20代で2度の転職を経験した女性エンジニアが見つけた「長く働く」を叶えるために1番大切なこと/アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)
まだまだ働く女性のロールモデルが少ない現代社会。今、そしてこれから、自分がどのような仕事をしていきたいか悩んでいる女性は多いだろう。そこでこの連載では、さまざまな働く女性たちが「なぜ今の仕事を選んだのか」にフォーカス。自分と同世代の女性たちの仕事観をのぞき、自分の目指すキャリアを明確にするための材料にしてみよう!
今回登場するのは、アメリカンファミリー生命保険会社(以下、アフラック)でシステムエンジニアとして活躍する松島愛子さん。

アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)
課長代理 松島愛子さん(38)
大学卒業後は某損害保険会社の経理を担当し、転職。前職では連結決算の会計ソフトアプリケーション導入のシステム開発を経験し、2005年にアフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)に転職して中途入社。保険料の請求収納のシステム開発業務担当を経て、今ではプロジェクトマネジャー(PM)として契約管理系の保全システム開発・保守業務に携わる
前職でもシステムエンジニアとして働いていた松島さんが転職を決めた背景には、「長く働ける環境を見つけたい」という想いがあったそう。
松島さんが考える、エンジニアの女性が長く働ける環境とは? そして、アフラックへの入社の決め手は何だったのだろうか――?
「安定している」だけではダメ!
新しいチャレンジを続けられる環境を求めて転職
「前職はITベンダーでシステム開発に関わる仕事をしていたのですが、会社が小規模だったため、どうしても携われるプロジェクトの幅が狭く、システムエンジニアとして身に付く技術にも偏りがある状況でした。3年くらい働いて一通りのことを経験してしまうと、新しい何かにチャレンジするような機会も減ってきてしまって。『いつも同じような作業ばかりしていてはつまらない……』、仕事に飽きつつある自分に“このままでいいのだろうか”と焦りを感じるようになっていきました」
変化の少ない職場を“安定している”と捉えることもできるが、松島さんは物足りなさを感じていた。
アフラックへの転職を決意したとき、松島さんは27歳。来るライフステージの変化を見据え、「次の職場は、結婚・出産をしても長く働けるところがいい」と心に決めていた。

「子育てをしながらでも長く働き続けられる会社というと、福利厚生が充実している会社とか、ワーキングマザーの支援制度があるとか、その条件はいろいろだと思います。もちろんそれも大事なのですが、私が絶対に譲れないと思ったのは、やはり『新しいチャレンジを続けられる環境かどうか』ということでした。結局、どんなに会社の制度がしっかりしていても、自分の仕事にやりがいを感じられなかったら長くは続けられません。自分自身の働くモチベーションを保つためにも、常に新鮮な気持ちで“挑戦”を続けられるような職場で働くことが第一だと考えていたのです」
大規模なプロジェクトに携われるからこその苦労と醍醐味
自分の思いを貫く「強い心」が育っている
松島さんとアフラックの出会いは、転職サイト経由で届いたオファーDM。企業説明会へと足を運び、人事担当者と話をしたのが始まりだった。
「当初はそこまで志望度が高いわけではなかったんです(笑)」と語る松島さんだが、説明会で人事担当者と話をしたことでその気持ちは一変。「ここしかない!」と感じたそうだ。

「アフラックのIT部門では、現在約430名にものぼる多様な人材が働いています。開発案件も多種多様。ユーザー向けと社内向け両方の自社システム開発に携われます。さらに、『やりたい』と手を挙げた人には開発領域を問わず挑戦するチャンスを与えてくれる風土があると聞き、自分の世界を広げられる可能性を感じて入社を決意しました」
今では社内の大型プロジェクトを仕切るPMへと成長。「前職の会社では絶対に経験できなかったような、自分のアイデアを活かしたプロジェクトを実現させることができるようになった」という。
また、社内外含めて100名以上の人を巻き込みながら大規模な案件を進めていく大変さや、醍醐味も実感しているところだ。
「異なる立場の人から出てくる課題や要件に耳を傾けて、プロジェクトの方針を出さなければいけない仕事なので、“意思決定をする難しさ”は常に感じていますね。でも、自分が決めた方針に皆が納得してくれて、同じゴールに向けてチームの作業が順調に進んでいったときはすごくやりがいを感じます。私はもともと自分の意見を言うのが苦手なタイプなのですが、自分の思いを貫くことが大事なシチュエーションが多いので、心を強く持って周囲を説得する技術を磨いています」
個人の成功よりも、組織の成長を大事にしたい
限られた時間の中で最大限のパフォーマンスを発揮する
さらに、今の仕事の魅力は「裁量の大きさ」と語る松島さん。前職ではクライアントのスケジュールに合わせて働かざるを得ない面があったが、現職では効率的な働き方を模索しながら、1日の働き方を自ら決めて動くことができる。ワークライフバランスも改善され、心のゆとりも生まれたそうだ。

「システムエンジニアの仕事は長時間労働が当たり前というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。でも、アフラックでは昨年から社員の“働き方改革”を進めていて、今では残業時間は月に30時間までというのがひとつの指標となっています。定時が9時~17時で実働7時間のため、一般的な企業と比べると、実質的にはほとんど残業をしていないと言えます。限られた時間の中で、最大限のパフォーマンスを発揮するためには、社員一人ひとりが裁量を持ち、自らの頭で考えながら仕事を進めていくことが求められます」
チームのリーダーとして業務効率向上のための施策を考えることも松島さんの大切な仕事の1つ。社内のダイバーシティー推進チームにも所属し、自部門の枠を超えて、社員のモチベーションアップや社内制度改革にも取り組もうとしている松島さん。
「誰もが納得感を持って働ける職場環境づくりは、今後も力を入れてやっていきたいですね。私は人事ではないけれど、業務上関わっている部門も多いし、現場への理解はあると思っています。だからこそ、いろいろな人の意見を吸い上げて、現状に合った施策を展開できるよう働きかけていきたい」
ダイバーシティー推進も含め、同社における本格的な社内制度改革は今まさに舵が切られたところ。そこでの仕事は、まさに新しい挑戦づくし。エンジニアとして、組織人として、チャレンジを続ける松島さん。アフラックへの転職は、まさに最適な選択だったようだ。
【当社の取り組みに対する外部評価】
・平成27年3月「平成26年度ダイバーシティ経営企業100選」に選出(主催:経済産業省)
・平成28年3月「2016 J-Winダイバーシティ・アワードベーシックアチーブメント大賞」を受賞
・平成28年7月 女性活躍推進法に基づく優良企業認定マーク「えるぼし」を取得(主催:厚生労働省)
松島さんのように主体的にチャレンジできる人材からのご応募をお待ちしています。
>>アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)の求人情報を見る
取材・文/栗原千明(編集部) 撮影/赤松洋太
『シゴトジャッジ・ルーム』の過去記事一覧はこちら
>> http://woman-type.jp/wt/feature/category/rolemodel/judge/をクリック