「悪口言ったら背後に本人」「部長に向かって『お母さん』」2022年上半期、働く女性の「やっちまった!」体験談&対処法
2022年も早くも折り返し。半年間、人それぞれさまざまな出来事があったはずです。きっと時には途方に暮れてしまうようなトラブルや、頭を抱えたくなる大きなミスも……。
事実、7割以上の女性が22年に入ってから職場や仕事上でトラブル・ミスを起こした経験が「ある」と回答しています。
今回は、20~30代の働く女性を対象に、22年上半期の「やっちまった!」体験談を募集。人のふり見てわがふり直せ……ということで、みんなの失敗談&対処法を聞いて、下半期に備えましょう。
■あわや大惨事! PC・スマホ関連ミス
「会社で使っているパソコンを適当にいじっていたら、データが全部消し飛んだ。
何度も謝って、パソコン操作が得意な同僚に元通りにしてもらった。もう、興味本位で勝手にパソコンを触らない。」(35歳/営業)
「自分のスマホはAndroidなので、会社から支給されたiPhoneがうまく使えず、社長を含めた社員全員にどうでもよいメールを転送してしまった。
即謝罪の文章を全社員に送信し事なきを得たが、いまだに同僚にイジられる。その後、自分のスマホを買い替える機会があったので、操作に慣れるためにiPhoneにした。おかげで社用のスマホで間違えることはなくなったが、まだ送信ボタンを押す時はドキドキする」(34歳/一般事務)
「テレワーク中、子どもが勝手にスマホをいじって会社に電話が掛かってしまい、テレビを見てサボっているのがバレた。
テレビを見ていたのは子どもの面倒を見に来ていた私の親だと言い訳して難を逃れた。その後すぐにスマホにロックをかけた」(33歳/一般事務)
■あるある? 人間関係トラブル
「くせのあるドクターの愚痴を話していたら、本人が後ろを通って行った。反応はなかったけど聞かれたのは確かだと思う。
もうどうしようもできないので仕事を一生懸命している。けど、内心ドキドキしている。愚痴やネガティブな発言はしないように心がけることを決意した」(32歳/看護師)
「個性が強すぎる新人さんに戸惑ってしまい、少しずつ距離を縮めようとしていたら『冷たい』『他の人と態度が違う』とハラスメントで訴えられかけた。
自分の戸惑いを素直に話して謝罪して誤解を解いた。今後は世代が違う人にもたくさん声をかけたり、合わないと思ったら『そういうの得意じゃないかも』とやんわり伝えていこうと思う」(37歳/販売サービス)
■物覚えの悪さが憎い……
「新入社員の顔が覚えられず、ついこの間『お客さまですか?』と言ってしまった。
何度も謝った上で、一緒にご飯に行って仲良くなった。それからは、人の顔の特徴をメモして保存している。誰にも見られないように、パスワードをかけて」(28歳/一般事務)
「スーツ姿で名札をつけた方が来店し、店舗のレイアウトについて話しかけてきたので『取引先の業者さんかな』と思ってフレンドリーに接していたら、エリアマネジャーだった。しかも、前に会ったことがあったのにすっかり忘れていた。
『気付きませんでした、すみません!』とひたすら謝罪したら、『ざっくばらんな話ができてよかった』と言ってくれた。これでもう相手の顔はバッチリ覚えたし、私の顔もバッチリ覚えられた。一度あいさつしたくらいでは覚えられないので、話した内容などを同僚や上司と共有することにした。そして、普段から言葉遣いだけは丁寧にするように心掛けている」(35歳/販売業)
■書類やメールは要確認!
「オンライン会議で他のメンバーの顔が見えなくて不思議に思っていたら、『声のみで参加』と事前告知されている会議だった。自分だけばっちりビデオONの状態で『何で皆さん音声だけなんですか?』と聞いたら、すごく笑われた上に自分が間違っていることを指摘された。
そっと音声のみに切り替えて会議を続けた。以降、メールやお知らせ関係は隅から隅まで確認するようにした。あと、『ビデオはONにするもの』という自分の固定概念を捨てた」(38歳/一般事務)
「仕事でメキシコに来たのはいいが、契約書をきちんと読んでおらず、住む家がないことが発覚。会社が用意してくれたホテルからは1週間で出なければならなかった。
同僚や上司を巻き込んで片っ端から住む場所を探し回った。その後決まった家の大家さんは同僚の知り合いだったので、家賃を少し下げてもらい、インターネットの契約なども手伝ってもらえることになったので結果オーライだった。それ以降、契約書や会社からもらった書類はしっかり読んで、不安なことは誰かに相談するようになった」(35歳/一般事務)
■自分のキャパを考えて
「転職したばかりだったので、人間関係を良くしたくて何でも引き受けていたら『あの人は仕事ができる』というイメージが定着してしまった。
そのイメージを壊さないように必死になって勉強した。なんでもかんでもイエスマンにならないように、慎重な人間を目指したい」(29歳/事務職、インストラクター)
「飲み放題の大広間にお盆でドリンクを提供しに行ったら、何種類ものドリンクを一気にこぼしてお客さまを濡らしてしまった。しかもお客さまが着ていたのがきれいなドレスだった。
新しいおしぼりを持って行って、ひたすら謝ってお客さまのドレスを拭いた。『きっと帰るまでに汚れていただろうから大丈夫だよ』と言ってくれて救われた。以降、ドリンクは安全に持って行ける量に減らして提供するよう心掛けている」(28歳/飲食店)
■嗚呼、呼び間違い
「上司が昇進したことを知らず、ずっと前の役職のまま呼びかけていた。
気づいた段階で謝罪しましたが『君の他にもいたよ』と笑って許してくれました。今では、自分が持っている社員名簿に役職を書き込んで保管しています」(34歳/販売)
「部長のことをお母さんと言ってしまった。部長は男性です。
『お母さんみたいに優しいんですもん、仕方ないです』と笑ってごまかした。部長と接する時にもっと緊張感を持つようにしたい。」(25歳/営業事務)
■伝えるって難しい
「伝言を人に伝える時に、真逆に伝わってしまった。言葉を伝える難しさを改めて実感した。
『ちゃんと伝えたのに』と初めは思ったものの、自分の言い方が良くなかったと考え直して『今後気を付けます』と関わった方に謝った。話して伝えるだけではうまく伝わらないかもしれないので、大事なことは書面にして渡すようにした」(38歳/一般事務)
「新入社員に仕事を教える際、うまく伝わらずイライラ。それが周りの人にも伝わってしまい、あとから同期に『めちゃくちゃ怖い』と言われてしまった。
翌日、新入社員に『怒ってしまってすみません』と伝えた。仕事のペースは人それぞれなので、自分ができることを当たり前と思わずに接するよう、心掛けるようになった」(24歳/貿易事務)
■少し落ち着きましょう
「飛沫防止用のパーティションを落としてバキバキに割ってしまった。
瞬間接着剤を持参して総務に謝りに行ったら、担当社員の機嫌が良いタイミングだったようで許してもらえた。今後は大ぶりな動きをしないように、周りを見ながら動こうと思う」(29歳/営業)
「会社の書類で世帯主である父の生年月日が必要だったが、どうしても思い出せず勘で書いた。あとで調べたら案の定全く違っていたし、生きてるはずがないほどの高齢になる生年月日を書いていた。
書類を渡した担当者から何も連絡がないため、黙っている。分からないことがあった時は、申し出づらい雰囲気でも『確認させてください』と言い出す勇気を持つことにした」(29歳/事務)
「あるある」「私もやったわ」というようなうっかりもあれば、一歩間違えれば大トラブルになりかねないミスも。みなさん、うまく切り抜けて反省を生かしていることが分かりますね。
働いていれば、誰しも失敗はつきもの。大切なのは、その後の対応と対策です。
今年はまだ半分残っています。上半期を振り返りつつ、気を引き締めて下半期も頑張りましょう!
文/秋元祐香里(編集部)
【調査概要】
●調査方法:20~39歳の女性へのWebアンケート(クラウドワークス)
●調査期間:2022年6月14日~2022年6月20日
●有効回答者数:98名
『働く女の本音白書』の過去記事一覧はこちら
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