「お給料」よりも実は大事!? 働く女性が仕事を愛する理由
働く女子なら、「あー今日は仕事したくなーい!!」なんて日もたまにはあります。
働かずに暮らせたら……とつい夢見てしまうことも。
でも、じゃあ実際仕事をせずに暮らすとしたら?
あなたは毎日楽しく、充実して過ごしていけると思いますか?
上のQ.1の円グラフは、働く女性310人に、現在の仕事に限らず「働くこと」そのものが好きかどうかを問い掛けた結果。
8割の女性が、働くことが好きと回答しました。
そして、働くことが好きな女性たち250人に、その理由を聞いたのがQ.2の棒グラフ。第1位は「収入が得られる」でした。
純粋に「お金を稼ぐことが楽しいから働くのが好き!」という人ももちろんいるのでしょうが、そもそも論で「生活していくためにはお金が必要で、だから働いている」と考え、この選択肢を選んだ人もきっと多いはず。
こうしたアンケートの場合、必ずトップに上がってくる選択肢ではありますが、とはいえ「お金のためだけに働いている」「お給料が良ければどんな仕事でも構わない」と断言できる働く女性は圧倒的に少ないものです。
「働く以上、お給料をもらうのは大前提で必須よね」という意識で、大多数の人がこの選択肢を選ぶため、結果的には第1位に躍り出てしまうのでしょう。
そこで、注目したいのは第2位。働く女性の本音はここにあり!
全体で第2位に上がったのは、「生活にメリハリが出る」(20代回答では第3位、30代回答では第2位)。
男性のみ、もしくは男女混合でこのアンケートを実施したとしたら、決して上位には上がってこなさそうなこの回答。
でも女性にとっては、実はとても重要なことでは?
冒頭で書いたように、もしも仕事をしない生活をしていたとしたら、何となくダラダラと無為に過ごしてしまったり、人目を気にする緊張感がなくなって身なりに気を遣わなくなったり、向上心をキープできなくなって成長が止まってしまったり――何だか自分がダメになってしまうような気がする人って、働く女性の中には多いのではないでしょうか。
「いろんな人との出会いがある」や「人間的に成長できる」など、いわゆる働くことで得られる王道のメリットを差し置いて、「生活にメリハリが出る」が第2位に上がる理由。
それは、働く女性の多くが「自分が自分らしくいるために必要なもの」として、仕事と仕事をすることで生まれる生活リズムを重視している証拠です。
だから、どんなに仕事に行きたくない日があっても、「働くことが好き」と答える女性がこんなにもたくさんいるのでしょうね。
さあ、本日も頑張って働いて参りましょう!
【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員へWebアンケートを実施
●調査期間:2011年9月23~30日 ●有効回答者数:310名
取材・文/福井千尋(編集部)
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