半数の女性が一度は重病を疑った経験アリ! 自分の体調に不安を感じるとき
いよいよ夏本番。外は猛暑、室内はクーラーで極寒、と働く女性には辛い季節ですね。夏風邪は長引くといいますし、体調管理にも気を付けたいところですが、必死に働いていると自分の健康をおろそかにしがち。ちょっと調子が出ない日々が続いたりすると、「これって何か重大な病気なんじゃ!?」と、ふと不安になる瞬間ってあるものです。
そこで今回は、301人の女性に病気を疑った瞬間について聞いてみました。
Q.1の「自身の体調不良から『重大な病気かも!?』と思ったことはありますか?」の質問には、約半数の人が「ある」と回答。忙しく働く女性にとって、このテの心配事は決して珍しくないようです。では、重大な病気を疑った人のうち、本当に病を患っていた人はどのくらいいるのでしょうか?
Q.2のグラフを見ると、「NO」と答えた人が、8割以上に。多くの場合が、思い過ごしのようで一安心。とはいえ皆さん、どんな病気を疑ってしまったのでしょう?
実際に病気ではなかったものの、多くの人が不調を感じたのは、ダントツで「婦人科系」でした。婦人科系の病の情報は、マスコミ報道やネット上でも目にする機会が多いもの。女性にとっては身近なテーマだけに、情報感度も高まり、「わたしもこの症状当てはまるかも・・・」と不安になりやすいのかもしれません。
ちなみに、病気を疑ったときどんな症状が出ていたのかも聞いてみました。
「いつもピッタリ周期通りの生理が遅れた」(25歳/接客・販売)
「鼻血がとまらなくなったり、子宮が痛くなったから。病院に行ったら、ストレスからのものでした」(24歳/接客サービス関連職)
「情報を聞いた時になんとなく。症状はなし」(27歳/一般事務)
「体の不調と心の不調を感じた時」(31歳/一般事務)
「実際は酷い便秘と重度の胃下垂だったのですが、子宮がんや卵巣嚢腫かと思った」(24歳/営業事務)
◆脳の疾患
「物忘れが激しくなった」(33歳/一般事務)
「首にしこりが一気に3個できた」(33歳/営業企画)
◆心臓病
「家族がなっていたから」(39歳/医療・介護・福祉関連職)
「動機、めまい」(36歳/事務・企画関連職)
◆がん
「原因不明な胃の痛み。突然の体の痛み、頭痛、吐き気。ほくろが、大きくなったかも?」(24歳/コールセンター、スーパーバイザー)
「生理前のバストの痛みが、単なるpms(月経前症候群)に思えなかったので」(29歳/営業事務)
「便秘」(36歳/一般事務)
◆何か特定はできないが不治の病
「体がきつくて仕事を1日やるのがつらかった時」(37歳/一般事務)
「ヒドイ疲れ」(30歳/一般事務)
◆その他
糖尿病、食道がん「症状というよりも、ストレスで甘い物ばかり大量に時間問わず食べ続けていたので」(28歳/一般事務)
結核か肺炎 「咳が1年近く続いた」(35歳/一般事務)
パニック障害 「いつも何か不安」(27歳/電機・電子・機械関連技術者)
HIV 「症状はありませんでしたがふと・・・」(32歳/営業)
ちょっとしたことから、「それは確かにモーレツに心配になる!」という症状まで、皆さんさまざまな異変を感じ取っていた様子。病は気からという言葉があるとおり、実際に検査して何でもないと分かると、元気になったりするものです。自分自身の変化に敏感でいることが、何よりの健康法になるのかも。
楽しい夏休みに備えて、日々、身体のメンテナンスを心掛けたいですね!
【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員およびWebマガジン『Woman type』サイト読者へのWebアンケート
●調査期間:2013年4月26日~5月7日
●有効回答者数:301名
取材・文/鶴田友子(編集部)
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