コロナ前後で転職活動はどう変わった? 転職者一人あたりの求人応募社数が増加傾向【働く女性789名アンケート】
アンケート実施期間/2020年12月10日~12月20日 有効回答数/789名
調査方法/女の転職type会員に対してWEB上で調査
コロナ前よりも転職活動の期間・応募社数が増加傾向
今回は、コロナ禍における転職活動について、「転職活動期間」や「応募社数」の変化などを調査しました。「転職活動期間」に関しては、2019年以前(コロナ前)に転職した人は「1~2カ月」(28.7%)が最多だったのに対して、20年(コロナ禍)に転職活動をした人のトップは「3~4カ月」(26.8%)となりました。
「応募社数」では、19年以前に転職した人の平均応募社数は11.8社、20年に転職した人の平均応募社数は23.6社で、10社以上も増えているとの結果に。コロナ禍においては、転職活動が難航しがちな傾向が読み取れました。
Q.1 どのくらいの期間、転職活動した?
まずは転職の活動期間について調査。
2019年以前(コロナ前)に転職をした人の場合は「1~2カ月」(28.7%)がトップ。一方で、2020年(コロナ禍)の転職経験者の場合、「3~4カ月」(26.8%)が最多との結果になりました。
コロナ前後で比較してみると、転職活動に要する期間がわずかに長期化している様子がうかがえます。
Q.2 何社くらい応募した?
19年以前の転職者の応募社数は、半数以上が「1~4社」(51.7%)。平均すると11.8社でした。
しかし、20年の応募社数は「1~4社」(37.2%)、「10~19社」(16.9%)、「5~9社」(15.9%)とばらつきのある結果になりました。平均社数は、コロナ前の倍の23.6社です。
コロナ禍では「30社以上」に応募した人の割合も倍増していること、Q.1での天職活動が長期化していることから、転職に苦戦する人が一定数増えている傾向が見て取れました。
Q.3 理想の面接方法は?
オンラインでの実施も増えてきている面接ですが、「一次面接はオンライン、二次(最終)面接は対面を希望」(25.9%)、「一次面接も二次(最終)面接も対面を希望」(23.9%)を選択した女性が約半数。まだオンライン面接への不安感が残っている人も少なくないことがわかります。
一方で、全てオンラインで完結したい人も全体の21.2%を占めました。
Q.4 オンライン面接を希望する理由は?
オンライン面接を希望する理由に関しては、「新型コロナウイルスの感染リスクがない」(48.1%)、「面接へ行く交通費がかからない」(48.1%)、「面接へ行く時間がかからない」(47.8%)が上位に並びました。
オンライン面接普及のきっかけとなった新型コロナウイルス感染症の他、費用削減や効率化といった理由が目立つ結果となっています。
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