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NOV/2018

社会人の“学びなおし”が話題! グロービスが教える、仕事に役立つ基礎知識

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近頃、社会人の「学びなおし」が注目を集めている。働く女性の中にも、「改めて、仕事に役立つ考え方や知識を身に付けたい」と考える人は多いのでは?

そこで今回はビジネススクール・グロービスに、ビジネスパーソンに役立つ「学び」について教えてもらおう。連載第1回目は、グロービス教員であり、「グロービス学び放題」のプロダクトリーダーを務める鳥潟幸志さんに「そもそも、ビジネスパーソンにはなぜ学びが必要なのか」を聞いた。

 グロービス経営大学院 教員 鳥潟幸志さん
グロービス経営大学院 教員 鳥潟幸志さん
グロービス経営大学院経営研究科経営専攻修了。 学位:MBA。 サイバーエージェントでインターネットマーケティングのコンサルタントとして活躍。その後、デジタル・PR会社のビルコム株式会社を共同創業。取締役COOとして経営全般に10年間携わる。 グロービスに参画後は小売・グローバルチームに所属し、コンサルタントとして国内外での研修設計支援を行う。現在は、社内のEdtech推進部門にて『グロービス学び放題』の事業リーダーを務めている

「なぜ社会人になってまで学ばなければいけないのか?」

なぜ社会人が学ぶべきなのか。鳥潟さんは「働く環境が大きく変化する現代では、必要とされるスキルが変わり、より学びの重要性が増している」と、その背景を語る。

「学びは仕事のパフォーマンス向上に大きな役割を果たすものです。新しい知識ややり方をインプットすることで、これまで3時間で行なっていた仕事を1時間でできれば、残りの2時間を生産的な時間に活用することができます」

特に現代は、定型業務を着実に行うのではなく、激変する環境の中で変革を推進する人が求められている。そのために、勘や経験にかわり、変化の少ないビジネス・フレームワーク(経営の基礎知識)を抑えることが重要になってくるのだ。

また、このような環境の中で重要になってくるのが「論理的思考力」。

さまざまな状況の中でも物事を正しく捉え、効率的に意思決定するスキルが必要になってくるのだ。

仕事がはかどる! シーン別「学び」のお役立ちポイント

そう聞いて私たちが気になるのは、やはりどんな場面で「学び」の効果が表れるのか、という具体的な話。

鳥潟さんに、シーン別に「論理的思考力や経営の基礎知識を学ぶことが、仕事のパフォーマンス向上に役立つ具体例」を挙げてもらった。

 グロービス経営大学院 教員 鳥潟幸志さん

1.考える道筋が明らかになるので、無駄な作業が減少する

「例えば、営業成績を上げたい場合。『とにかく訪問件数を増やそう』『電話件数を増やそう』などと、いきなり打ち手を考えていては解決することはできません。クリティカル・シンキングには、問題解決のステップのフレームワークがあります。まずは『何が問題なのか』と問題を明確化した上で、その中でも『どこが問題なのか』と問題箇所を明らかにすることが大切です」

営業成績を上げたい場合、「なぜ訪問件数が落ちているのか」「何件落ちているのか」などと、まずは問題箇所を明らかにしてみよう。打ち手を考えるのはそれからだ。このように、考えるためのフレームワークを活用すれば、効率的に考えることが可能になる。

 グロービス経営大学院 教員 鳥潟幸志さん
問題解決のステップ(グロービス学び放題(https://hodai.globis.co.jp/courses/2d3d6b2e)より

2.悩むことがなくなり、考えることに集中できる

例えば、お客さまからクレームをいただいた場合。「これからどうしよう……」と悩むのは時間の無駄。悩むのではなく、考えることが大切だ。

「クレームの発生原因を自分なりに考える道筋があれば、考えることに集中できます。先ほどの事例と同様に、『問題解決のステップ』のフレームワークを活用しましょう。『なぜクレームが起きたのか』『そもそも、クレームが起きた根本原因』は何なのか。これを考える上でフレームワークを使うと、漫然と悩むのではなく対策を考えることに集中できます」

3.上司の視点を理解してコミュニケーションができる

上司からの指示を受けた際に、言われたことだけを実施する人。上司が担当している領域や経営の視点を押さえた上で、プラスアルファの価値を提供する人。
どちらが良いかは、明確だ。

こんなときに活用できるのが「バリューチェーン」というフレームワーク。事業活動を機能ごとに分類し、どの部分で付加価値が生み出されているかを分析することができるものだ。

「例えば、資料作成を頼まれたとき。『自分がバリューチェーンのどこにあたるのか』を考えて、それを踏まえて資料作成をしてみましょう。そうすると、上司が言っていることの背景や、自分がそのタスクを担当するまでのプロセスを理解することができます。上司の視点を理解してコミュニケーションが取れれば、評価も上がりますし、仕事もスムーズになるのではないでしょうか」

 グロービス経営大学院 教員 鳥潟幸志さん
バリューチェーン(グロービス学び放題(https://hodai.globis.co.jp/courses/6eb7a870)より

4.自分の意見を上司に理解してもらうのに役に立つ

新規事業の企画を提案するときなどにやってしまいがちなのが、自分やお客さまの思いだけを踏まえて提案してしまうこと。

「でも、上司は総合的な視点を踏まえて判断する必要があるんですよね。上司が見ているのは、実はお客さまだけではありません。『市場に規模や成長性はあるのか』『競合は誰なのか』『自社のリソースで実行可能なのか』などと、多面的に判断しているのです」

こんなときに活用できるのが、3Cというフレームワーク。市場と競合の分析から、市場機会に関するヒントを得て、自社の戦略に生かすものだ。これを踏まえて、市場や競合も分析した上で上司に提案すれば、スムーズに企画が通るはず。ぜひ実践してみよう。

 グロービス経営大学院 教員 鳥潟幸志さん
3C分析のフレームワーク(グロービス学び放題(https://hodai.globis.co.jp/courses/8fc87624)より

5.部下の育成スピードを速められる

よくありがちなのが、ダメな提案書が出された際に、細かい点を指摘したり、感覚でフィードバックをしてしまったりしてしまうこと。でも、そんなことをしていても、部下は成長しない。何がどのように問題なのかを構造的に指摘することで、思考プロセスをインプットすることができる。

「こんなときには、論理思考を踏まえて『主張をするためには根拠を書きましょう』『根拠を具体的に書きましょう』といったフィードバックをしてみましょう。こうやって構造的にアドバイスをしていけば、再現が可能になり、次は部下が自分で考えられるようになります」

6.優しくなれる

最後に鳥潟さんが挙げたのは、”優しくなれる”というメリットだ。

「『仕事を論理的に進めていく』というと、厳しいイメージがあるかと思います。でも、ビジネスをきちんと学んでいくと、様々な視点・立場で物事が理解できるようになるんです。自分がやるべきことを客観的に理解したり、相手の立場を踏まえて依頼をしたりすることが可能になります」

いろいろなビジネス・フレームワークを知っていれば、知識がなくてつまづいている部下のことも理解してあげることが可能だ。その知識を補うために、ピンポイントで本の紹介をしてあげるなど、育成の手助けにもなる。

「ビジネスを学ぶことは、多角的な視点を学び、多様性を学ぶことにも通じるものです。メンバーの想いを汲み取りながら、成長の道筋をつけてあげる。それはつまり『優しさ』と呼ばれるものなのではないでしょうか」

次回は、「学び方」を解説!

このように、さまざまな場面で仕事のパフォーマンスを上げてくれる「社会人の学び」。中長期的には、「自分のキャリアを主体的に作ることができる」「人生を楽しむことができる」という効果もある。学ぶことによって、多くのメリットを得られるのだ。

次回はそのやり方について、鳥潟さんや「グロービス学び放題」ユーザーの経験も踏まえながら解説していく。

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