、と。でも今は仕事にやりがいを感じるようになって、いい意味で欲が出てきましたね。

自分の意見を発信することで良い仕事をしようという意欲が湧いてきました。この会社に6年勤めて、周囲の人と信頼関係が築けたことも大きいですね。特に事業部長には、未経験で入社してお世話になった恩を感じていて。

その人がこの会社で頑張ると決めている以上は、私も頑張るぞ!っていう気持ちです」

ワークスアイディ株式会社

手に職を付ければ長く働ける。そう考える人は多いが、折笠さんは「もし別の会社でエンジニアとして入社していたとしても、長くは働けていなかったと思う」と話す。

「そもそも私は飽きっぽくて、同じ環境に長くいるのは苦手なんです。でも当社の場合、毎回違うミッションを与えられて、自分の想定外が降ってくる。

刺激的なところが自分に合っているのかなと思います。希望すれば勤務場所や職種を変えられる柔軟性があるし、やりたいことがあるなら『新規事業として立ち上げれば?』という発想もある。

主体性を持っていれば、いろいろなことができる会社だと思います。だから今後働き続けるイメージも湧くし、手に職があろうとなかろうと、長く勤めていただろうなと思いますね」

最近では、リモートワークを推進する新プロジェクトにアサインされたという。福岡にいるプログラミング未経験者をリモートで育てることが、折笠さんに与えられた新しいミッションだ。

「未経験者の教育自体はこれまでにもやっていますが、リモートでの育成は会社としても初の取り組み。どういう風にやろうか、今まさに考えているところです。

今はITの技術が進歩して、いろいろな働き方が実現できるようになってきている。IT企業として、使いこなしていかなくてはと思っています。今回のオフィス同士のリモートのミッションがうまくいけば、働き方の可能性が広がりそうですよね」

「会社をより良くしていきたいと思って仕事をしている」と折笠さんは笑顔で話す。手に職をつければ長く働ける。そう考える人は多いけれど、どんなにスキルがあっても、そもそも「働きたい」と思えなければ、長期的に仕事を続けることは難しい。

時には人の手を借りること。常にチャレンジを続けること。この2つが、 “錆びない女”でいるための大切な要素だ。

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取材・文/天野夏海 撮影/吉永和久