森下直哉「人生に満足してないなら、今までと真逆のことをやれ」自分にワガママに生きるための一歩

森下直哉「人生に満足してないなら、今までと真逆のことをやれ」自分にワガママに生きるための一歩

SNSで拡散されたストリートスナップをきっかけに、「イケオジ」「和製ジョニーデップ」と注目を集めた全身tatooの実業家、森下直哉さん。

知識も経験もない状態から仲間たちと倉庫をリノベーションし、関西最大級の倉庫レストランを開業。現在はレストラン経営にとどまらず、店舗デザインや内装、輸入業など、好奇心の赴くままに事業の幅を広げ続けている。さらに今年は、初の写真集『DOPE』(KADOKAWA)を出版し、新たな挑戦も重ねた。

プライベートでも、身につけるもの、着るもの、乗るもの、そのすべてにこだわり、何にも縛られず自由に生きる姿に憧れる人は少なくない。

“自分にワガママに生きる”を体現する森下さんに、自分の殻を破れないもどかしさを抱える女性の悩みに答えてもらった。

株式会社THE HIDEWAY代表 森下直哉さん

森下直哉さん

1987年生まれ、滋賀県出身。株式会社THE HIDEWAY代表。関西最大級の倉庫レストラン「THE HIDEWAY FACTORY」を経営。その他、デザイナー、家具の輸入販売、アパレルなど、趣味を生かした多彩なビジネスを展開している。2023年、ストリートスナップ動画がSNSで累計5000万回以上再生され話題に。インフルエンサーとして注目を集めている Instagram

アラフォーの一般男性が「写真集を出す」という新たなチャレンジ

編集部

写真集『DOPE』の発売おめでとうございます! 今回、なぜ写真集にチャレンジしようと思ったのでしょうか?

森下さん

ありがとうございます!

以前から担当編集の伊藤ちゃんと「いつか写真集を出せたらいいよね」と話してたんです。でもまさか本当に実現できるとは……という感じ。普通に考えて、自分が写真集を出す世界線があるとは思わなかったから。

一般のおじさんの写真集なんてほぼ前例がないって聞いてたから、「伊藤ちゃん、本当に大丈夫? ただのイタいおじさんにならない?」って何度も確認しちゃいました(笑)

編集部

「一般のおじさん」という表現からはかけ離れたカッコよさでした……! 和装だったり普段Instagramなどでは見られない衣装にもチャレンジされてましたね。

KADOKAWAから発売された森下直哉写真集『DOPE』の中で、和装にチャレンジする森下直哉さん
森下さん

基本はすべてプロにお任せしたので、すごくワクワクしましたね。

編集の伊藤ちゃんが、「奇抜な衣装もすべて着こなしていて、想像を越えてきた」と言ってくれて、本当に安心しました(笑)

編集部

イタいおじさんにならないか不安だったと仰ってましたが、それでもチャレンジしようと思ったのはなぜでしょう?

森下さん

僕は基本的にアメリカンヴィンテージのカルチャーなど、偏った世界にいたので、それ以外のファッションに触れてこなかったんですよね。

でも、40歳を前にして経験したことがないことにチャレンジするのはいい選択だと思いました

自分の信頼している人たちが「いいと思う」と言ってくれるのなら、その感性を信じてやってみた方が楽しいので。

編集部

これまでも自分の好きなことややってみたいことを選び続けてきた森下さんらしい選択ですね。

森下さん

そうかもしれませんね。

自分の「やりたい」に素直になれない…5つの悩みにアドバイス

編集部

森下さんみたいに自分の「やりたい」「なりたい」という気持ちに素直に従えずにモヤモヤしている女性は少なくありません。

彼女たちがどうしたら、自分の仕事人生に納得感を持てるのか。今回、そんな女性たちの5つのお悩みに対して、森下さんからメッセージをいただきたいです。

森下さん

ためになることが言えるのか分からないですけど(笑)、僕で良ければぜひ!

【お悩み1】キラキラ好きなことをしている友人が羨ましい

27歳/事務職

今の仕事はワークライフバランスも取りやすく、友人たちより少し年収も高め。大きな不満はありません。

それでもSNSで、仕事で大きなチャレンジをしている人や、脱サラして好きなことを始めている友人を見ると、胸がざわつきます。

特に「やりたいこと」がない自分には無理だなと思っているのですが、嫉妬してしまう気持ちとどう折り合いを付けたらいいでしょうか。

NAOYA’s MESSAGE

嫉妬する自分が嫌なら、キラキラしている側に行っちゃえばいいと思います。

じゃあどうやって行くのかっていう話ですけど、キラキラしてる人って、普通の人がしないことをしてるんですよね。世の中の9割の人が「怖い」と感じることをやってる。見えないところで傷付きながら、その怖さを乗り越えてるんだと思います。

例えば、世の中の9割の人が「独立したいけれど怖い」と言っているなら、チャンスだと思って独立すればいい。だって9割の人はやらないんだから、ブルーオーシャンじゃないですか

人間は本能的に安全を求める生き物だから、「そんなこと言っても怖いものは怖い」と思うかもしれない。そういう時は、キラキラしてると感じる人たちに片っ端から会いに行くといいと思います。

キラキラしている人ばかりと会ってれば、良い意味で感覚がバグってくるから(笑)

KADOKAWAから発売された森下直哉写真集『DOPE』の中のワンショット

キラキラした人たちの話を聞きまくって、「やりたいことがなくても、仕事辞めて好きなこと探せばいい」と言われたら、その通りにしてみる。

すぐには聞き入れられないかもしれないけど、その「聞き入れられない」という感覚こそが、ずっと自分が守ってきたポジションだと思うんです。

それを守り続けてきた結果、27歳の自分は理想通りになっているのか客観的に考えてみて。「あれ、ちょっと違うな」と思うなら、キラキラした人たちの言う通り、自分の考えと真逆のことをやってみるといいと思います。

成果を出してる人の言うことを素直に聞き入れていくと、きっと嫉妬が尊敬に変わって、自分を突き動かすエネルギーになるはずなので。

【お悩み2】自己投資をケチってしまう

29歳/営業職

年収があまり高くないこともあり、自分への投資をケチってしまいます。

本当は、いい服を着たり、習い事を始めたり、新しいことを学んだりしたいのですが、リターンがあるか分からないことにお金を使うことに迷ってしまい、結局諦めてしまいます。

「プチプラでいいか」「YouTubeで勉強すればいいか」とケチってしまう自分に、心まで貧相になりそうで自己嫌悪です……。

NAOYA’s MESSAGE

ビジネスの観点から言えば、これは「テイカー(受け取るだけの人)」の思考。

自分が得をしない限り、大切な時間やお金を出さないという人は、成功するのは難しいんじゃないですかね

例えば、「引っ越し手伝うからバイト代ちょうだい」っていう人と、何の見返りも求めず「手伝うよ!」って飛んでくきてくれる人だったら、どちらと付き合っていきたいか。

「この人にまたお願いしたい」と思ってもらえる人って、見返りを求めない人なんだと思います。

そうして培った縁や人間関係が新しいビジネスに繋がって、利益を生んだりする。

これは、自分への投資も全く同じ。すぐにリターンがなくても、いつか思わぬかたちで返ってきたりするもの。

もし返ってこないなと思うなら、返ってくるまでやり続けりゃいいんです。100万円掛けて英語を学んだのにリターンがないなと思うなら、リターンがあるまで究めればいい。諦めなければ、必ず稼ぐための武器になるので。

KADOKAWAから発売された森下直哉写真集『DOPE』の中のワンショット

リターンを気にするタイプの人って、お金を掛けたら掛けただけ「絶対に取り返そう」という執着が生まれるから、実は自己投資に向いてたりもするんですよね。

「損をしたくない」と考えるのって普通ですし、大多数の人はリターンが分からない投資は躊躇すると思います。

それなら、大多数の人と逆の行動を取った方がいい。周りが「怖い」と思うことの中に成功の種はあるんじゃないですかね。

【お悩み3】自分の意見が言えない

26歳/営業企画

チームのミーティングなどで意見を言うのをためらってしまいます。

本当は「もっとこうした方がいい」「こういうことがやりたい」など言いたいことはあるのですが、的外れなことを言ってしまったり、変な空気にしてしまうのが怖くて、いつも飲み込んでしまいます。

周りからの見られ方にとらわれずに、発言できる自分に変わるにはどうしたら良いでしょうか。

NAOYA’s MESSAGE

実は僕もそういう時期があったから、この気持ちはよく分かります。

「この場ではこういう風に言った方がいいのかな……?」なんて迷ったりして。

嫌われないように言葉を選んで、バランスを取ろうとしちゃってました。

でも今は、「自分の好きなように生きて、それでも自分を好きでいてくれて、認めてくれる人だけを大切に生きればいいや」って思えるようになって、楽になった。

そうすると、自分のことを「好き」と言ってくれる人は確かに減るんだけど、別にそれでいいんだと気付いて。万人に好かれる必要はないので。

僕が「誰からも嫌われたくない」という気持ちを手放せたのは、海外に行ったのがきっかけだったように思います。

広大な景色を見たり自然に身をゆだねたりしてみた時に、「自分の悩みなんてちっぽけだな」って思ったんですよね。些細なことはどうでもいいやって。

人間のキャパシティーには限界があるから、古い価値観や自分を縛る考え方は定期的に断捨離していった方がいい。捨てたら捨てた分だけ、新しい価値観や情報が入ってくるから、理想の自分に近づいていけると思います。

【お悩み4】ゆるい会社のぬるま湯から抜け出せない

29歳/営業職

新卒からずっと大手企業に勤務しています。

労働環境も福利厚生も整っており、とても居心地がいいのですが、転職して成長している同僚の姿などを見ていると、「このまま、ゆるっと働いていていいのかな…」という不安が湧いてきました。

私も厳しい環境に身を置いてもっと成長したい気持ちはあるのですが、新卒からずっとゆるい環境で働いていたため、外に出るのが不安で一歩を踏み出せません。

NAOYA’s MESSAGE

今の環境が幸せなら、そこに留まるのも一つの選択ですよね。

抜け出して成長したいと本気で思うのなら、まずはロールモデルを見つけてほしい。自分が尊敬できる生き方、働き方をする人を見つけて、意見を仰ぐ。信頼している人の言葉なら、聞き入れやすいから。

まずは食事に行ってみたらどうですかね。その世界を知ることから始めてみる。インターンみたいな感覚で(笑)

KADOKAWAから発売された森下直哉写真集『DOPE』の中のワンショット

もし、食事に誘うのがハードル高いなら、憧れる働き方をしてる人のPodcastを聞いてみたり、ロールモデルに近い人たちが集うオンラインサロンに参加してみたりするだけでもいいと思います。「こうなりたい」と思う人の考えを徹底的に聞いて、自分を洗脳しちゃうのが一番手っ取り早いので。

そしたら、「次は講演会に行ってみよう」「今度は直接相談してみよう」と自然と行動が付いてくると思います。

【お悩み5】やりたいことはあるけれど、現実を見てしまう

28歳/営業事務

将来、地元でカフェを開きたいという夢があります。

とはいっても、経営の知識もなければ、特段料理が得意なわけでもなく、大した貯金もありません。何より「人並み」を外れる度胸がない私にとっては、非現実的な夢です。

「やりたい」と口では言いながらも、結局会社員のまま仕事人生が終わっていくんだろうな……と思うと、いつか後悔しそうで少し怖いです。

NAOYA’s MESSAGE

「非現実的」「人並みを外れる度胸がない」からこそ、やる価値があるんじゃないですかね。

100人中99人がその一歩を踏み出せないなら、絶対やった方がいい。

独立が怖かったのは僕も同じ。今は倉庫をリノベーションして関西最大級のレストランを運営してるけど、経営のノウハウもなかったし、工事の知識もゼロだった。

でも「怖い」と感じることに勝機があると思ったんですよね。怖くなかったらみんなやってるから。

もし恐怖心を乗り越えられなさそうだったら、「怖さ」を言語化してみてほしい

人間は「正体の分からないもの」に恐怖を覚える。料理が出来ないことが不安なのか、安定を失うことが不安なのか。

料理が出来なくても飲食店で成功している人はいるし、先駆者たちが自分が不安を感じていることをどう乗り越えたのかを知れば、恐怖は和らぐはずです。

あとは考えすぎないことですね。僕も最初から全ての大変さが分かっていたら、踏み出せなかったかもしれない。

まずは走り出してみて、やるしかない状態に自分を追い込めば、嫌でも動けるから(笑)

KADOKAWAから発売された森下直哉写真集『DOPE』の中のワンショット

これまでの人生に満足してないなら、オセロを裏返してみればいい

今回寄せてもらった悩みはどれも根本は同じで、大多数の人がやらないことをやるのが怖いんですよね。

ただ、大多数の人がやらないことにはチャンスが詰まっている。

僕はいつもオセロのように考えているんだけど、黒が調子悪いなら白に裏返せばいいんですよ。

今まで「黒を選びなさい」という自分の指示に従ってきて、人生に満足してないんですよね?

それなら、指示者を変えればいい。「やめておけ」という自分の声を無視して、自分の理想に近い生き方を実現している人の意見に従う

自分に対して出す指示と真逆の行動を取ればいいだけ。シンプルですよね。

今までの自分の人生がエビデンスです。勇気を持ってオセロを裏返すことができれば、人生は変わっていくと思いますよ。

取材・文/光谷麻里(編集部) 撮影/古川義高

森下直哉写真集 DOPE(KADOKAWA)

KADOKAWAから発売された森下直哉写真集『DOPE』の書影

SNS中を虜にした奇跡のイケオジ森下直哉、待望の初写真集!

“奇跡のイケオジ”としてSNS中を虜にした、
浪花のカリスマ実業家、森下直哉の初となる写真集!

2023年6月、1本のストリートスナップ動画がSNS上で大拡散された。
あまりに端正なルックスと、その見た目とは裏腹な“柔らかすぎる人柄”に、多くの若者を虜にした森下直哉。
その人気はとどまることを知らず、初となるフォトブックが満を持して刊行。

撮影のテーマは「二面性」。
パブリックイメージであるアメカジスタイルはもちろん、
「モード」「和」といった彼の新たな一面も多数撮り下ろし。
性別問わずに魅了する森下直哉の色気を、多彩なアプローチで表現した写真集となっている。

ロングインタビューや、車&バイク遍歴、愛用アクセサリー、タトゥー紹介など
彼を深く知るための企画も収録。

内も外もかっこよく生きるためのエッセンスが詰まった一冊だ。

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