働く女性の9割以上が「人生を見つめ直すきっかけになった」と回答!『海よりもまだ深く』Woman type独占試写会レポート
『海街diary』で日本アカデミー賞最優秀作品賞、監督賞など4部門を獲得した是枝裕和監督の最新作『海よりもまだ深く』が2016年5月21日(土)より公開されます。是枝監督が、今回特別な思いを込めて送りだすのは、“なりたかった大人”になれなかった大人たちの物語。
キャストには、阿部寛、真木よう子、小林聡美、リリー・フランキー、池松壮亮、橋爪功、樹木希林ら、実力派俳優が勢揃い。“海よりもまだ深い”人生の愛し方を教えてくれる、心に沁みる感動作がここに誕生しました。
『Woman type』では映画全国公開に先駆け、弊誌読者の働く女性たち40組80名さまをご招待し、16年4月27日(水)に『海よりもまだ深く』独占試写会を開催!
映画視聴後に実施したアンケートでは、当日お越しいただいた女性たちの92.3%が「良い映画だった!」と大満足の感想を寄せてくれました。
日常の中にある“幸せ”を見つめ直し、大切にしたくなる映画
また、本作を見て「自分の人生を見つめ直すきっかけになった」と感じた人は、なんと92.9%という結果に。なりたかった大人になれず、それでも幸せを諦めきれずにもがき続ける登場人物たちの姿に「他人事とは思えない」(20代:会社員)という声が多く挙がりました。
・「仕事に、家庭に、自分の理想はいろいろあるけれど、本当の幸せは何かもう一度考えたいと思った。『やり直すにはもう手遅れ』と思っていたことも、やり直せることもあるのではないかと前向きになった」(20代:会社員)
・「これから先、自分がどうしたいのか、やりたいことは何なのか、今すべきことを考えるきっかけになった。後になって後悔しないように」(20代:会社員)
・「自分にとっての幸せとは何か考え直すことができた。仕事、家族、友人、何気なく続く毎日、今自分の目の前にあるものをもっと大切にしていきたいと思った」(20代:会社員)
・「学生時代にやりたかったことを思い出し、一度諦めてしまった人生をもう一度やり直したいと感じた」(30代:会社員) ・「皆それぞれ、自分の人生に不安や不満を抱えながら生きていると実感した。それでも、前を向いて生き続けなければならないな、今を生きるしかないと思った」(40代:会社員)
・「ダメ男(良多)を演じる阿部寛さんを見ていて、自分は絶対に“ちゃんとした人と結婚しよう”と思った!」(20代:会社員)
仕事で多忙な毎日は、思いがけないスピードで過ぎ去ってしまうもの。自分の気持ちと向き合う時間を持ち、自分なりの“幸福論”を見つける時間はきっと貴重なものになったはずです!
心に響く名言が続々! 働く女性たちが共感した“深く染みる”台詞
台風で足止めをくらい、思いがけず一晩を共に過ごすことになった“元家族”の夜を描いた本作は、劇中、何か大きな事件があるわけではありません。でも、だからこそ、そこに映し出される何でもない日常には、働く女性たちが自分自身の人生を重ね、共感したくなるシーンや台詞が盛りだくさん。
中には、「考えさせられる台詞・やりとりが多く、大切な作品になった」(20代:アルバイト)と回答する女性も。
特に多くの女性たちの心に残った台詞は、樹木希林さん演じる淑子の「幸せってのはね……何かを諦めないと手に出来ないもんなのよ」という言葉だったようです。「今の自分にどんぴしゃなフレーズだった」(20代:会社員)、「自分の人生を振り返り、本当にそうだなあと思った」(30代:会社員)などの感想が寄せられていました。
女性の生き方や、“幸せのカタチ”が多様化している現代社会。自由に生きることができる一方で、選択肢が多いからこそ、周囲の人と自分の人生を比較してしまったり、将来への不安を感じてしまう人は多いもの。そんな時こそ、本作のような映画を観て、改めて「自分にとっての幸せとは何か」を考えてみるのはいかがでしょうか?
視聴後にはきっと、周囲の人にもっと優しく、仕事にももっと前向きに取り組めるようになるはずです――。
『海よりもまだ深く』
公開日:2016年5月21日(土)から丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
出演:阿部寛 真木よう子 小林聡美 リリー・フランキー 池松壮亮 吉澤太陽 / 橋爪功 樹木希林
配給会社:ギャガ
公式サイト:http://gaga.ne.jp/umiyorimo/
文/栗原千明(編集部)