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NOV/2011

【ランキングを大公開!】28歳・営業女子の年収相場って? 4000人のデータから業界別平均年収を大発表! 

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営業職と一言で言っても業界、企業によって働き方や営業スタイルはさまざま。とはいえ、他社の営業女子の仕事について知る機会ってなかなかないもの。そこで今回は異なる業界の営業女子4人に、それぞれの営業スタイルや日々のお仕事エピソードなどを話してもらいました! 営業職の実態を覗き見してみちゃいましょう。


【お話を伺った方】
株式会社キャリアデザインセンター
シニアキャリアアドバイザー
青柳 真理子さん

現役営業職の転職希望者や営業職へのキャリアチェンジ希望者の転職を専門にサポートするチームのリーダーを務める。

株式会社キャリアデザインセンター
シニアキャリアアドバイザー
伊藤泰子さん

10年のキャリアを持つプロフェッショナルアドバイザー。幅広い業種・職種の転職サポートを経験し、現在は主に営業職の転職サポートを担当。

>>https://shoukai.type.jp/


業界別!営業女子の年収ランキング

営業 年収
1位 コンサルティング、シンクタンク 484.6万(29.8歳)
2位 医薬品、バイオ、食品 423.3万(27.9歳)
3位 化学、素材 418.4万(28.3歳)
4位 医療・福祉 400.0万(27.2歳)
5位 官公庁、公共サービス 391.6万(28.2歳)
6位 IT、通信、インターネット 393.9万(29.5歳)
7位 住宅・不動産、建築・土木 381.6万(27.2歳)
8位 電気・電子、機械 379.2万(28.6歳)
9位 総合商社、流通 377.4万(27.5歳)
10位 金融 376.8万(27.8歳)
11位 消費財 368.6万(29.0歳)
12位 人材サービス 363.8万(28.0歳)
13位 マスコミ・印刷 361.2万(27.4歳)

編集部 :左のランキングは、業界別の営業の女性の平均年収を上位15位まで紹介したものになるんですが、この結果についてどう思われます?

青柳 真理子さん(以下、青柳) :そうですね、確かにコンサルティング・シンクタンク業界の営業的役割の強いコンサルタント職や、医薬品を扱うMR、医療機器を販売する営業職などは一般的に年収が高いので、上位に来ているのは納得です。ただ、最近の傾向として、業界内でも企業ごとに格差が生じているのが現実なんですよね、実は。

編集部 :えっ。ってことは業界別で年収の高低は計れないってことですか??もしかして今、左のランキング結果をすべて無にするご発言を……

青柳 :いやいやいや(笑)。業界平均としてはね、このくらいの金額になると思います。でも、営業職の年収相場が高い理由って、インセンティブの要素が大きいことじゃないですか。なので、金融業界(ランキング第10位)や不動産業界(第7位)、それからIT業界(第6位)や人材サービス業界(第12位)なんかでは、稼いでる人はもっと稼いでるかな、という印象は受けます。

伊藤泰子さん(以下、伊藤) :同感ですね。MRや銀行の法人営業なんかだと年収700万円台の人も珍しくないですし、住宅販売営業で実績上げている人だと1000万円を超えている方もいます。同じ業界の中でも扱う商品や顧客、営業スタイルによって、お給料に占めるインセンティブの割合もまた変わってしまうので、本当に一概には言えないんですよね。ですから、業界平均はあくまでも目安、ととらえておいたほうがいいかも(笑)。

「年収が高い=仕事がハード」は間違い!?

編集部 :ちなみに、先ほど「企業ごとに格差が生じている」っておっしゃってましたが、それはどういうことなんでしょう?

青柳 :営業は頑張れば実績を上げられる仕事ですし、個人の実力評価がしやすい職種の代表例ですよね。最近は、優秀な人材にもっと活躍してもらうために個人の評価に力を入れている企業が増えています。そうした企業と、そうでない企業とで、業界内でも年収格差が生まれているようなんですよ。

伊藤 :そうした意味で、既存顧客をフォローするルート営業よりも、新規顧客を開拓する営業のほうが、より個人の業績を評価しやすい。ですから、同じ会社内の営業職でも、スタイルの差によって年収格差が生まれることももちろんあります。また、大手企業ほど給与が高いとも限らないんですよね。人材サービス業界を例に取ると、例えば人材紹介事業だけを展開している中堅・中小企業のほうが、大手で総合的にサービスを展開している企業よりも年収が高かったり。トップセールスなら年収が1000万円を超えていることもありますからね。

編集部 :なるほど~。でも年収の高い営業職ほど、仕事内容がハードそうなイメージもあります。

青柳 :うーん、確かに営業って楽な仕事ではないですからね。とはいえ、仕事ってどれも大変なものですけど(笑)。でも、ハードだから年収が高い、っていうのはちょっと間違った理解かもしれません。年収が高い営業職というのは、「利益率の高い商品・サービス」を扱っている営業職なんです。インセンティブは利益の還元なわけで、当然ながら利益が大きいほどインセンティブは大きい=年収が高くなる、ということ。逆に、仕事はすご~くハードなのに年収はそれほどでもない、っていう営業職もありますしね。

キャリアと年収に対する営業女子のホンネ

編集部 : 話は変わりますが、営業の女性の年収に対する考え方についてちょっと教えてください。かなりの高収入を得ている人も多いと考えると、転職相談に来る営業の女性の中には年収に対してかなりこだわる人もいるのかな、と思うのですが……

青柳 :営業職の女性の中には、「営業職はもうキツイので事務職へ転職したい」というご相談も多いんですね。例えばMRで700万円以上の年収を得ていた方に、「でもそうすると今より年収が300~400万円近く下がることになりますよ」とお話しすると、「えっ、そんなに下がるの!?」と驚かれる方はいらっしゃいます(笑)。

伊藤 :自分の年収水準がとても高いってことをご存じない方も意外と多いんですよね(笑)。500万~600万円くらいの高い年収の方ほど、100万円程度であっても年収が下がる転職への抵抗感は大きいかもしれません。逆に300万円台後半~400万円半ばくらいの年収の方は、100万円くらいの年収ダウンは許容範囲、と考える方が多いですね。

編集部 :やっぱり「営業を辞めたい」というご相談が多いんですか?

伊藤 :事務職へ転職したい、というご相談は確かにかなりありますね。営業の仕事以外で考えたときに「事務ならいけるんじゃ?」と思う方ってすごく多いみたいで。でも、これって大いなる勘違いなんですよ。事務職を募集してる企業からすれば、やっぱり事務のスペシャリストを採用したいわけで、そんな簡単に行けるものでもないんです。それに、そもそも営業の方ってたくさんの人と常に接することができる仕事を好む傾向もあって、仕事内容的にミスマッチな部分もたくさんありますしね。だから、当初は事務職をご希望されていても、最終的にはやはり営業職を続ける選択をされる方がほとんどです。

青柳 :営業の方の場合、「ずっと働き続けていきたい」という志向が強いからこそ、「この仕事だと続けていけないから、何か長く続けられる仕事へ」という発想で転職を考え始めるケースがとても多いんです。ですから、本当に「事務職がやりたい」というのとちょっと違うんですよ(笑)。

年収の高い営業女子ほど結婚・出産後の働き方に自信アリ!

青柳 :「営業職でも良いんだけれど、もう少し忙しくない営業がいい」というリクエストもよく伺いますね。でも、なかなか望むような求人案件に出会えない場合、「じゃあ同じような働き方でもスキルアップできそうな仕事なら行きたい」と考えを変える方も結構いらっしゃいます。働き方は変えられないとしても、今の仕事よりもスキルアップできる仕事なら自分の市場価値も上がり、将来のキャリアの選択肢が広がるから、という理由です。

編集部 :営業職の女性って、自分のキャリアや成長に対して意識の高い方が多いんですね。

青柳 :そう思います。だけど意外なことに、転職先の産休・育休をはじめとした制度面の充実をあまり問わない方も中にはいらっしゃるんですよ。

編集部 :えっ、そうなんですか? 長く働き続けていきたい気持ちが強い方たちなら、そのへんのことってすごく重視しそうな気がするんですが。

青柳 :でしょう? でも、その時になったら自分の手で自分らしい働き方を確立していくので、それを受け入れてくれる風土さえあれば、現状制度が充実していなくてもかまわない、という考え方をする方もいるんです。実績を上げて高収入を得ている営業の女性ほど、仕事のスキルやコミュニケーション力を武器に、会社の中での自分のポジションを自ら切り拓いていこうという姿勢がある。こういう発想って営業職の方ならではだと思います。肝が据わっているというか(笑)。

伊藤 :確かに、営業職の女性ってほかの職種の方に比べて、転職先企業を選ぶ際も吟味に吟味を重ねて慎重に臨む気がします。1社内定が出たとしても浮き足立ったりしない(笑)。ビジネスの最前線で日々鍛えられているだけに、良い意味で“企業慣れ”していますよね。こうした面も、営業職の方ならではの強みだと思いますよ。

編集部 :なるほど。稼いでる女性ならではのカッコ良さを感じます。自身では気付かない“営業職ならでは”の志向や行動って意外にあるかもしれませんよね。ご解説、ありがとうございました!

取材・文/福井千尋(編集部)  撮影/岩河内 弘美(編集部)

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