04 JAN/2018

否定・曖昧は絶対NG! 面接がうまくいかないときに見直すべきポイント

敏腕キャリアカウンセラーが教える女のJobチェンジテク!
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これまでのカウンセリング件数は2万件以上! 女性に大人気のキャリアカウンセラー水野順子さんへの連載取材で、長く働き続けたい女性に役立つ転職・キャリアの情報を発信していきます。初めての転職活動に役立つノウハウも盛りだくさん! 長期的な視点で今後のシゴト人生を考える上でも参考にしてくださいね。

面接

面接に苦手意識を持っている女性は多いだろう。「何を聞かれるのかな?」「うまく話せるかな?」……緊張するあまり、うまく話せないという人もいるかもしれない。

しかし、面接は採用担当との会話のキャッチボールだ。背伸びし過ぎず、普段の自分のことを等身大で話してみよう。その上で、基本的な言葉遣い、ビジネスパーソンとして備えておくべきマナーは心得ておきたい。

キャリアカウンセラーの水野順子さんによれば、面接中は「端的に、分かりやすく採用担当の質問に答えること」が大事だと語る。

クッション言葉の多用&「役職+敬称」に注意!

例えば、入社可能日を聞かれた場合、大事なのは何日に入社できるかというその事実のみ。

「2月1日でお願いします」
「2月1日からなら可能です」

と回答すれば済むところを、

「大変恐れ入りますが、2月1日でしたら大丈夫だと思います」

などクッション言葉を使って過剰に丁寧に伝えてしまう人も。また、明確な回答がほしいところで、「だと思います」「「多分」「だいたい」などはっきり言い切らない、語尾が曖昧な言い方をしてしまわないよう要注意。丁寧に伝えたつもりが、分かり難い回答になってしまっている。

「曖昧な印象を面接で与えてしまうと、仕事の面でもそうなのかな? 仕事を任せても大丈夫かな?と、不安を感じさせてしまいます」(水野さん)

また、役職に「さま」や「さん」などの敬称をつけてしまうミスもよく起こりやすいので要注意。

×「●●部長さまが仰っていました……」
○「部長の●●さまが仰っていました」
○「●●部長が仰っていました」

×「●●社長さんのお言葉で……」
○「●●社長のお言葉で……」

基本的な敬語マナーということで、改めて見直しておきたい。

相手の話を否定するような言葉を多用するのはNG

ただ、こうした敬語の間違いは無いにこしたことはないが、それより採用担当が気にするのは、会話全体で一貫性があるか、ビジネスの場にふさわしい言葉遣いや話し方ができているかどうかだ。

面接官がフランクに話し掛けてくれたとしても、友達のように話してしまうのはやめておこう。適度なフランクさや会話が弾むようなやり取りはいいが、馴れ馴れしい話し方や振る舞いは避けたいところだ。

また、「でも」「ですが」といった相手の話を否定するような言葉を多用すると、「面倒な人」「柔軟性がない人」という印象を与えかねない。自分の口癖になっていないかどうか、いま一度確認してみよう。

転職エージェントなどでプロのキャリアアドバイザーに相談すれば、面接の練習などに応じてくれるケースが多い。履歴書同様、面接に関しても、一度客観的なアドバイスをもらえると自信が持てそうだ。

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キャリアカウンセラー 水野順子さん

【お話を伺った方】
キャリアカウンセラー
水野順子さん

株式会社キャリアコレクション代表取締役、All About女性の転職ガイド。公務員・外資系大手人材サービス会社を経て独立。キャリアカウンセリングや研修・講演を通じ、メンタルケアや人間関係の築き方などを含めた女性のキャリア支援を行っている。過去に20,000人以上へのキャリアカウンセリングと、60,000人以上への講演・研修によるキャリア支援実績がある
■ホームページhttp://www.mizunojunko.com

取材・文/栗原千明(編集部)