この秋注目のミリタリー系アウター6選! 代表格のトレンチをフェミニンに着こなす

宮田理江が働く女子に“旬”のファッションを解説
今知りたい!トレンド・キーワード

ファッションは自分流に楽しみたいから、目先の流行に振り回されたくない。でも、新トレンドのエッセンスは押さえておきたい。そう思っている働く女子は多いハズ。そんな気持ちに応えて、ファッションジャーナリスト・宮田理江が「これだけは見逃せない」という旬のおしゃれトレンドを解説し、明日からの着こなしを引き立てるお役立ちテクニックを提案します。オフィスやプライベートでのスタイリングに生かせる知恵とスキルをあなたにレコメンドします。

ファッションジャーナリスト 宮田理江(みやたりえ)
ファッションブランドの販売員やバイヤー、プレスを経験して、ファッションジャーナリストへ。現場経験を生かしたファッショントレンド分析・解説、スタイリング提案までマルチにこなす。自分らしい着こなしを見つけるための手ほどきを集めた著書『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(共に学研)が発売中http://riemiyata.com/

映画『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』のトレンチコート着こなし術

働く女性にとって映画は身近な存在。仕事が終わってまったりDVDを見たり、週末には映画館に行ったり。実は、映画には使える着こなしや旬のファッションがいっぱい。映画を満喫するのと同時に、オフィスやプライベートで取り入れられるおしゃれのコツを学んでみませんか?

この秋注目のミリタリー系アウター6選! 代表格のトレンチをフェミニンに着こなす

©Brio Films – Studiocanal – France 2 Cinema All rights reserved

この秋注目のミリタリー系アウター6選! 代表格のトレンチをフェミニンに着こなす

©Brio Films – Studiocanal – France 2 Cinema All rights reserved
【映画情報】
ムード・インディゴ~うたかたの日々~
10月5日(土)より、新宿バルト9・シネマライズほかでロードショー
公式サイト:http://typist.gaga.ne.jp/

幻想的な世界観で描き上げた映画は、ストーリーや登場人物だけでなく、ファンタジーあふれる映像や色使い、衣装などが女性のハートをときめかせてくれます。
映画『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』の舞台はパリ。はっきりした時代設定はされていませんが、ファッションや暮らしぶりなどからは、1960~70年代の雰囲気が伝わってきます。

働かなくても裕福に暮らせる財産を持つ青年コラン(ロマン・デュリス)は、自由に生きていたある日、無垢な性格の女性、クロエ(オドレイ・トトゥ)と出会い、恋に落ちます。幸せな結婚をしたはずの2人でしたが、クロエが不思議な病にかかってしまい、新婚生活は急展開を迎えていきます。

映画『アメリ』『ダ・ヴィンチ・コード』でおなじみのトトゥはこの映画の中でトレンチコートを上手に着こなしています。レトロムードの総柄ワンピースに、紳士テイストのトレンチを羽織り、こなれた「マニッシュ×フェミニン」のジェンダーミックスな装いに整えています。ベージュや白といった穏やかな色同士で合わせるカラーコーデも参考になりそう。

働く女性にとって、トレンチは永遠の定番だけに、スタイリングのレパートリーを広げておきたいもの。一見、武骨なトレンチだからこそ、コートに「着られ」てしまわないよう、前を開けたり、女らしい服と引き合わせたりといった、カッチリ感をやわらげる工夫が大切。裾丈の短いワンピやスカートに重ねて、丈違いレイヤードに仕上げれば、すっきりした見栄えに。この秋は映画のシーンのような愛されトレンチ術を試してみては。

ミリタリーテイストはアウターで取り入れる!

この秋注目のミリタリー系アウター6選! 代表格のトレンチをフェミニンに着こなす

ALTUZARRA3.1 PHILLIP LIMMcQMARC BY MARC JACOBSMSGMMAISON MARTIN MARGIELA(画像協力 thecorner.com

もともと軍服だったトレンチを筆頭に、ミリタリー系のアウターはしっかりと寒さを防いでくれるから、秋冬は頼もしい味方。ミリタリーテイストの人気はこの秋冬も衰えを見せません。

メンズ物とミックスするコーデの定着も、人気を後押ししています。あえて雰囲気の違うフェミニン顔やガーリー系のアイテムと引き合わせることによって、気負いすぎない落ち着いた着姿に収まります。ミリタリー風味をアウターで取り入れ、中に着る服で別テイストを強調するのが、うまくなじませる鉄板コーデです。

代表格のトレンチも、近ごろは変形タイプが増えてきました。ショート丈や肩飾りなし、ベルトレスなどの形はベーシックなコート感覚でまといやすいので、通勤ルックにも簡単に落とし込めます。正統派モデルもベージュ系を選べば、着回しに苦労しません。

カーキやモスグリーンが多かったトレンチですが、最近は色や素材のバリエーションが格段に広がってきました。ソフトな風合いの生地で仕立てたトレンチなら、着ていけるシーンが広がりそう。ドレスライクに着られるペプラムのような少し起伏のついたシルエットは体型カバーの期待も大。コートドレスとしてまといやすくなっていて、メリハリのあるボディに見えるところもうれしい。

ライダースジャケット系のアウターも、黒革オンリーではなくなってきました。襟や肩飾りにアイキャッチな色を配したカラーブロックが登場したり、身頃と袖で素材を変えたりといったアレンジが施され、硬派なイメージをやわらげてくれています。

この秋冬に流行しそうな、表面に張りを持たせるボンディング加工や、濡れたような光沢の質感のコーティング、丸みを帯びたシェイプなども、男っぽいアウターのムードを変える上で効果を発揮しています。マニッシュなアウターも新トレンドを追い風に、表情を味わい深く変えつつあるから、この秋冬は新しい着こなしを手に入れるチャンスになりそうです。