代わり映えしない毎日がつまらない人へ。アン ミカ流「世界を変える」三つのステップ

アン ミカのポジティブ相談室

悩んでいるのは、一生懸命生きてる証ーー。ポジティブ姉さんアン ミカが、働く女性のお悩みにズバリ回答していきます!

前回の記事に引き続き、映画『おとななじみ』(2023年5月12日公開)で、主人公のハル(井上瑞稀)と楓(久間田 琳加)が足しげく通うカフェの店長・蝶子を演じたアン ミカさんに恋愛相談!

アンミカさん

アン ミカさん演じる蝶子は、主人公二人の恋の悩みを聞き、人生の教訓を説く“恋愛カウンセラー”的な役どころ

Woman type読者から寄せられた相談に、アンミカさんがズバリ回答します。

<相談>
「何もなさすぎる自分にモヤモヤする」

Cさん(保育士/28歳)

自分は彼氏も居ず、仕事に変化もなくて、休日は家でダラダラしてるだけ。

友達はやりたいことをやるために転職したり、会社の中で昇進して責任あるポジションに就いたり、結婚したりして順調にステージを進んでいる感があって、何もなさすぎる自分にモヤモヤします。

何から打開すればいいのか分からないのですが、どうすれば?

<アン ミカさんの回答>
ちょっとした好奇心が世界を変えるきっかけになる

Cさんは保育士さんとして働いているんですね。

保育士さんは、未来の社会を支える子どもたちの命を預かるすばらしい仕事。まずその時点で、何もない、なんてことはないと思います。

また、「休日はだらだらしてしまう」ということですが、平日はすごくエネルギーを使う仕事ですから、それも無理はないのかもしれませんね。

ただ、相談内容を見る限り、今はだらだら過ごしているということですけど、休日はちゃんと取れていて、自由に過ごせる時間もあるのだと思います。

アンミカさん

Cさんが本当に「何か変化を起こしたい」「いい人と出会いたい」という気持ちが強いなら、何とかその時間を使って、日々の生活の中に「いつもと違う行動」を入れてみてください

例えば、いつもと違うメークをしてみる、いつもと違う美容院に行ってみる、そうやって見た目を磨くことで自分に自信をつけるのもいいと思います。

時には、百貨店のコスメ売り場に行ってみて、プロにしっかりメークをしてもらうとか。

自分ではできないようなすてきなアイメークをしてもらえたら……「友だちに見せたいな」何て気持ちが湧いてきて、お茶しようよって連絡するようになるかもしれない。

そこで、「いい人いたら紹介してよ~」なんて会話が広がるかも。

あるいは、本屋に行く、映画を観に行く、そうやって新しい知識を蓄えることに時間を使うのもおすすめです。

もしもいい人と出会えたら「最近こんな本を読んで」とか「こんな映画を観たんです」とか、話題を提供するきっかけにもなるじゃないですか。

取り組むことは知的なことだけじゃなくて、スポーツ系のことだっていいと思いますよ。今流行っているジムに行ってみるとか、ボルダリングに挑戦してみるとか。

「最近こんなことをやり出したんです」なんて人に話せるネタがあると、趣味をきっかけに新しい出会いが生まれる可能性もあります。

家でだらだらするにしてもね、「今日はいつもと違うことをやってみよう」と決めて、ふだん見ないスポーツ番組やニュースを見るとか、自分の好奇心を満たせるようなことをしてみるといいと思います。

ささやかなことでいいからいつもと違うことを日常の中にちりばめると、そこから連鎖して、必ず「何か」が起こります。

ですから、「代わり映えのない毎日をどうにか打開したい……」そんなCさんに伝えたいのは、まずは好奇心を持つこと。そして、目標を立てて自分を変えることを楽しむこと。行動を起こすこと。

この三つのステップで必ず世界は変わります

王子さまは、何もせずただ家で待っていても絶対に現れません! 小さくてもいいので、できることから「いつもと違うこと」をやってみてくださいね。

作品情報

おとななじみ
映画『おとななじみ』 公開日:2023年5月12日(金)
主演:井上瑞稀、久間田 琳加、萩原利久、浅川梨奈、岡本夏美、菊池 亜希子、宍戸 美和公、横澤夏子、村上健志、アンミカ、松金よね子
原作:『おとななじみ』中原アヤ(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:髙橋洋人
脚本:吉田 恵里香
配給:東映
公式サイトTwitter

取材・文/栗原千明(編集部) 撮影/渡辺 美知子