09 NOV/2012

サイバード 佐久間 映里さん/仕事も趣味も家庭も「楽しめる」バランスで両立したい【連載:ワーキングビューティー・アルバム Vol.13】

突撃! 隣のステキ女子
ワーキングビューティ・アルバム

仕事でもプライベートでも輝いている女性をクローズアップ! 自分らしいワーク&ライフスタイルで充実した毎日を送っている女性たちから、ハッピーに生きるヒントを教えてもらっちゃおう。

今回紹介するワーキングビューティーは、モバイルサービスの提供およびモバイルビジネス支援を事業とするサイバードで“攻めの広報”として働く佐久間 映里さん。

会社員としてだけでなく、一女性としても、女性ファッション誌で読者モデルなどで活躍している。人並み以上に働きながらもプライベートをアクティブに過ごせる秘訣とは?

株式会社サイバード<br /> マーケティング統括本部 マーケティング戦略部 広報G<br /> <b>佐久間 映里さん</b>' caption2='2009年に転職で同社に入社。モバイル広告や受託開発の営業、人事を経て2012年4月より広報担当に。

株式会社サイバード
マーケティング統括本部 マーケティング戦略部 広報G
佐久間 映里さん' caption2='2009年に転職で同社に入社。モバイル広告や受託開発の営業、人事を経て2012年4月より広報担当に

「モバイル業界って面白そう」
未知の業界ですべてが新しい挑戦

編集部:もともとは求人広告の営業をなさっていたということですが、なぜ転職されたのですか?

仕事はとてもやりがいがあって、毎月目標数字の達成を目指して楽しく働いていました。だから「転職したい」とか「辞めたい」とは思っていなかったんです。ある時、尊敬する知人の方とお話をする機会があって、そこで初めてモバイル業界のことを知りました。話を聞いているとどんどん興味が湧いてしまい、ITなどまったく分からないまま思わず飛び込んでしまいました(笑)。

編集部:すごい勇気ですね! でも、お仕事がガラッと変わって苦労したことも多いのでは?

そうですね、やっぱり最初の半年は慣れなくて大変でした。求人広告の提案は、ある程度ストーリーを組み立てて、最適なプランに落とし込んでいく、いわゆる“最終的に売るものが決まっている”営業でしたが、当社で始めて経験したモバイル商品の営業はまったくカタチがない。何を売るかから自分で考える、まるでゴールの見えない仕事でしたね。それまでは、売上げ目標の達成が目的でがむしゃらに仕事をするという姿勢でしたが、自然と、クライアントの満足度を上げることが目的に変わっていきました。

編集部:仕事を頑張るモチベーションの源が変わったのですね。

それに気付けたのは、当時結婚したばかりだった主人が相談に乗ってくれたのが大きかったですね。今もそうですが、二人でよくお互いの仕事の話をするんです。思うように結果が出せなくてモヤモヤした気持ちを聞いてくれて、「仕事が変わったんだから、自分もマインドチェンジしなきゃ」というアドバイスで、ふと肩の荷が降りました。営業成績だけがやりがいじゃないんだって思えるようになって良かったと思っています。

やりたいことに出会ったら
飛び込むことを恐れない

株式会社サイバード佐久間 映里さん

編集部:では、その後人事に異動されたときはショックだったのでは?

いえ、実は自分で人事に異動したいと申告制度を利用したんです。人材業界にいたからというのもありますが、「人が会社のすべて」というのが私の信念。もっと会社を良くしたい!それには中の人の意識ももっと変わらなきゃいけないと思って、経営に近い場所で採用や人材育成に携わる人事に行きたいと思ったんです。

編集部:人事ではどんなことをされたのですか?

当時はまだそこまで流行していなかったFacebookページを作るなど、SNSを利用した採用活動は先駆者であると自負しています(笑)。あとは地方採用に取り組んだり、とにかくそれまでやってこなかったことをどんどんやってみました。自分でもはちゃめちゃだと思うこともありますが、その行動力を買われて今の広報への異動があったのかもしれません。

編集部:とてもパワフルな佐久間さんですから、広報のお仕事も向いていそうですね。

自分自身が広告塔というか、どんどん動いちゃってもそれ自体が会社のPRになるというのは楽しいですね! 自分に合っていると思います(笑)。社外の方々とのコミュニケーションも格段に増えて、気付いたら毎晩会食やセミナーでスケジュールが埋まっていることも。さすがに体力的に辛いこともありますが、新しい人との出会いはすごくパワーをもらえるので、チャンスがあれば何でもやってみたいと思っちゃいます。

自他共に認める好奇心旺盛さ
雑誌の読モ募集も迷わず応募!

編集部:仕事以外では、どんなことが楽しみですか?

2年程前から、雑誌『GINGER』などで読者モデルをやっています。仕事関係でページに登場することもありますが、割と趣味で続けているライフワークですね。もともと愛読している雑誌だったので、モデル募集の告知を見つけて「自分の好きな雑誌に出れたら素敵だな~」と思って応募したら採用されて! わたしよりもっとキラキラした女性たちと知り合って一緒にお仕事できるのも楽しいです。

編集部:有名ファッション誌で読モなんてかっこいいですね! でも、忙しすぎてなかなか家でゆっくりする時間がないのでは?

そんなことないですよ! 自宅でアロマを焚いてリラックスするのも大好きです。仕事も家庭も“楽しみたい”というのがモットー、「やらなきゃ、やらなきゃ」って追われてやるのは性に合わないんです。最近はもっぱらゴルフにはまっているので、月に2回は夫とゴルフデートします♪ ドライバーで思いっきり飛ばすとスカッとしますよ!

編集部:やっぱりアクティブですね(笑)。

平日はお互いに仕事に全力投球なのでほとんど会わない分、ゴルフに行く道のりのドライブ中に「最近どう?」なんて近況報告し合う大事な時間でもあります。もうすぐ結婚4周年ですが、こうして会話する時間を持つことが夫婦円満の秘訣なのかも。

編集部:仕事と家庭の両立ができているのですね。

むしろ結婚していなかったら、仕事のし過ぎで仕事が嫌いになっていたかもしれません。外でめいっぱい楽しく仕事して、イヤイヤではなく自然と「早く帰りたいな」って思う、今がわたしにとって一番いいバランスなんだと思います。


取材では、読者モデルとして出演しているページを見せてくれたり、旦那さんとのノロケ話も惜しまずしてくれるなど、まぶしすぎて思わず目を背けたくなるかと思いきや、佐久間さんが話すと自然と受け入れられてしまった。それはきっと、彼女が自慢や自己顕示のためでなく、自分が経験した「楽しいこと」をみんなに紹介したいという気持ちで話しているからだろう。その天性の広報スキルで今後も輝き続けていく彼女の姿が容易に想像できた。

サイバード 佐久間 映里さん/仕事も趣味も家庭も「楽しめる」バランスで両立したい【連載:ワーキングビューティー・アルバム Vol.13】
デスクに飾っているご主人との2ショット写真を眺めるのが仕事中の癒し。通りすがりに「あいかわらずラブラブだね」と冷やかされるなど、社内でも公認ののろけっぷりなんだとか。
サイバード 佐久間 映里さん/仕事も趣味も家庭も「楽しめる」バランスで両立したい【連載:ワーキングビューティー・アルバム Vol.13】
仕事用とプライベート用で合計3台を愛用中。スワロフスキーが輝くお気に入りのケースはピンクのハローキティ柄。なんとアプリは250個も入っている!
サイバード 佐久間 映里さん/仕事も趣味も家庭も「楽しめる」バランスで両立したい【連載:ワーキングビューティー・アルバム Vol.13】
自分が読者モデルとして登場している『GINGER』や『andGIRL』といった雑誌は自宅に全部取ってあるそう。「誌面で自社のアプリを紹介しちゃったり、趣味が仕事に役立ってます(笑)」(佐久間さん)

取材・文/根本愛美(編集部)  撮影/赤松洋太