納豆、カレー、キムチもOK!? 意外と寛容な働く女のデスクランチのルール

4月に入り、新しい職場になった方も多いのでは。会社が替わればもちろんのこと、同じ会社内でも、部署が違うだけで文化が異なることがあるかもしれません。「仕事上のルールの違い」は周囲が教えてくれそうですが、意外と気が付かないのが「休憩時間の過ごし方の文化」ではないでしょうか。お昼休みくらい自分の好きなように過ごさせてよ・・・とも思いますが、今まで何気なくしていた“デスクでランチ”が、新しい職場では周りの人から冷たい視線を送られているかも!?

というわけで今回は、空気を読んで過ごしたい人必見! 働く女性145人に聞いた「デスクでランチを取るときの工夫」をお届けします。

Q.1
オフィスの自分のデスクでランチをとることはできますか?

オフィスの自分のデスクでランチをとることはできますか?

まずは、「そもそもデスクで食事ってOKなの?」という疑問から。「オフィスのデスクでランチをとることはできますか?」の質問には、『できる』と回答した方が半数以上。仕事場でものを食べるなんて、という厳格な会社は少ないようですね。ちなみに『できない』と答えた方の職種には「一般事務」や「技術系専門職」が多かったものの特に職種による傾向は見られませんでした。職種というよりは、会社や部署ごとのルールになっている場合が多いのかもしれませんね。

そうは言っても、基本的には会社のデスクは仕事をするところ。デスクでランチを取る際、気にしたほうがいいこともあるはず。働く女子たちが食べないようにしているメニューはあるのか聞いてみました。

Q.2
デスクでランチする際、食べるようにしているメニューはありますか?(複数回答)

デスクでランチする際、食べるようにしているメニューはありますか?

“においがすごい系”はNGだろうという編集部の予想を裏切り、最も多かったのは『食べられないものはない』という回答。皆さん強気です(笑)。ただし、カレーライス、納豆巻き、キムチチャーハンを避ける人がほぼ同率で2割弱はいるので、やはりにおいがキツめのものを避ける傾向は確かにあるようです。

一方、周りの人が食べていたらイラっとするメニューを聞いてみたところ、こちらも5割以上の女性が、『イラっとするものはない』とのこと。働く女性たちは、デスクでのランチに対して自分にも他人にも寛容という事実が発覚しました。

最後に、働く女性たちが実践しているデスクでランチを取る際のマイルールをご紹介。ここまでできたら女の鑑! 見習いたいルールがたくさん集まりました!

【汚さない工夫】
「キーボードを汚さない。食事をとる前にデスクをアルコール消毒」(30歳/デザイナー)
「仕事の書類は全て一箇所にまとめて置き、下にいらない紙を置いて、こぼしたり落としてもあまり被害がないようにしています」(30歳/営業)
「汁とかソースがとばないように、コンビニで買ったときは、袋から完全には出さないようにして食べます」(24歳/営業)
「机が汚れないように、ティッシュペーパーをランチマット代わりにして食べる」(30歳/研究調査員、リサーチャー)
「麺類等すすって食べると周りに跳ねやすいので地道に食べる」(33歳/CADオペレーター)
【周囲への心遣い】
「一声かける。『お疲れ様、いただいています』等」(38歳/営業関連職)
「デスクで食べてもよいのだが、昼に仕事している人もいるので、買ったお弁当を広げて食べたりするのはやめて、袋から単品で取り出せるものにしています」(40歳/土木建築関連技術者)
「においがこもらないように、窓をあける」(29歳/接客・販売)
「音を立てないように食事をする」(23歳/一般事務)
「なるべく早く食べる。以前にマクドナルドを購入してランチにした際ににおいがしたので、5分以内に食べるようにしました」(30歳/営業)

共通していることは、会社のデスクを汚してはいけないという意識と、会社の同僚への気遣いがきちんとあるということ。
デスクでランチはNGと考える人の中には、「書類が汚れてしまうかもしれない」(25歳/営業企画)、「麺類をすする音が苦手」(20歳/一般事務)という意見もありましたから、自分がイラっとすることは人にはしないように心掛けている人が多いのでしょう。デキる女子は、休憩時間でも、周囲の人が不快に思わない気遣いができちゃうんですね! ステキです!

でも、思った以上に周りは気にしていないようなので、たまには、ちょっとギリギリのメニューに挑戦してもいいのかも(笑)。

【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~40代女性会員およびWebマガジン『Woman type』サイト読者へのWebアンケート
●調査期間:2014年3月21日~25日
●有効回答者数: 145名

取材・文/鶴田友子(編集部)