19 AUG/2015

意外と知らない足元マナー。パンツスーツでもストッキングは履かなきゃダメ?【元ファーストクラスCAのマナー講座】

あいさつ、言葉づかい、身だしなみ、所作――。「あれ? こんなとき、どうすればいいんだっけ」とビジネスマナーで急に困った経験があるという人は多いのでは?

そこでこの記事では、国際線客室乗務員として17年勤務した後、ファーストクラスの接客で学んだ対人コミュニケーション等についての講演・研修を行うマナー講師の美月あきこさんに、読者から寄せられたマナーの困りごとに回答してもらいます。

意外と知らない足元マナー「パンツスーツでもストッキングは履かなきゃダメ?」

今回の困りごと

相談者

普段パンツスーツで営業活動をしています。

夏場で暑かったため、素足にパンプスを履いて行ったのですが、後で上司にパンツスーツであっても素足は厳禁だと怒られました。

スカートを履いている時でなくても、素足はダメなんでしょうか……?(26歳/営業職)

マナーのプロの回答

相手に清潔な印象を与えることは、ビジネスマナーの基本。ここは上司の方のおっしゃる通り、素足はやめて、ストッキングなどを着用するのがベターです。

高級なレストランなどでドレスコードがあるように、ストッキングも、ビジネスシーンにおけるドレスコード、というところでしょうか。

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TPOにあわせた服装、清潔感のあるスーツスタイルは、対人コミュニケーションが大事な営業職の方の身だしなみの基本と言えますね。

また、パンツスタイルの場合には膝下まで脚が隠れるので一見分かりづらいですが、歩いたり、座ったりといった動きの中で足首やくるぶしが見えてしまいます。

目上の方やマナーをよく知る方から見ると、「だらしない人だな」という印象を持たれてしまう場合もあるでしょう。

また、夏場に関しては特に、「素足でパンプス」はニオイやカビの原因になります。周囲の人に不潔な印象を与えてしまうのはビジネスパーソンとしてNGです。

例えば、くつ下タイプのストッキングや、冷感素材のストッキングを選べば、より快適に過ごせるようになるのではないでしょうか。今は、夏用にさまざまな商品が出ていますよね。ぜひ、うまく活用してみてください。

※この記事は、2015年8月19日に公開し、2023年6月27日に更新しています。

文/美月あきこ