23 AUG/2013

30代で独身だとかわいそうな女? 世間体に押しつぶされそうになったときの思考の切り替え方

隅田順子
お悩みQ&Aアプリ『美女のモト』プロデューサー・スミヨリ姉さんがキュレート!
アラサー世代のモヤモヤNavi

30代を目前に控えた働く女性たちの心に引っ掛かっているモヤっとした悩み。わざわざ人には言わないけれど、実はみんなも同じような悩みを抱えているのかも。この連載では、働く女子応援アプリ『美女のモト』に掲載されている女性たちのお悩みを取り上げながら、アプリのプロデューサー・スミヨリ姉さんが実践してきた“ポジティブになれるエッセンス”をご紹介していきます。

隅田順子(すみだよりこ)
1977年神戸出身。18歳で上京し、大学に通いながらモデル活動をスタート。数年後、挫折と同時に摂食障害、自律神経失調症を患い、一時休養するが、2年後にモデル事務所スタッフとして復帰。以後10年間ファッションモデルや、一般のキレイになりたい女性たちをサポートするフィニッシングスクールの運営などを行う。このノウハウを世の女性たちに広めたいと考え、2012年に株式会社オウケイウェイヴに転職。アプリ『美女のモト』を立ち上げ、企画・運営を担当している

まだまだ暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか?
わたしの周りでは、休暇中に彼と旅行に出かけてプロポーズされた、なんてロマンティックなバカンスを過ごした友人も。恋人と一緒に過ごす時間が取れる長期休暇は2人の関係性が進展しやすいタイミングのような気がしちゃいますね!

とはいえオトナになると、結婚には夢だけではなくて仕事との両立はどうするかとか、向こう数十年のライフプランとか、色々と思うところも多いもの。

『美女のモト』にも、働き女子のみなさんから投稿された「仕事と結婚(恋愛)」についての色々なお悩みが集まっています。早速見てみましょう。

モヤモヤNavi
「独身だと バカにされますか?」(30代)
30歳で独身だと、年上・年下問わず既婚者からするとあまりにも哀れなのでしょうか。仕事だって頑張っているのに…。
毎日普通に上司からも後輩からも、部署で1人だけ独身ということ前提で話しをされて、けっこう辛いです。
「結婚と仕事、決めらません」(20代)
私は現在、正社員として大阪で働いています。仕事はやりがいがあり、待遇もよく満足しています。東京で働くカレとは、性格的にも合うし結婚したいと思いますが、そのためには私が仕事を辞めなければなりません。
結婚と仕事、両方成功させたいと思うのはワガママなのでしょうか…。
「独身である事ってそんなに悪い事ですか?」(30代)
独身である事ってそんなに悪い事ですか?嘲笑の対象ですか?
頻繁に馬鹿にされ、公衆の面前で吊るし上げられ、心が折れそうです。

アラサーにもなれば周囲に既婚者も増えてくる年代。自分が独身だと結婚している人と比べて焦ってしまうし、「じゃあ結婚する!」となると今ある環境をガラリと変えなきゃいけないんじゃないかって不安があったりして、どちらに転んでも悩みが尽きないですよね。

20代の頃は結婚願望が強かったわたしですが、仕事にのめり込むにつれて楽しさが勝るようになり、徐々に結婚への執着は薄くなっていきました。そんなわたしの気持ちとは反比例して、親や親戚、友人からの結婚へのプレッシャーは大きくなっていきました。親世代からすると、当然結婚しているであろう年齢なので、心配するのは理解できるのですが…。

付き合っていた男性から、「君には家にいて食事を作って欲しい」という女性の役割(と彼が決め付けていたこと)を求められたこともあり、そういった世間で言う“当たり前”や“常識”に押しつぶされそうになったこともありました。

でも、他人と同じように生きることが幸せな人生であるって誰が決めたのでしょうか?

「世の中で常識と言われることや、多くの人が普通だと思うことの中に、自分が当てはまらないことは山ほどあります。でも、それに従って生きたところで、良いこともなければ、それが正しいとも限りません。誰かの声ではなく、自分が幸せだな、楽しいな、と思えることに耳をすませて、それに従って生きることが一番大切です♪」(美容家・深澤亜希さん)

深澤さんのこの言葉に思わず「そうそう!」「うんうん。」と頷くわたし(笑)。
長く働いているとさまざまな人との出会いがあり、そういった出会いの中で、十人十色の生き方があることを学んできました。悩みを乗り越えて自分らしく生きている人は本当にイキイキとして見えます。
誰と結婚するのか? いつするのか? それともずっとしないでいるか? どんな人生を送るかは自分で決めるもの。その選択が世の中の常識から少し外れていてもいいんです。自分のやりたいことを軸に信じた道を進んで、「これがわたしの幸せだな」と感じられる道なのであれば。

仕事だろうと結婚(恋愛)だろうと、はたまた趣味のことであろうと、自分を信じ、幸せで楽しいな、と思えることを選んでいけば、周囲に流されない、「自分の人生」を歩むことができると思います。
もし世間の声に押しつぶされそうになったときは「それをしないとはわたしは幸せになれない?」と自分自身に問いかけてみて。

自分の心に素直に、人生を彩っていきたいですね♪ 

働く女子応援アプリ『美女のモト』

働く女子応援アプリ『美女のモト』

日本初、最大級のQ&Aサイト『OKWave』に寄せられた投稿の中から、女性の多くが悩むであろう仕事と結婚、恋愛、人間関係などのテーマを抽出し、美容家の深澤亜希さん、管理栄養士の前田あきこさん、ワークライフバランスの提唱者である小室淑恵さんといった専門家からのアドバイスや、サイト上でユーザーから投稿された解決方法を交えて紹介する読み物アプリ。本コラムでご紹介したコンテンツ以外にも働く女性が抱える悩みを解決するヒントが盛りだくさん!

【アドバイスをくれる専門家たち】

深澤亜希

深澤亜希

美容家。書籍の執筆、女性誌などへの執筆・出演、美容コンテンツのプロデュース、TVへの出演など幅広く活躍。著書に「白ツヤたまご肌のつくりかた シミのできない魔法の美白ルール40」(三空出版)
http://ameblo.jp/aki-fukasawa/

前田あきこ

前田あきこ

管理栄養士/パーソナルコンディショニングコーチ 女性ライフクリニック新宿 ダイエットカウンセリング担当 。『わかる、カラダ、かわる。』をテーマに、QOLを向上させる心と体との付き合い方を伝えるカウンセラー。五輪選手やトップアスリートの栄養管理とボ ディコントロールを手がけた経験もある。

小室淑恵

小室淑恵

(株)ワーク・ライフバランス代表取締役社長。06年会社設立。「働き方の見直しコンサルティング」を900社以上に提供。多種多様な価値観が受け入れられる社会を目指して邁進中。二児の母の顔を持つ。著書多数