12 DEC/2016

吉田沙保里、高畑充希、菊川怜、3人の“クイーン”が明かす、仕事で結果を出し続けるためのモチベーションアップの秘訣

2016年12月7日(水)東京・恵比寿ガーデンプレイスにて、今年頑張った女性を称える『ORICON STYLE クイーン・アワード2016』が開催された。

同イベントの授賞式に登壇したのは、「霊長類最強女子」の異名を持つ女子レスリング選手の吉田沙保里さん、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』で一躍国民的女優となった高畑充希さん、高学歴タレントとして朝の情報番組でも活躍中の菊川怜さんの3人。

吉田沙保里、高畑充希、菊川怜

左から、吉田沙保里さん、高畑充希さん、菊川怜さん

『ORICON STYLE』が実施したアンケート調査によると、吉田沙保里さんは「好きなスポーツ選手(女性部門)ランキング」で1位。菊川怜さんは「“インテリジェンスクイーン”ランキング」で1位。高畑充希さんは、「2016年 ブレイク女優ランキング』で1位を獲得。「2016年の顔」とも言える3人のクイーンが揃い、各自が今年1年の仕事について振り返った。

自分への「ご褒美」は欠かさない! 
日々の頑張りに意識的になることが大切

吉田沙保里、高畑充希、菊川怜

高畑:今年は、目の前のことしか見えないというくらい、がむしゃらに突っ走ってきた1年でした。ここまで頑張ったんだから、「自分にご褒美をあげなきゃ」って思って、大好きなお洋服をたくさん買っちゃいました。来年は、もうちょっと質素に暮らしたいです(笑)。

吉田:私もね、いつも頑張った時は自分にご褒美をあげるようにしていますよ。自分で大きな買い物もしちゃいますね。人からプレゼントされたらもっと嬉しいかもしれないけど(笑)。

菊川:日々頑張っていることって意外と忘れちゃいますけど、そうやってお二人のようにご褒美をあげて意識するようにすると、記憶にも残りますからね。あと、「私、こんなに頑張ったの!」って素直に言える女性って少ないと思うんです。でも、自分からでも、他人からでも、賞賛されると次も頑張ろうって気になれますよね。人から褒めてもらうのは難しくても、自分で自分を褒めることはいつでもできますから、私もそうしたいな。

吉田:そうそう!私はいつも寝る前に、「今日もよく頑張ったなー! お疲れさま自分!」て、褒めてから眠りにつくようにしていますね(笑)。別に、大それたことはしなくていいんですけど、1個でもやろうと思っていたことができればそれは褒めてあげていいと思います。

高畑:自分のこともそうですが、周囲の人のことももっと自分から賞賛していきたいなって思います。それが、次のモチベーションにつながるなら、皆で称えあった方がいいですよね。

吉田沙保里、高畑充希、菊川怜

吉田:今年1年を振り返ると、私の場合はリオオリンピックに向けてよく頑張ったなあという記憶が色濃いですね。結果は銀メダルでしたけど。今日のテーマは頑張った女性を称えるということなんですが、個人的に称えたいのは監督の奥さんです。健康面、メンタル面すべてで支えてもらいました。ゆっくり過ごす時間をプレゼントしてあげたいな。

菊川:私はいつもお世話になっているスタイリストさんを称えてあげたい。毎朝、私よりも早く現場に入って準備をしてくれている姿を見ると、頭が上がりませんね。物をあげるというより、美味しいものを皆で食べる時間とか、リラックスして過ごせる楽しい時間をプレゼントしたい。

高畑:私は自分のマネージャーさん。女性の方なんですけど、私以上に忙しかったはずです。今年、自分がこんなにいろいろなチャレンジができたのは、すべて周囲のスタッフさんが頑張ってくれていたからなんですよね。忙しかったけれど、私がやりたいと思っていたことに挑戦させてもらっていたので、心から感謝しています。

菊川:来年も、胸を張って自分に「頑張ったね」って言える年にしたいね。

高畑:そうですね。今年が猛烈ダッシュだったので、もう少しマイペースでもいいかなって思っているんですが(笑)、納得のいく年にしたいです。

吉田:私も、好きな人を見つけて、もっとプライベートも充実させたいなあなんて思いつつ。来年も頑張ります!


今年1年、各分野で高い成果を残してきた3人の輝く女性たちに共通することが2つある。自分の頑張りを、意識的に自分で認めてあげようとする姿勢。さらにその上で、自分自身の仕事を支えてくれる周囲の人への感謝を忘れない謙虚さだ。

「賞賛」は、人の前向きな原動力を加速させてくれる。何となく、モチベーションの上がらない毎日を送っているならば、3人のクイーンたちのように、まずは小さなことからでも、「できたこと」、「努力したこと」を自分で褒める癖付けからはじめてみてはいかがだろうか。

取材・文・撮影/栗原千明(編集部)