忘年会であいさつを頼まれたら? 新入社員が抑えておくべきシンプルなマナー
挨拶、言葉遣い、身だしなみ、所作――。もう新人ではないという人の中にも、「あれ!? こんな時どうすればいいんだっけ」とビジネスマナーで急に困った経験があるという人は多いのでは? そこで、マナーのプロ・美月あきこさんが皆さんの悩みにキッパリ華麗に回答していきます。
美月あきこ
■FB:https://www.facebook.com/Akiko.Mizuki ■ブログ:http://ameblo.jp/lucille/
今回の質問
会社の忘年会で、新人なので何かあいさつをするように言われました。こういう場は初めてなので、何を話せばいいのか心配です。(23歳/営業職)
プロの回答
難しく考える必要はありません。4月から今まで働いてきた中での感謝とお礼を先輩方に伝える場として捉え、完結に話せる内容を考えてみましょう。
例えば、「初めて手掛けた仕事では、●●さんにはいつもサポートしてもらって本当に助かりました」、「上司の●●さんからはよく怒られましたが、だからこそ成長できて感謝しています。来年も皆様に必死でついてまいりますのでご指導よろしくお願いします」といった内容をベースに、個別具体的なエピソードを盛り込むといいと思います。
自信が無いようであれば、変にウケを狙った発言をする必要もありません。自分の仕事上の課題を明確にした上で、それを克服できるように来年も頑張りたいという意志を見せられると忘年会の場に合ったあいさつになります。普段はなかなか面と向って言えない御礼を伝えられるチャンスと捉え、先輩方を立ててあげればあなたへの印象も良くなるはずです。
また、当然のことではありますが、あいさつの前にお酒を飲み過ぎてしまわないこと、「無礼講で」と言われても先輩や上司に無礼な発言をしないようにすることは心掛けておきましょう。聞いている人がしらけてしまいます。
大勢の人の前で行うあいさつは人を緊張させるものですが、やるべきことと気をつけるべきことはとてもシンプルですね。
その他、職場の人との飲み会ではさまざまなマナーがあるものですが、新人として一番気をつけるべきことは、「飲み過ぎた結果、翌日仕事に遅刻する」です。自己管理のできていない人だと思われてしまうことは会社員としては絶対NG。
準備をする側としてはいろいろと面倒なことも多く感じてしまう会社の忘年会ですが、せっかく社内の人との距離を縮められる機会。気持ちの良いあいさつをして、職場の雰囲気を盛り上げましょう!
取材・文/栗原 千明(編集部)
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