
働く女性必見! ダイエット中でも安心して食べられるアイス・ベスト3を発表【管理栄養士監修】
6月にも関わらず猛暑日が続くこの頃。なんと東京都では、観測史上最も早い猛暑日だとか……。
出勤するだけで汗だくで、オフィスに着く頃にはもうぐったり、なんて日もこれからどんどん増えてくるはずです。
そんな猛烈な暑さの中では、「キンキンに冷えたアイスが食べたい!」なんて思わずにはいられません。
とはいえ、仕事中にアイスを食べるのは、周りの目も気になるしなかなかハードルが高い……。
でも、どうせ食べるなら、罪悪感なく楽しめるものがいい……。
そこで今回は、過去にWomantypeで大きな反響を呼んだ、管理栄養士・道江美貴子さんによる「ダイエット中でも安心して食べられるアイスの選び方」を、最新のアンケート結果と共にご紹介します!

【企画・執筆】株式会社 asken 執行役員 管理栄養士 道江 美貴子
女子栄養大学栄養学部卒業後、グリーンハウス(100%出資親会社)に入社。これまで100社以上の企業で健康アドバイザーを務める。2007年、「あすけん」の立ち上げに参画し、企画・コンテンツ制作・開発管理などに携わる。現在、あすけん事業統括責任者。 著書「なぜあの人は、夜中にラーメン食べても太らないのか?」(クロスメディア・パブリッシング)など
ダイエット中にアイスを食べるときの心得
まずはアイスの種類を把握すべし!
冷たいアイスが食べたくなる季節ですね。口の中に甘さと冷たさが広がり幸せな気分になれるアイスクリーム、私も大好きです。ですが、ダイエットをしている人にとっては、糖分やカロリーが気になるところ。そこで今回は、ダイエット中でも太らない賢いアイスの選び方をお教えします。

「ダイエット中はアイスを食べてはいけない」と思っている人も多いかもしれません。ですが、比較的低カロリーのものを選んで量をコントロールすれば、無理に我慢しなくても大丈夫。アイスの種類や特徴を知っておけば、ダイエット中でも安心して食べられます。
アイスには、果汁などを凍らせた「氷菓」と、乳製品の「アイスクリーム」があります。
アイスクリームは乳固形分が多い順に、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスの3種類に分類されています。
「乳固形分が多いアイスはカロリーが高い」と考えがちですが、実はラクトアイスの中には、乳固形分の代わりに植物性油脂を加えているものがあり、アイスクリームよりも高カロリーなことがあります。アイスを選ぶときは、パッケージの裏にあるアイスの種類とカロリーをしっかりとチェックすることが大切です。
食べても太りにくいアイス・ランキングベスト3を発表!
第1位 フルーツ果汁たっぷりのアイスキャンディー
「氷菓」に分類されるアイスキャンディーなら、ダイエット中に食べてもOK。バーのアイスキャンディーなら、1本あたりのカロリーが100kcal以下のものも多く、脂肪もほとんど含まれていません。ただし、「氷菓」と分類されているものでも、練乳などが含まれていると糖質が増え高カロリーになりがち。できるだけシンプルなものを選ぶと良いでしょう。
お薦めのアイスキャンディー
『アイスの実』 (江崎グリコ)110~111kcal/果汁45%~65%
『ガツン、とみかん』 (赤城乳業)89kcal/果汁30%
『Doleもりだくさんフルーツ』 (ロッテ)24~27kcal/果汁26~41%
第2位 ジェラート
ジェラートは、果汁、果肉、牛乳、砂糖などを混ぜ合わせたイタリア発祥の氷菓です。濃厚な味なのに乳脂肪分が4~8%と、比較的低カロリーなのがうれしいポイント。牛乳や果物を使って作るものが多いため、ラクトアイスよりもカルシウムやビタミンB2の摂取も期待できます。ジェラートを選ぶなら、チョコレートやキャラメルなどは避けて、フルーツやヨーグルトなどのさっぱりした味のものを選ぶのがお薦め。最近では、コンビニ限定ジェラートでもフルーツを使ったものがたくさん出ています。種類を選べばダイエット中でも太ることを気にせず食べることができます。
お薦めのジェラート
『Sweets+ ジェラート アルフォンソマンゴー』 (ファミリーマート)126kcal
『Sweets+ ジェラート シチリアレモン』 (ファミリーマート)135kcal
『シェリエドルチェジェラート ストロベリー&フランボワーズ』 (サークルKサンクス)156kcal
第3位 マルチパックアイスクリーム
「やっぱり濃厚なアイスクリームじゃないと満足できない!」という方は、一箱に複数のアイスが入っているマルチパックアイスを選ぶと良いでしょう。1個ずつ売られているアイスと比べて、マルチパックアイスなら量が60%程度になるため、カロリーも200kcal以内と許容範囲に収まります。
お薦めのマルチパックアイスクリーム
『レディーボーデン マルチカップセレクション』 (ロッテ)1個 113kcal~118kcal
『PARM(パルム)ストロベリー&ホワイトチョコ』 (森永乳業)1本 126kcal
ダイエット中とはいえ、我慢のしすぎは逆にストレスをためてしまうことに。ちょっとした工夫さえすれば、アイスも楽しんで食べられますよ。どうしてもアイスが食べたくなったとき、ぜひ参考にしてみてください。
【コラム】働く女性100人に聞いた、リアルな「アイス事情」
Womantypeが2025年5月に働く女性100名に行ったアンケートでは、意外にも(?)、働く女性の3人に1人が「仕事の合間にアイスを食べる」と回答。
オフィスの片隅で、休憩室で……ほっと一息つくためのささやかな楽しみになっているのかもしれませんね。
では、普段どんなアイスが選ばれているのでしょうか?
アンケートで圧倒的な人気を誇ったのは、一口サイズの『ピノ』と、なめらかな口どけの『PARM(パルム)』。やっぱり、濃厚で満足感のあるアイスクリームは鉄板です。
ここで思い出したいのが、道江さんのアドバイス。こうした「アイスクリーム」に分類されるものこそ、賢く選ぶのがポイントです。
カロリーが気になるときは、量を調整しやすい「マルチパック」を選ぶという選択肢、ぜひ覚えておきたいテクニックですね。
一方で、「とにかく涼みたい!」という日には、『ガリガリ君』や『スイカバー』といった「氷菓」も根強い人気。さっぱりとした味わいと低いカロリーは、まさにダイエット中の救世主と言えそうです。

そして、話題が「自分へのご褒美」になると、その名は一つに絞られました。働く女性が「これぞ!」と選ぶご褒美アイス、それは『ハーゲンダッツ』!
半数近くの票を集める、まさに“クイーン・オブ・アイス”です。「今日は頑張ったから」と、普段は少し我慢している特別な味を堪能する時間は、明日への活力になりますよね。
賢く選べば、アイスはダイエットの敵ではなく、猛暑を乗り切るための心強い味方になってくれます。道江さんのアドバイスを参考に、今年の夏は罪悪感なく、アイスを思いっきり楽しんでみましょう!
●調査期間:2025年5月16日~5月18日
●有効回答者数:100名