仕事で泣く理由は「理不尽」と「自己嫌悪」! 女性がオフィスで涙したエピソード集
「涙は女の武器」とはよく言いますが、恋愛においては有効でも職場となると話は別。場合によっては思わぬ敵を作ってしまうこともあるかもしれません。
今回は、働く女性301人に、「職場で泣くこと」の是非を問いかけてみました。
上のグラフによると、「仕事で泣く女性をどう思いますか?」という質問に「何とも思わない」と答えた人が4割と最多ですが、「イラッとする」と答えた人も約3割を占める結果に。
「その他」と答えた残りの3割の中には「理由による」という意見が最も多く、「怒られて当然な場面で泣いていたらイライラする」(24歳/営業事務)や、「媚びて泣いてる人は違うのが分かる」(35歳/総務・人事)など、思いのほか冷静に判断していることが分かります。「人によっては(今までの行動から)嘘だと思うときがある」(35歳/一般事務)のように、同性からは厳しい目で見られてしまうこともあるので涙腺が弱い人は気を付けたいところ。
「その他」を選んだ理由で次に多かったのが、「そういうときもある」という“経験者”としての共感の声でした。そこで次の質問は「仕事で泣いたことはありますか?」というもの。下のグラフをご覧ください。
やはりと言っていいのか、職場で泣いてしまうことはわりとよくあるようで、6割以上の人が「ある」と回答しました。
では実際、どんなシーンで思わず涙してしまったのでしょうか。Q.2で「ある」と答えた人に具体的に聞いてみました。
「上司が理不尽なのに周りの人が誰も助けてくれなかった時」(23歳/一般事務)
「激務なのに誰も助けてくれず、周りが暇そうにしていたときに怒りながら泣いた」(25歳/営業事務)
「完璧にこなしたいのにできない自分に腹が立って、思わず泣いてしまった。仕事で泣く女性が嫌いだったので、自分が泣いていることが情けなく、ますます涙が止まらなくなった」(28歳/営業事務)
「仕事でミスが続き、上司に辞職するよう責められた時」(27歳/Webデザイナー)
「わたしがミスをしたのに、上司が自分のせいで怒られてしまった時」(27歳/受付)
「仲のいい後輩が、上司にいじめられていると知った時」(30歳/企画関連職)
「できない自分が情けなくて涙が出てきた」(23歳/エステティシャン)
「たくさんの荷物の発送を1人でやっている時」(27歳/その他クリエイティブ関連職)
「上司があまりにもひどく気分屋で、我慢し続けていたら最後泣けてきた」(35歳/広報、IR)
「もっと自分はできるはずなのに思うようにいかずにいつも悔しくて泣いてました」(32歳/営業)
「土日を返上し力を入れてした仕事が実は上司の思いつきの提案で、結局何にもならなかった時、悔しくて」(32歳/キャリアアドバイザー)
「自分のミスではないのに、お客様に謝らないといけなかった時」(37歳/営業事務)
「妊娠中の時の男性社員の心ない言葉にむかついて!」(36歳/ホテル、宿泊サービス)
多くの女性が、理不尽な仕打ちを受けることと、自分の無力さを感じることに涙腺がついゆるんでしまうようです。
大人の女性が職場で泣くなんてよっぽどこらえきれないことがあってのこと。でも泣いてしまう理由は辛いことばかりじゃないんです。最後はハートフルな“嬉し泣き”エピソードをご紹介します。
「お客様に感謝されて、自分でも仕事がうまくいったと思った興奮で感情が高まって涙が出てきた」(28歳/一般事務)
「営業の数字も上がらず、お客様からキツイ言葉も受けながら過ごす日々。泣きたいのを抑え、我慢しながら笑顔でいることで必死だったある日、母親ぐらいの年の差がある年上の同僚の方から、『あなたが頑張っているのは、私は分かってる。あなたは悪くない。えらい!』と言われた時。号泣してしまった」(24歳/コールセンター、スーパーバイザー)
「保育園で行事に成功した時、嬉しくて泣きました」(25歳/保育士)
「ミスをしたことを上司にかばってもらった時」(27歳/接客・販売)
「退職したいと上司に話した際、上司が部署異動や転職を提案してくれた時。そんな提案を言ってくれると思ってもいなかったので嬉しくて」(39歳/営業事務)
何だかついもらい泣きしてしまうようなエピソードばかりですね。
涙を流してしまっても、それをバネにより一層仕事を頑張れる。そんな女性を目指したいものです!
【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員およびWebマガジン『Woman type』サイト読者へのWebアンケート
●調査期間:2013年4月26日~5月7日
●有効回答者数:301名
取材・文/根本愛美(編集部)
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