08
OCT/2019

ももいろクローバーZが教える“挑戦するコツ”「人の勢いに飲まれてみると、新しい発見がある」

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Another Action

いつかやってみたい。そう思っていることはあっても、慌しい日々の中でやらずじまいになってしまう。そんな自分を見つめ直したくなるような映画『最高の人生の見つけ方』が2019年10月11日に公開される。世界中で大ヒットした同名ハリウッド映画が日本映画として生まれ変わった。

映画では吉永小百合さん演じる家庭のために生きてきた幸枝と、天海祐希さん演じる会社のために生きてきたマ子。余命宣告を受けた2人が偶然に出会い、たまたま手にした12歳の少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」を実行していく。

そのリストの一つ、「ももクロのライブに行く」シーンの撮影は、実際のももいろクローバーZ(以下、ももクロ)のライブで1.2万人の観衆を前に行われた。

ももいろクローバーZ
ももいろクローバーZ
百田夏菜子さん(写真中央左)、玉井詩織さん(写真中央右)、高城れにさん(写真右)、佐々木彩夏さん(写真左)の4人からなる、2008年に結成されたガールズユニット。10年にシングル『行くぜっ!怪盗少女』でメジャーデビューし、オリコンチャート1位を獲得。アクロバティックなダンスや得意のトークでライブ会場を盛り上げ、個性的なグループとして人気を得ていく。結成10周年を迎えた2018年には、初のベストアルバム『桃も十、番茶も出花』をリリース。東京ドーム公演を成功させ、初のミュージカル公演も実施。19年5月には、5枚目のアルバム『MOMOIRO CLOVER Z』をリリース
オフィシャルサイト

昨年はミュージカルに初挑戦するなど、結成11年目を迎えてもなお元気いっぱいに新しいことに挑んでいるももクロ。メンバーにこれまでのチャレンジで得てきたもの、そして一歩踏み出すコツについて聞いてみた。

ファンにとっても挑戦だった、ライブでの映画撮影

−−映画『最高の人生の見つけ方』では、吉永小百合さんと天海祐希さんが演じる2人のさまざまな初挑戦が描かれています。今回皆さんが本作に出演されるにあたって、何か初挑戦したことはありますか?

百田:私たちのライブを映画のカメラで撮影すること自体が初めてでした。私たちが毎年やっているライブを撮影して、一部を切り取って映画に組み込むような撮り方で。ライブではいつもカメラは回っていますけど、やっぱり映画の撮影となると全然雰囲気が違って、これは私たち的にも初めての挑戦だなと。

玉井:監督さんが「撮影始めます!」って言った時のシーンとしたライブ会場は、今まで経験したことがなかったです。事前に映画の撮影があること自体はファンの方にも匂わせていたみたいなんですけど、「こういうことをやってください」っていう説明は本番直前だったんですよ。

百田:吉永さんとか天海さん、ムロ(ツヨシ)さんが来るなんてもちろん知らないから、お客さんが一番びっくりしてたね(笑)

玉井:お客さんにもリアクションをしてもらうポイントがあったんですけど、一回説明をしただけで全部覚えてくださって。それはスタッフさんも驚いていましたし、私たちも本当にすごいなって思いました。

−−ファンの方たちにとっても挑戦だったんですね!

玉井:そうだと思います。映画では吉永さんと天海さんとムロさんが会場に入ってくるところがクローズアップされるんですけど、周りのお客さんは「吉永さん達は映画の中では一般人ですから、会場に入って来ても見ないでください!」って言われてて。

佐々木:見ちゃうよね~。

玉井:見ちゃうよ~。でもファンの方々は吉永さんたちを見ないように、一生懸命ライブに集中してくれていて、そんな姿がちょっと面白かったです(笑)

ももいろクローバーZ

高城:サイリウムを振るタイミングとかもズレちゃいそうだよね。緊張しちゃって。

百田:それでもファンの方たちは「いつも通り楽しむ」っていうお芝居を徹底的にやってくださったよね。

3人:ね!

「もうやりたくない!」と思う挑戦でも、やりきった後に苦が残ることはない

−−皆さんの毎日にはたくさんのチャレンジがあると思います。新しいことにチャレンジすることで得られるもの、これまで得てきたものについて教えてください。

佐々木:私たちはお仕事に挑戦する時は大体グループでやらせていただくので、4人とも初めてのことでも助け合いながら越えていくというか。やっぱり1人だと心細い気持ちが大きいと思うんですけど、私たちはグループとして成長させていただけるんです。

高城:挑戦っていう言葉自体がすごく素敵だなって私たちは思っていて。与えられた壁が高ければ高いほど、「もう二度とやりたくない!」って思うし、苦戦したり挫折したりもするんですけど、それが大きければ大きいほど、やりきった後の達成感や楽しさがある。そこに苦が残ることはないんです。

ももいろクローバーZ

高城:例えばZEPP TOKYOで1日3回公演をやった時は、全部の公演で全力を出し切って、3公演目が終わって舞台裏にはけた瞬間、みんなでバターって倒れて。すっごくしんどくて、「はぁ~疲れたね~」ってなったけど、それでもやっぱり楽しかった。あとから振り返って笑える思い出になって、そういう感じは素敵だなと思います。

玉井:個人的な話をすると、私は好奇心が旺盛なので、お仕事でも日常生活でも新しいことに挑戦するのがすごく好きなんです。そういう機会があることで、自分に向いてることが分かる。新しい挑戦には新しい発見が付き物だなって思います。「やってみたいな」っていうものを日頃から見つけて、常にチャレンジする精神を忘れずにいたいですね。それこそ映画の中でスカイダイビングに挑戦するシーンがありましたけど、やっぱり人生で一回は飛んでおきたい!

百田:失敗しても成功しても、楽しかったとしてもつまらなかったとしても、やったことに意味があると思っています。挑戦して失敗したこともたくさんあるんですけど、そこで「失敗した」っていう経験を得られて、じゃあ次はどうしようかって考えられる。その時点で、挑戦せずにゼロのままでいるよりは何かが進んでいる感じがして。だからこそ挑戦することってとっても素敵だと思うし、人生を豊かにしてくれるなって思います。

動けない人は誰かの勢いに飲まれてみるのもいい

−−挑戦したい気持ちはあっても、最初の一歩を踏み出すのは勇気がいるなと思います。何かコツはありますか?

百田:一歩踏み出すコツはですね……私も基本はこう、超絶ダメ人間で。だよね?

3人:(すっごい頷く)

玉井:隠れダメ人間。

百田:いや、もう、オープンダメ人間!

高城:あんまり気付かないけどね。

百田:私は玉ちゃん(玉井さん)と違っていろんなものに興味があるわけではなくて、基本はダラダラしてるし、やらなくていいことは極力やらずにいられたらラクだなとか思っちゃう。だからこそ、まずは「やるしかない」って腹を決めるというか。

ももいろクローバーZ

百田:特にプライベートでは「後先考えずにまずやってみる」っていうのはアリだなと思っています。お休みの日の計画を立てるタイプではないので、「行っちゃえ!」って感情のままに動くことは結構あって。「やらない後悔よりもやった後悔」って言われるように、やってみて失敗する方が良い気がするんです。だから、とりあえず飛び込んでみたら何か見つかるのかなって。どう転がるかなんて分かりませんから!

玉井:私もお休みの日は良い意味でも悪い意味でも、後先考えずに外に出ちゃうことが多いんですよ。それで疲れたなって思うことももちろんあるんですけど、それよりも何もしないで家にずっといたときに「今日1日を無駄に過ごしちゃった」って思ってしまうタイプ。

それに、やりたいことは「また今度」じゃなくて、すぐに行動するのがいいなって。映画を見て「明日何が起こるかは分からない」って改めて思ったし、熱ってだんだん冷めちゃうじゃないですか。行動に移せないまま、「あ~何もできなかった」ってなる自分がすごく嫌だから、「やりたいと思った時にすぐ行動!」を心掛けています。

佐々木:私は2人とは逆で、ちゃんと準備をしたいし、休みの日も「ここに行ってこうして、その後はこうしたい」って計画を立てます。だから、みんながみんな「思い切ってとりあえずやってみよう」っていう気になれなくてもいいんじゃないかな?

私はそうなれないし、自分が納得いくまで考えてからやりたい。プライベートではあまりチャレンジってしないし、失敗したら嫌だなって思っちゃうんです。

ももいろクローバーZ

佐々木:でも、グループで何かをやるときに「とりあえずやってみようよ」ってみんなが言ってくれると、たまにはいいかなって思えて。ラクな気持ちで挑戦できるし、みんなに流されて「楽しかったな」って思うこともたくさんあるんです。だから私みたいなタイプの人は人の勢いに飲まれてみるくらいがいいのかも。

百田:みんなで何か書くときも、あーりん(佐々木さん)は下書きするタイプなんですよ。

佐々木:でも、みんなの影響でちょっとずつ「面倒だからいきなり書いてみようかな」って気持ちになることも増えました(笑)。そうやって勢いでやる楽しさもあるんですよね。それってやっぱりやってみないと見えない景色だし、自分とタイプの違う人は新しい発見を与えてくれるなって思います。

百田:逆に私はこういう人がいると、「一回落ち着いてみよう」って気持ちになります。

佐々木:下書きしとけばよかった~って思うこともある?

百田:あるある! 「バランス悪いじゃん!」とかよく思う(笑)

高城:なかなか行動に移せない人は、「一度にやろうと思わないこと」も大事なんじゃないかな。私もそうなんですけど、挑戦しなきゃ!って意気込んでるときって、大体一度にいろんなことをやろうとしちゃうときなんですよ。その挑戦に少しずつ近づくためにできることを考えるのが第一歩だなって思います。

あと、私が何かに迷っているときによくやるのは、映画やドラマを見て、いろんな世界に自分自身を旅させてあげること。そうすることで新発見があったり、心の奥底にある、自分でも気付かなかった思いに気付かされたりするんです。

人と感情や想い出を共有できるのが“最高の人生”

ももいろクローバーZ

−−最後に今回の映画『最高の人生の見つけ方』にちなんで、皆さんが思う“最高の人生”について聞かせてください!

玉井:最高の人生……。何だろう、まだ人生が終わってないからなぁ(笑)。でも、楽しいだけが最高の人生ではないとは思います。映画も波乱万丈があってこそ一つの素敵なストーリーになるから、やっぱりつらいこと、悲しいこと、怒ったこと、何もかも忘れて楽しんだこと、いろんなエッセンスがあってこそなのかな。

佐々木:やっぱり人生って、一人じゃないなっていうのが私の中にはすごくあって。友達、家族、仕事の仲間、そしてモノノフ(ももいろクローバーZのファンの総称)の皆さんと、いろんな人と支え合ったり、影響し合ったりしながら、自分の人生をより豊かなものにしていけたらいいなって思います。

高城:うん、私も今ある環境が最高に幸せ。家に帰ったら大好きな家族とペットがいて、職場にはメンバーのみんなとマネジャー、スタイリストさんたちがいて、ライブに行ったらモノノフさんがいる。一人じゃないし、人に想われたり、人を想ったりできるのって、すごい幸せだなと思います。

百田:いろんな素敵な人と出会ったり、一緒に喜びを分かち合える仲間がいたり、それってすごく幸せなことですよね。私は一人でいることも好きなんですけど、でもやっぱり印象的なシーンって、必ず誰かがいる。誰かと食べて「おいしいね」って話したものの方が、一人で食べたものよりも印象に残るじゃないですか。だからやっぱり仲間とか家族とか友達とか、そういう人たちと共有できる人生が“最高の人生”なんじゃないかなって思います!

取材・文・構成/天野夏海 撮影/洞澤 佐智子(CROSSOVER)

作品情報

最高の人生の見つけ方』( 2019年10月11日公開予定)
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが共演したロブ・ライナー監督による同名映画を原案に、吉永小百合と天海祐希が共演したハートフルドラマ。人生のほとんどを家庭のために捧げてきた主婦・幸枝と、仕事だけに生きてきた大金持ちの女社長・マ子。余命宣告を受けた2人は病院で偶然に出会う。

初めて人生に空しさを感じていた彼女たちがたまたま手にしたのは、入院中の少女が書いた「死ぬまでにやりたいことリスト」だった。幸枝とマ子は、残された時間をこのリストに書かれたすべてを実行するために費やす決断をし、自らの殻を破っていく。これまでの人生で決してやらなかったことを体験していく中で、彼女たちは今まで気付くことのなかった生きる楽しさと幸せをかみしめていく。そして、そんな彼女たちに待っていたのは、ある奇跡だった――。

監督は「ジョゼと虎と魚たち」「眉山」「のぼうの城」などで知られる犬童一心。

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