小関裕太、窪田正孝、玉木宏、染谷将太…人気俳優たちはどうやって「苦手な仕事」を乗り越えた?

長く働き続けるためには、仕事の中で「苦手」と向き合わなければならない場面は訪れるもの。
みんなどんな風に苦手なことを乗り越えているんだろう──?
そこで、長年プロフェショナルとして第一線を走り続ける俳優たちのインタビューから「苦手」との向き合い方のヒントになる記事をピックアップ。
過去Woman typeに掲載した小関裕太さん、窪田正孝さん、玉木宏さん、染谷将太さんの記事をご紹介します。
彼らがどのように自身の苦手なことと向き合い、克服してきたのか。いい仕事をするための参考にしてみてください。
【小関裕太】「低い声を出すのが苦手だった」

俳優だけでなく、声優としても活躍の幅を広げている小関裕太さん。
2024年には念願だったディズニー作品『モアナと伝説の海2』にも声優として参加。
長年の夢を叶えられたと目を輝かせる小関さんですが、実は声域の狭さに悩みを抱えていたと言います。
僕の父は声が低く、同じ遺伝子なのに、なぜ自分はその声が出ないんだろうってずっと思っていて。
なかなか超えられなかった声域の壁を超えられたからこそ、夢だったディズニー作品にチャレンジできたと話す彼は、どのように苦手を克服したのでしょうか。
【窪田正孝】「人と関わるのが苦手だった」

2006年のデビュー以降、俳優として第一線を走り続けている窪田正孝さん。
長く芸能界で活躍し続けている彼ですが、人と関わることが苦手だったと明かします。
ずっと人とうまく交じり合えない人間でした。というか、自分で自分のことを「交じり合えない人間だ」って決めつけていたんです。
俳優になる前は整備士になろうと思って工業高校に通っていたんですけど、それも人と話すのが得意じゃなかったからで……。
一人で機械を組み立てたり、ゼロから物を作ったり、そういうことをする方が性に合っていると思っていたんです。
俳優の現場は、スタッフやキャストとの密なコミュニケーションが不可欠。
そんな中で窪田さんは、どのように苦手を乗り越えたのでしょうか。
【玉木宏】「協調性を持って仕事をするのが苦手だった」

芸歴20年超。数々の数々の話題作に出演する玉木宏さん。
バラエティーに富んだオファーが舞い込む玉木さんは、オファーを受ける度に「自分に与えられた役割は何だろう」というのをすごく考えると言います。
その瞬間に、どの立ち位置で、どういう仕事をすればいいのか。
役柄やシーンによって攻めたり引いたりしながら、自分の役割を把握する。それを良い形で実現できるよう、臨んでいます。
その理由を「仕事は共同で何かをつくり上げることだから」と話す玉木さんですが、実は「協調性がそれほどある人間ではない」と明かします。
集団行動も苦手だったと話す玉木さんが、協調性を意識するようになったきっかけとは──。
【染谷将太】「メンタルコントロールが苦手だった」

7歳で子役を始め、9歳で映画初出演。今では映画界の巨匠たちから厚い信頼を寄せられ、同世代の俳優からも一目置かれる存在となった俳優・染谷将太さん。
彼がプロとして仕事をする上で大事にしているのは、自分のメンタルをコントロールすることだと言いますが、かつてはメンタルが乱れてしまうことに悩まされた時期もあったと明かします。
もっと若い時は、自分のことだけに集中できたけど、ある程度キャリアを重ねてくると、前よりももっと周りのことまで見えるようになったんです。
今まで気づかなかったことにも気づき出してしまうと、自分に対して勝手に負荷をかけたり、自ら緊張しに行ってしまったり――。
広い範囲に目を配るほど考えなければいけないことが増えて、自分のメンタルが乱れてしまうことに気づきました。
どうしたら自分が自分でいられるか。
さまざまな方法を試した染谷さんがたどり着いた、メンタルコントロール法とは。