「上司はどんな人ですか」はNG! 転職のプロが教える面接で採用担当に聞いていいこと・ダメなこと

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これまでのカウンセリング件数は2万件以上! 女性に大人気のキャリアカウンセラー水野順子さんへの連載取材で、長く働き続けたい女性に役立つ転職・キャリアの情報を発信していきます。初めての転職活動に役立つノウハウも盛りだくさん! 長期的な視点で今後のシゴト人生を考える上でも参考にしてくださいね。

転職活動では、採用担当者との面接の中で「入社前の不安」を解消していきたいもの。だが、「これって面接段階で聞いてもいいの?」と迷うことも多々あるだろう。

そこで今回は、キャリアカウンセラーの水野順子さんに、女性たちが「面接で聞きたいけれど、聞きにくい」と感じる5つの質問と、伝える際に気をつけるべきポイントを教えてもらった。

面接

【1】(家庭の事情などで)残業ができないんですが、いいですか?

「現実的にどうしても働く時間に制限がある場合には、面接段階から伝えておきましょう。そのことを言わずに入社して、条件が合わずすぐに辞めることになる方が自分にとっても会社にとってもよくありません。なぜ残業できないのか、その具体的な理由を添えて伝えることも、採用担当者に納得してもらうためには重要です。今が残業できないだけなのか、この先もずっとできないのか、自分の状況を正直に話すようにしてください。場合によっては、『繁忙期だけでも残業できないか』などを聞かれることがあると思いますので、迷わず回答できるように準備しておくといいですよ。できる限り会社に貢献したいという意思を見せるためにも、突発的な残業が発生した時の対策法など、どう考えているのか伝えてください」(水野さん)

【2】職場の雰囲気が知りたいので、面接官以外の社員の方と話せませんか?

「確かに、一緒に働く人たちの様子は気になりますよね。でも、この質問は基本的にはしない方がいいでしょう。特に一次面接など早い段階では会社側も情報漏洩などの心配があるため、避ける可能性が高いです。また、『どんな人が働いているか見たい』、『職場の雰囲気が見たい』という理由だけでは、『臨機応変に対応できない人なのか』、『対人関係に不安があるのか』など、面接官に不安を感じさせてしまいます。どうしても面接官以外の人と話したり、職場の雰囲気が見たい場合には、なぜそうしたいのか理由をしっかり伝えることも肝心です」

【3】提示されている年収よりももっと給与額を上げてもらえますか?

「年収アップの交渉は是非してください。ただ、転職の場合はその人の経験によって内定後に具体的な金額提示がされることが多いので、基本的には内定を受けてから、具体的な金額の交渉をしていくのがいいかと思います。
また面接の中で、年収について会社側から『給与額の希望はありますか?』など質問を受ける場合もあります。その際には、『この金額以下だったら入社しない』という最低ラインや、『これくらいもらえれば入社する』という金額がある場合は、その時にしっかり伝えておきましょう。お金のことは聞きづらいと感じてしまう女性が多いのですが、何も言わずに『いくらでもいいのかな?』と思われてしまうと損。『自分のスキルに自信がないのかな』といったイメージも与えかねません」

【4】平均残業時間や、有休の取得率などを開示してもらえますか?

「ワークライフバランスは、長く仕事を続けていく上で重要なポイントなので聞いてもOKです。ただし、採用担当からの回答は基本的には『会社全体での平均値』になります。部署や時期によって残業時間が異なる場合が多いので、自分の配属先が分かっている場合には、繁忙期はいつかを確認しながら、その頃の残業の目安を聞くといいでしょう。有休を取る場合もその繁忙期を避けるなど考慮することができます」

【5】具体的な配属先や、配属先の上司の人柄などについて教えていただけますか?

「配属先がどこになるかは聞いても問題ありません。しかし、候補となる部署や勤務地が多数ある場合や、複数人数採用の場合、面接時では確定していない可能性もあります。あくまで可能性として、どういった部署になるのかということを考慮して確認しましょう。また勤務地などは、通勤が難しい場合も出てくるかと思います。その際には希望勤務地などは面接段階から伝えておくことが大切です。一方で、配属先の上司の人柄を聞くのはナシ。上司に限らず、『どんな人がいますか?』『どんな雰囲気ですか?』といった質問は、人によって感じ方も違うので、採用担当者にとっても答えにくいもの。なるべく避けた方がいいと思います」

絶対にNGなのは「環境面」ばかりを気にした質問をすること

基本的に、面接で採用担当者に質問する時には、「なぜそれを聞くのか」理由を明確にする必要があると水野さんはアドバイスする。そうすることで、余計な不安感を相手に与えずに済むという。

また、採用担当者は「仕事で成果を上げてくれる人」に入社してもらいたいと考えているので、業務に関する質問があまり出てこない人には良い印象を抱かない。

「職場の雰囲気や人間関係などばかりを気にしているように見えてしまうと、仕事への意欲が低いと判断されてしまいます」

気になることはできるだけ面接段階で解消しておきたいが、質問内容のバランスにも気を配っておこう。

キャリアカウンセラー 水野順子さん

【お話を伺った方】
キャリアカウンセラー
水野順子さん

株式会社キャリアコレクション代表取締役、All About女性の転職ガイド。公務員・外資系大手人材サービス会社を経て独立。キャリアカウンセリングや研修・講演を通じ、メンタルケアや人間関係の築き方などを含めた女性のキャリア支援を行っている。過去に20,000人以上へのキャリアカウンセリングと、60,000人以上への講演・研修によるキャリア支援実績がある
■ホームページhttp://www.mizunojunko.com

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取材・文/栗原千明(編集部)