夏と冬で違う?季節で変わる北欧のシフト事情/週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記
北欧好きをこじらせたchikaさん。会社員生活を経て、ついに憧れのフィンランドで寿司職人としてのキャリアをスタート! ワークライフバランスや男女平等の先進国ともいわれるフィンランドでの、リアルなおしごと事情を紹介します
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冬の朝シフト、太陽の代わりの楽しみとは……?
冬の夜シフトで太陽が出ている間、皆さんどう過ごすことが多いのでしょう?
家の回りの雪かきをしたり、家族がいる同僚の場合、12月はクリスマスプレゼントを選びに行ったりしていましたね。
「親族一同が集まるクリスマスは、子どもも多いからプレゼントの用意に大忙しなんだ!」と買い物のために夜シフトを選ぶ同僚の姿は、まるで本物のサンタクロースのようでした!
すてき……!
一方の冬の朝シフトの場合、太陽を拝めない代わりにイルミネーションが楽しめます。
ヘルシンキでは11月から町中にクリスマスのイルミネーションが灯るのですが、朝の出勤時も夜の退勤時も外は暗いので、ずっとイルミネーションが点灯していて。
「夜の長いヘルシンキの冬」ならではの楽しみだなと感じていました。
たしかに朝6〜7時台のイルミネーションって見たことないかも……!
反対に、夏は白夜(※)になるんですよね?
そうですね。夏の朝シフトでは退勤後に食べ物を持ち寄って、森や島、牧場でピクニックをするなど、23時頃まで明るい太陽を楽しみます。
シフトが伸びて退勤が夜になってしまった日でも「今から森でデートなんだ」と明るい白夜の森デートに向かう同僚もいましたね。
朝から仕事をして、夜は明るい森でピクニックデート……1日がめちゃくちゃ長いですね……!
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週末北欧部 chika
北欧好きをこじらせてしまった人。フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。移住のために、会社員生活のかたわら寿司職人の修行を始め、ついに2022年春に移住。モットーは「とりあえずやってみる」。そんなこじらせライフをSNSアカウント「週末北欧部」にて発信中
Twitter:@cicasca / Instagram:cicasca
編集/天野夏海
『フィンランドおしごと日記』の過去記事一覧はこちら
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