ラッシュ ジャパン 渡部 霞さん/忙しい毎日を乗り切るコツは自分なりの“お約束”を持つこと 【連載:ワーキングビューティー・アルバム Vol.1】
仕事でもプライベートでも輝いている女性をクローズアップ! 自分らしいワーク&ライフスタイルで充実した毎日を送っている女性たちから、ハッピーに生きるヒントを教えてもらっちゃおう。
大好きな『LUSH』のPRになれた!
会社や商品の魅力をいかにうまく伝えるか、社内外を飛び回る毎日
街を歩いていると突然フワッといい香りがしてくる。看板を確かめる前に、「あ、あのお店が近くにあるな」とすぐにわかってしまう。そう、香りでも、見た目でも圧倒的な存在感を放つ、『LUSH』だ。
世界45ヶ国、750店舗以上を展開する『LUSH』は、英国生まれのフレッシュハンドメイドコスメ。「新鮮」「手作り」「安心」「愉快」をモットーに、約200種類のスキンケア製品、ヘアケア製品、ソープ、入浴料などを取り揃えている。チーズのように山積みになったソープや、果物みたいにカラフルなバスボムがあふれる店内は、まるでヨーロッパのデリカテッセンや八百屋さんのよう。
そんな『LUSH』の日本法人であるラッシュ ジャパンでPRを担当しているのが、渡部霞さんだ。
編集部:渡部さんはまだ転職して来られたばかりと聞きましたが。
はい、今年の9月に入社したばかりです。新卒でメンズファッションブランドのライセンス管理をする会社に入社して、そこで初めて広報という仕事を任されました。その後、もっと広報の専門性を高めたいとPR会社に転職したのですが、いつかは事業会社で自社製品をPRしてみたいという夢があり、偶然転職サイトで見つけた『LUSH』の広報に挑戦してみたんです。もともといちユーザーとして『LUSH』のファンだったので、好きな商品のPRができるなんて、ホント私はラッキーです(笑)
編集部:PRの仕事の中身、やりがいと難しさを教えてください。
『LUSH』の商品をいかに新聞、雑誌、テレビなどのメディアで取り上げてもらうか、商品の裏側にあるストーリーやコンセプトを正しく伝えてファンを増やすかが主なミッションですね。そのために、メディアキャラバンといってメディアをまわって商品を説明したり、商品の貸し出しやプレスリリースの作成などを行っています。
『LUSH』の思いや商品の特徴がうまく伝わった時は嬉しいですが、逆に伝わらなかった時、こちらが意図したものとは違う表現で世の中に出てしまった時はへこみますね…。取り上げてくださるメディアの方の『LUSH』に対する理解度や好意度を踏まえた上で、どこに興味・関心があるのかを瞬時に判断し、欲しがっている情報を正しく伝えていくのはとっても難しい。だからこそPRという仕事はやりがいがあるんですけどね!
ストレス解消法は、お料理と神社仏閣めぐり。
これをやったら気分がアガる、という自分なりの“お約束”を持つことが大切です
編集部:うまくいかない時は、どうやって気持ちを切り替えますか?
原因分析をとことんやりますね。何が問題だったのか、社内外問わず徹底的にヒアリングします。次は同じ失敗をしないように、改善ポイントを整理して頭に叩き込みます。
あとは大好きなお料理を作ることですかね。お料理って段取りが大切じゃないですか。他のことを考えずに済むので、私にとっては必要不可欠な時間です
編集部:他に、最近のマイブームはありますか?
かなり地味で恥ずかしいのですが、神社仏閣まわりですかね。朱印帳といって、訪問した神社やお寺の判子を押してもらって、筆でサインをしていただける台帳があるのをご存知でしょうか。それを持って神社を回るんです。いつどこにお参りしたか記録にもなりますし、朱印帳を見てるだけでちょっと癒されます。
編集部:こうありたいなという将来像を、仕事面とプライベートと両方で教えていただけますか?
仕事面では、もっと広報としての専門性を高めてチームを引っ張っていける存在になりたいですね。あと、英国とのやりとりで英語も必要なので英語力も磨きたいと思ってます。
プライベートでは、30歳くらいまでに結婚したいですかね(笑)仕事は結婚しても出産しても、続けられる限り続けたいと思っています。
編集部:最後に、渡部さんなりのハッピーに生きる“コツ”を教えてください。
そうですね、何でも楽しむことでしょうか。仕事ってルーティンワークもありますし、苦手な人とも接しなくてはならないし、不満をあげたらキリがないじゃないですか。でもどんな状況でも、自分を客観的に見て、『あ、いま落ち込んでるな、私』と逆に面白がってしまう。プラスに考え直すクセを持つのは大切だと思います。
あと、自分はこれをやったら気分がアガるという“お約束”を見つけておくといいですよね。私の場合はそれがお料理です。
1,000人を超える応募者の中からたったひとり採用された渡部さん。「運がいいんです!」と言う彼女だが、もちろん運だけで『LUSH』のPRになれたわけではない。PRの仕事を極めたいという熱意や、積極的に周囲の人を好きになる前向きさ、いつも感謝の気持ちを形で表す配慮など、27歳とは思えない人間的な魅力がいっぱい!彼女がPRなら、これからも『LUSH』のファンが増え続けていくのは間違いなさそうだ。
写真右:1回目の転職の際、自分で購入した万年筆。どんなに仕事が忙しくても、気持ちが伝わる手書きにこだわるよう、自分に言い聞かせる意味も込めて買ったお気に入りの1本。
写真右:いま一押しのクリスマスおよび冬季限定ギフト「お菓子の国のバスタイム」(4860 円)。お菓子の国から届けられるにふさ わしい、スウィーツ顔負けの甘い香りを放つバスアイテムが7つセットイン!
取材・文/柳 梨恵(編集部) 撮影/竹井俊晴
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