参加者満足度82%超え!「未経験からエンジニアデビュー応援イベント」実施レポート【Woman type】

長く使える手に職として、注目を集めるエンジニアの仕事。2023年4月13日にWoman typeが開催した『プログラミング体験付き! 未経験からのエンジニアデビュー応援イベント』には、開催当日約120名の女性たちが参加し、プログラミングに挑戦しました。
キャリアチェンジ体験談
本イベントの最初に登場したのは、クラウド会計ソフトの分野において業界トップシェアを誇るfreee株式会社で働く梅原果凜さんと、女性向けキャリアスクール事業で注目を集めるSHE株式会社の矢貝春奈さん。

二人の前職はWebマーケターとカメラマン。全くの未経験から20代でエンジニアへとキャリアチェンジし、アプリケーション開発やシステムの保守・運用、新機能開発などを手掛けています。
トークイベントでは、二人がエンジニアになろうと思った理由や実際どのようにエンジニアになったのか、キャリアチェンジの方法について詳しく紹介。
イベント参加者からは、「実際に未経験からエンジニアになった方のお話が聞けて、どんな仕事なのか想像しやすかった」「実体験が聞けてとても参考になった」などの声が寄せられました。
また、イベント中は参加者からの質問をチャットで募集。「どうやって勉強すればいい?」学習に関することから、「未経験でどうやって転職先を探したの?」などの転職にかかわることまで、さまざまな質問にゲスト二人が回答しました。
JavaScriptでプログラミングの基礎を学ぶ
トークイベントが終わったあとは、女性向けのコーディングブートキャンプを運営する『Ms.Engineer』代表のやまざきひとみさんと講師のMeiさんが登場し、プログラミング体験会をスタート。

「本気でプログラミングを学ぶ期間は大変なこともあるけれど、仲間と一緒に学んで一生ものの力を身に付けてほしい」と参加者に向けて呼び掛けるやまざきさん。
講師のMeiさんも、「私も未経験からプログラミングを始めて『Ms.Engineer』で学んだときは、正直なところすごくきつかった(笑)。でも、本当にやってよかったと思います」と当時を振り返りました。

この体験会で参加者が挑戦したのは、JavaScriptという言語を使って行う基礎的なプログラミング。講師のMeiさんとチャットや音声で双方向にコミュニケーションを取り、疑問を一つ一つ解消しながら、学習を進めていきました。
終了後には、「すごく分かりやすかった! 独学でやっていると言語のパターンは分かっても、どのように考えて使えばいいか分からない場面が多いので、具体的に説明していただけてよかった」、「JavaScriptの説明が非常に分かりやすく、苦手だった数学がパッと分かるようになったような爽快感があった」などのコメントが多数寄せられました。
事後アンケートによる調査では、参加者満足度は82%(「大変満足」「満足」で回答した人)を超えの高得点を記録。「プログラミングが体験できたことで、さらに興味が増し、エンジニアにトライしたいと思った」という声も届きました。
ここだけで読める! 追加Q&A
また、今回のイベントは、参加者の皆さんから寄せられた質問にゲスト・講師がリアルタイムで回答する形式で進行していましたが、時間の関係上取り上げられなかったものをピックアップして下記にご紹介します。
Q.1 未経験から研修してくれる会社もあると思いますが、その前に、プログラミングスクールに通うべきだと思う?
「自分はどのように勉強すると効率よく学べるのか」ということを軸に、「スクールに通う」、「独学」または「一から研修してくれる会社に入る」のいずれかを選ぶといいと思います。
それぞれに良さがあるとは思いますが、私がスクールに通って良かったと思ったことは、次の三つです。
一つは一緒に勉強する仲間ができたこと。難しい課題やプロジェクトに誰かと一緒に取り組むことで、1人ではきっと乗り越えられなかった壁をたくさん乗り越えられました。
二つ目は、分からないことがあったときにすぐに質問できる環境があったということ。
プログラミングを勉強し始めたばかりの頃は分からないことだらけで、1人で悩んでしまいがち。そういうときに、クラスメートや講師の方にすぐに聞いて解決のヒントを得られたのはとても良かったです。
三つ目は、期間を決めて集中して学べたこと。私は仕事を3カ月休職して、フルタイムで勉強しました。
卒業のタイミングまでにカリキュラムをやり切るという目標があったので、短期集中で学べて良かったと思っています。
Q.2 独学でプログラミングを学ぶ場合、どんなふうに勉強するのがおすすめ?
いきなり高いレベルを目指さず、スモールステップの積み重ねを意識することが大切だと思います。
スクールで学ぶ環境と違って独学だと一緒に励まし合える仲間がいないことが多いので、心が折れそうになることも。すると、「自分には無理かも……」と諦めの気持ちが出てくることがあります。
なので、まずは小さな目標を定め、そこに向かって頑張ることをおすすめします。
例えば、オンラインプログラミング学習サービス『Progate』で、1レッスン受けてみること、環境構築してみること、表示だけの機能を作ってみることなど、自分が挑戦しやすいことで大丈夫。
登山と一緒で「一歩」ずつは小さくても、それを積み重ねていくと、気付いたら山頂までたどり着いているものです。
あとは、悩む時間を決めることも有効ですよ。決めた時間を超えたらすぐ誰か知り合いに聞く、質問サイトに投稿するというルールをつくってしまえば、時間を無駄にせずに済みます。
勉強を始めたばかりの頃は分からないことが多いので、一つのエラーを解消するのに数時間、数日かかることもあるはず。そんなときにずっと先に進めなくなってしまうと、どんどんモチベーションも低下してしまいます。
さらに、独学をしているとつまづくポイントがたくさん出てくるので、身近に相談できるエンジニアさんがいればぜひ頼ってみましょう。
私もポートフォリオサイトを作成する時に、知り合いのエンジニアさんにメンターを依頼したのですが、これがとってもよかったです!
最初の環境構築やエラーなどのつまづくポイントを素早く解消することができたり、実際の実務に近いレビューを体験したりすることができて、新しい学びを得ることができました。
Q.3 エンジニアデビューに「年齢制限」はある?
『Ms.Engineer』にも本当によくいただくご質問なのですが、「年齢制限」はありませんとお答えしています。
実際に『Ms.Engineer』のJavaScriptの基礎を学ぶコースには50代以上の方もいらっしゃいます。
新しいことに挑戦することに年齢は関係ないですし、特にエンジニアはその人がどんなコードを書くのかという部分が大きく関わってくる実力主義なところがあるので、だからこそ年齢は関係なく目指せる職業です。
何歳からでも挑戦してみてほしいと思います!
Q.4 未経験の場合、まずどんな言語から学ぶのがおすすめ?
転職したい業界や、作りたいプロダクトによっても違うと思いますが、Web系エンジニアとしてのキャリアを考えているのであれば、JavaScriptから学ぶのがおすすめです。
JavaScriptはもともとブラウザなどの画面側で使われていましたが、最近ではサーバー側でも利用する事例が増えてきていて、JavaScriptを学べばWebページだけではなく、フルスタック(複数の技術分野において、知識・スキルに深い理解があること)のWebアプリケーションを構築することができます。
実際の現場ではJavaScriptをよりパワーアップさせた言語であるTypeScriptを用いて開発することがほとんどだと思いますが、未経験からの学びであれば、まずはJavaScriptで基礎を習得すると後で役立つと思います!
Woman typeでは、今後もエンジニアデビューを目指す女性を応援・サポートする各種コンテンツを提供していきます。イベント情報はサイトで定期的に発信していきますので、ぜひチェックしてくださいね!