仕事中に「ありえない空想」をしたことがある人は8割以上! 働く女性の妄想力がすご過ぎる(笑)
今回の『働く女の本音白書』は、3月19日公開の映画『LIFE!』とのコラボレーション! ごく平凡で地味な男に降りかかった思いがけない転機を描いたファンタスティックなヒューマン・ドラマ『LIFE!』。主人公・ウォルターは、地味な仕事を繰り返すだけのなんとなく満たされない現実から逃れては、空想の世界に浸るのが癖。名前を呼ばれていてもぜんぜん気付かない彼に、周囲の同僚が失笑するシーンは見ているこちらも笑ってしまいます。ん、でも待てよ? 仕事中に空想の世界にトリップしちゃうことって、現実にも結構ありません?
というわけで、今回のテーマは『働く女子の空想力』について、205人に聞いてみました。
Q.1
仕事中に現実離れした空想にふけったことはありますか?
「仕事中に現実離れした空想にふけったことはありますか?」という質問に対し、「ある」と答えた人は約8割。予想通り、大半の女性が“空想経験あり”であることが判明しました。
「仕事中」といってもシチュエーションはさまざま。実際には、どんな状況のときに空想モードに入ってしまうのでしょうか?
Q.2
Q.1で「ある」ろ答えた方にお聞きします。
仕事中のどんなシーンで空想することが多いですか?(複数回答可)
「仕事に集中できないとき」と「一人作業に没頭しているとき」という両極端なシーンがトップ2となりました。集中していても、していなくても空想の世界に飛んでしまえるなんて、働く女性たちは器用ですね(笑)。意外と多かったのが「大人数での会議中」と「話の長い上司と話しているとき」。ドラマや映画でよく見るシーンではありますが、こんなにも現実で起こっているとは・・・。気持ちは分かりますが、上司にトントンと肩を叩かれて「ハッ」とするなんてベタなことにならないよう気を付けたいものです。
次に、具体的にどんな空想をしてしまうのか、聞いてみました。「南国の島でのバカンス」(29歳/事務・企画関連職)や「宝くじがあたったらどんな生活しようとか」(30歳/一般事務)といった “業務外”へのトリップがスタンダードかと思いきや、ほぼ同じかそれ以上に多かったのが“業務中”の空想でした。
「怒られているときに、そいつを思いっきりぶん殴って辞めていく空想」(21歳/一般事務)
「ゲームオタク自慢をしてくる上司の話を聞きながら、頭では、その気持ち悪い太った上司のお腹の上でピンヒールジャンプをしている」(23歳/クリエイティブ関連職)
「イライラしたことがあったとき、『もう辞めてやる!』と上司に辞表を叩きつけるとこを想像」(31歳/クリエイティブ関連職)
●ドラマティックに仕事して
「ドラマのワンシーンのように、査察官が突然入ってきて『手を止めて何も触らないで!』と言われること。そして会社が潰れて、転職して楽しく過ごしていること」(32歳/経理・財務)
「好きな芸能人が突然職場に来て話しかけられるという妄想をしてよく手が止まってしまいます」(24歳/一般事務)
「突然隕石がおちてきて、嫌いな上司のパソコンだけ壊れる」(22歳/一般事務)
●まさに将来の“夢”
「クライアントに気に入られ、そのまま交際、電撃結婚退職」(31歳/接客・販売)
「自分がこの会社の経営者だったら。ストーリーがどんどん進んでいく」(38歳/管理栄養士)
「お年寄りの方と接するお仕事なので、自分の老後にはこうしよう、ああしようと考えながら対応する事があります」(29歳/介護ヘルパー)
●まじめかっ!
「自分だけで集中して作業してるとき、『早い!』とか誉められる空想。現実は全然誉められないので・・・」(23歳/カスタマーサポート、オペレーター)
「自分のしている業務を違う方向に持っていったらどうなったか・・・とか」(38歳/秘書)
「運転中や休憩中などに、接客中のミスを一人反省し、想像が膨らみすぎて悲しくなる」(31歳/営業)
「お客さんへの謝罪中に、トラブルが間違いだったと連絡が入って、お客さんから逆に謝罪される」(31歳/営業)
現実から自然な流れで空想が始まることが多いようですね。働く女性たちの空想スキルがかなり高いことがわかったところで、Woman type編集部から「空想のお題」をご提案!
仕事と恋愛について、好きに空想しまくってもらったらどうなるのか・・・編集部の期待を超える作品(?)が集まりましたので、厳選してご紹介します!
「社内で誰も使用していないプログラミング言語を扱ってツールを作ったとき」(24歳/システム開発)
「マーケティングをやっているので、何か面白いネタを見つけてきて、売り上げ大幅UP! テレビ東京の「ガイヤの夜明け」のような番組に取材される」(39歳/カスタマーサポート)
「社内でうっとおしいとみんなが思っているお偉いさんに攻撃」(24歳/MR)
「職場に凶器を持った強盗が入ってきて、みんなが逃げ惑う中冷静に犯人の背後に忍び寄り、さっと凶器を取り上げ犯人を組み倒す!その間に誰かが呼んだ警察に犯人を引き渡すシチュエーション」(26歳/一般事務)
「まだまだ新人の私が売上を200万ひと月で作ったら!!ありえなーいヽ(^o^)丿笑」(25歳/エステティシャン)
「ノルマが課せられている商品を色気と自分の得意なフレンドリー感をだして一人だけノルマ達成!!」(25歳/接客・販売)
「PCが全て使用不可能になり、唯一自分だけが直せる」(31歳/経営企画)
「全員が、スルーしていたデータ間違いを指摘して、大事故になるところを食い止めた」(35歳/一般事務)
「他メンバーに英語でかかってきた営業電話を、さくっと代わって英語で会話して解決してあげる。英語喋れないけど」(29歳/マーケティング)
「いつもとやかく口を出してくる上司がいたとして、何かのコンテストで上司は予選敗退、私は決勝まで進み見事優勝。職場で私が一躍ヒロインに。上司は負けを認めざるを得ないので、とやかく口を出してくる事もなく、スッキリ!」(34歳/クリエイティブ関連職)
「海外1人旅中、迷子になっていたとき、伊勢谷友介さんに助けてもらい、心配だからと旅行中ずっと一緒にいてくれる」(31歳/営業)
「地元大分のこじんまりとした居酒屋で1人で友達を待っていたら、1人旅中の向井理が来店。店内はおじさんばかりなので、芸能人とは誰も気づかない。私も気付かないふりをしていつものようにオジサンたちと話していると、向井理も会話に入って来てくれる。大分のオススメの場所は?とかそういう事から仲良くなる」(28歳/営業)
「愛犬の健康のために会員制のドッグランへ。怖がりの愛犬も楽しそうに走ってる・・・と思ったところに、私に飛びつく大型犬! びっくりして倒れてしまう私に慌てて駆け寄ってきた飼い主は嵐の松本潤! それがきっかけで二人は犬を口実にデートを重ねるようになり・・・」(26歳/一般事務)
「有名人の方が新幹線でグリーン車が満席で、自由席の私の隣がたまたま空席で、私が持っていた地元のお土産から、同郷であり話に花が咲き、今度美味しい地元のお酒を飲みに行きませんかという話になったのが、既婚者ですが堺雅人さん」(33歳/一般事務)
「ホームで電車をまっていたら、突然貧血に。さっとを手を貸してくれたのがセレッソ大阪の柿谷選手。助けてもらったことがきっかけで恋に落ちる」(28歳/カスタマーサポート)
「マンションのエレベーターに乗ったら突然異常な音がして停止。一緒に乗り合わせた若い男性はなんと溝端淳平くん。たまたま友人の家から帰るタイミングだった様子。助けを呼んでから約1時間、お互いの事を色々話して意気投合。助け出されてホットすると2人してお腹がグー(笑)とりあえず一緒にごはんを食べに行く事になって、その後も連絡し合う仲に」(23歳/クリエイティブ関連職)
「帰り道に有楽町で人にぶつかってしまう。その場はお互い謝って終わる。帰宅してみるとぶつかった人の社員証が自分のバッグのなかに入っていた。彼は丸ノ内の大手企業に勤める玉木宏。翌朝、メイクばっちりで玉木宏の勤める会社へ社員証を届けにいく途中、昨日の子だよね?と玉木宏に声をかけられる・・・」(24歳/事務・企画関連職)
「大好きな一人旅行先で、川辺を散歩していたら大好きな阿部サダヲさんが何故か川に向かって石を投げ遊んでいる。声をかけられず様子を見ていたら、阿部さんも私に気が付き投げていたその石がはねてこちらへ。そこで水が私に跳ねてしまい、私の洋服を拭いてくれたのがきっかけになり恋に落ち・・・」(31歳/営業)
「空想してください!」は自由回答の質問でしたが、どちらの質問も回答率は9割弱とかなり高めに。皆さん日ごろ鍛えた空想力を存分に発揮してくださいました。それにしても皆さんかなり具体的(笑)。
悶絶しながらピックアップした恋愛編は、より具体的で有名人を名指ししているものを厳選。俳優からアイドル、韓流グループにお笑い芸人、スポーツ選手までバリエーション豊富に取り揃いました。多く名前が挙がったのは、向井理さん、西島秀俊さん、嵐のメンバー。シチュエーションは「有名人とは知らずにお酒の場でいい感じに」「飛行機、新幹線の移動で偶然隣り合わせ」「仕事中に見初められて」というパターンが多く、「ありえない空想の中にもリアリティーのエッセンスを」の心意気が見て取れた気がします。
仕事編では、「他の人にはできないことを自分が」というシチュエーションを挙げる人が多く、特に英語ネタが目立ちました。「大型受注」「クレームをスマートに対応」「コンテストに入賞」など、職場でヒーローになる空想は、頑張れば実現できそうなものばかり!
空想の世界を楽しむのもいいけれど、やっぱり現実が楽しいのが一番! 自分自身のちょっとした変化があれば、「ありえない」と思っていたことが現実に起こるかもしれませんね。
【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~40代女性会員およびWebマガジン『Woman type』サイト読者へのWebアンケート
●調査期間:2014年3月7日~10日
●有効回答者数:205名
取材・文/根本愛美(編集部)
『働く女の本音白書』の過去記事一覧はこちら
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