2024年ブレイク有名人4人が、良い仕事をするために「絶対にしないこと」【河合優実 柿澤勇人 HARUKA 入野自由インタビュー】

年末の追い込み時期。新しいことを始めるのもいいけれど、今の時期は「何をやらないか」を決める視点も大切ですよね。
そこで今回は、2024年にブレイクを果たした4人の人気者たちのインタビュー記事から、良い仕事をするために「やらないと決めていること」をピックアップしてご紹介します!
河合優実「年齢を理由に『待つ』ことはしない」

2024年、大ブレークした俳優として注目を集めている河合優実さん。
「売れっ子」となり、求められることが多くなるにつれ、仕事への向き合い方に変化があったという彼女。
仕事をする上で大切にしているのは、「何歳だからこうすべき」と挑戦を制限しないことだと話します。
最近はキャリアも生き方も自由度が増していると思うので、「何歳だからこうすべき」という既存のレールが壊れつつある時代でもあるのかなと。
だから、「これまでのセオリー通りに動かなくていいのかも」とも思っていて。今、やりたいことや夢があるなら、「何歳までに」と待っているのはもったいない。やりたいと思ったら、年齢にとらわれずに、自分からどんどん動いて挑戦していきたいです。
柿澤勇人「役者という仕事を選んだ以上、決して楽はしない」

俳優の柿澤勇人さんは『不適切にもほどがある!』(TBS)や舞台『オデッサ』『ハムレット』など、今年数々の話題作に出演。
作品を積み重ねるごとに求められるもののハードルが上がっていくのも、「毎回つらいです」と苦笑する柿澤さん。「やりたくても、絶対にやらない」と決めているのは「楽をすること」だそうです。
劇団時代に、浅利(慶太)先生が言っていた「観る天国、やる地獄」という言葉があるんです。「やる側は天国に行こうとするな」とよく言われていました。お金を払っているお客さまを楽しませて天国に連れて行くのが僕らの役目だと。
当時は20歳そこそこだったのでボーッと聞いていましたけど、今はその言葉の意味がよく分かります。「役者」という仕事を選んだ以上、地獄で踏ん張るしかない。ラクをしたいと思うときもありますが、まだまだラクできそうもないですね(笑)
CYBERJAPAN DANCERS HARUKA「畑違いの仕事でも、断らない」

国内外のクラブやフェスでパフォーマンスを披露してイベントを盛り上げるダンスパフォーマンス集団、『CYBERJAPAN DANCERS』。
同グループの一人で、今年目覚ましい活躍を見せたのが、元事務職のダンサー・HARUKAさんです。
初めて挑戦することでも、「まずはやってみる」「断らないこと」を彼女が大切にし続ける理由とは――?
「こんなの私の仕事じゃない」とか「何で私が」って思いながらやっている仕事って、自分自身も楽しめないし、得られるものが少ないと気付いて。
損得勘定で仕事をとらえてしまうと、逆に将来のためにならないなと学びました。
だから、私のスタンスはやっぱり「何でもとりあえずやってみる」「求められたら、ちゃんと返す」ということ。 これをしっかりやっていくと、自分自身もずっと仕事を楽しんでいられるんですよ。
入野自由「自分自身のことを100%は信じない」

大人気アニメーション映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』では、キーパーソン・大葉圭太を演じ、アニメ『ONE PIECE』のサボ役抜擢でも話題となった、声優の入野自由さん。
声優として大きなプレッシャーを乗り越えるには、自分の中に揺るぎないものが必要ですが、入野さんは「自分自身を100%信じない」と話します。
少なくとも自分自身のことは信じていないです。自分のことは見えないですから。
もちろん人から『良かったよ』と言ってもらえると自信にはなります。ただ、言い方は難しいですが、それも100%信じないようにしていて。
かつては周囲の評価をモチベーションにしていた自分もいたからこそ、他人に褒められて舞い上がっちゃう危うさは分かっているつもりです。
褒めてもらえたらうれしいし、温かい言葉はありがたく受け取るけど、それをよりどころにしすぎないようにはしています。
文/Woman type編集部