4人のインフルエンサーに学ぶ「他人からの見られ方が気になる」から抜け出すヒント
「人とは違う生き方がしたいけれど、周囲の人たちからどう思われるかが気になってしまう」
「やりたいことがあるけれど、家族や友人の反応が気になってチャレンジできない」
「人からどう見られるかが気になり、本音を口にできない」
周囲の目が気になって、自分の意思よりも周囲の意見に流されてしまったり、自分が望む生き方ができなかったりする人も多いかもしれません。
そんな時に参考にしたいのが、4人のインフルエンサーたちの考え方。
日々多くの人たちから注目されている彼女ら・彼らですが、なぜ周りからの見られ方に左右されずに「自分らしい生き方」を貫けるのでしょうか。
森下直哉「夢は、周りから笑われるくらいがちょうどいい」
SNSで拡散されたストリートスナップが21万いいね!を獲得し、「イケオジすぎる」と話題となった“和製ジョニーデップ”こと森下直哉さん。
レストラン経営、店舗デザイン、内装、輸入業などを幅広く手がける実業家としての顔も持つ森下さんですが、ド素人3人で関西最大級のレストランを立ち上げようとした時、みんなに笑われたと話します。
夢なんて笑われるくらいがちょうどいいんだよ。
僕は地元の滋賀県で倉庫をリノベーションした関西最大級のレストランを立ち上げたんだけど、最初は周りの全員に反対されて、笑われてバカにされた。
でも僕は、みんなが反対して笑ったことで逆に「チャンス」だと思った。
周りが賛同してくれるようなものはすでに存在しているから、成功のイメージが描ける。つまり、そのアイデアはもう古いってこと。
誰もが無理だと思う僕のやりたいことは、まだ誰も実現したことがないことだから、可能性を秘めてると思って貫き通した。
実際にたくさんの人が来てくれるようなレストランになったから、そのときの判断は間違ってなかったと思う。
JESSICA「自分が好きな自分でいればいい」
プラスサイズの体で踊るダイナミックなダンスと明るいキャラクターで、SNSを中心に人気を集めている、ダンサー・振付師のJESSICAさん。
「プラスサイズな自分、めっちゃ好き!」といつも楽しそうでご機嫌なJESSICAさんですが、周囲から「太ってる」「デブ」と言われることを気にして、ダイエットをしたことも過去にはあったそう。
「太ってる」とか「デブ」とか言われるの嫌やしと思って、高校に入る前に一度だけダイエットして20キロ以上痩せたんです。そうしたら、全く自信がなくなっちゃって。
「え、前の方がかわいかったかも……」って思ったし、痩せたことによってダンサーとしての魅力も減ったように感じてました。
そこで考え直したんですよ。やっぱり、太ってても良くない?って。
だって周りの意見に従って痩せてみた結果、「前の自分の方がかわいかったな」って自分が思ったんですもん。
太っても痩せてもあれこれ言われるし、「そんならもうええわ!」ってなりましたね。そこからはありのまま、自分が好きな自分でいようってマインドです。
元鈴木さん「理想を捨てたら楽しくなった」
フォロワー13万人を超えるSNSアカウントで、日々明るく楽しく暴れ回っている、起業家の元鈴木さん。
無職だった時に、SNSで好き放題やっていたことがきっかけで美容ライターの仕事に就き、現在のコルセット・アパレルブランド立ち上げに繋がったと話します。
別の誰かになることを目指して理想を高く掲げていた頃もあったという元鈴木さんですが、他人からの見られ方を気にせずに「ありのままの自分」を発信するようになって気づいたことがあるそう。
今振り返ると、「ああいう人になりたい」と理想を高く掲げていた頃は全然うまくいってなかったなと思います。
一方、そんな思いを捨てて、「どうとでもなれ!」ってインターネットで本当に思ってることを発信するようになったら、もう、すっごい楽しいですよ。
それまでは誰の気も害さないような発信をしていたからフォロワーは一気に減ったけど、そのほとんどがおじさん。
その後ガッと女性のフォロワーが増えて、ありのままの私を支持してくださる方がいるんだなっていう学びにもなりました。
辻 愛沙子「失うものよりも、得られるものを考えてみる」
実業家・クリエイティブディレクターであり、インフルエンサーとしても世の中に意思表示を続けている辻 愛沙子さん。
いつも世間の反応を恐れずに声を上げている印象の彼女ですが、働く女性たちの「面倒な人・怖い人と思われそうで職場で言いたいことが言えない」という悩みに対して「よく分かる」と共感を示します。
しんどくなることもあるという辻さんが、周囲からの見られ方に惑わされずに、声を上げ続けられるのはなぜなのでしょうか。
声を上げたとき「どんな悪影響が出るか」「何を失うか」よりも、得られるものを考えてみるのがいいかもしれません。
例えば、セクハラがあった時に、それを笑顔で受け流す方がその場では波風立たずに済むかもしれないけど、それでは同じことが自分やまた別の人に起こるかも知れない。
直接相手に対して言えなくても、自分のできる範囲で声をあげることで、この人は、この環境は、それを許さないんだという空気が少しづつ出来上がっていく。
たとえすぐに環境が変わらなくても、誰かがあげた声は、決してなかったことにはならず誰かの心に残るものです。
その声が相手への意思表示になるだけでなく、心の中で同じように違和感を持っていた人と通じ合えるきっかけになることも。
何かと戦うのではなく、その場に声を残していくという感覚が大事かもしれません。
文/Woman type編集部