「おいしかったのでサインください!」料理を作るだけじゃないシェフの仕事/週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記
北欧好きをこじらせたchikaさん。会社員生活を経て、ついに憧れのフィンランドで寿司職人としてのキャリアをスタート! ワークライフバランスや男女平等の先進国ともいわれるフィンランドでの、リアルなおしごと事情を紹介します
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「シェフである前に“私”なの」自分らしさ100%のフィンランド人女性の名言
シェフへのリスペクトがある
メニューにシェフとして自分の名前が載るのも、「おいしかった」とサインを求められるのも、どちらもめちゃくちゃうれしいですね……!
はい!もちろんお客さまによってさまざまですが、なんだかシェフへのリスペクトを感じる環境だなと思います。
日本だと、シェフは裏方のイメージが強いですよね。寿司職人はカウンターにいますが、他の飲食店だと料理を作っている人の名前も顔もわからないことが珍しくないというか。
うちのお店ではシェフとして料理を作るだけでなく、お客さまと会話を楽しんだり、記念撮影をしたりすることも日常的にあって。
その分「プロとしての態度」が求められるので、テンションの切り替えが上手なシェフが多いです。大変なトラブルがあっても、お客さまの前では微塵も表情に出さないんですよ。尊敬です……!
いろいろな仕事で「by 〇〇」と名前が記載されるようになると、仕事への責任感やモチベーションも上がりそうですね。
バイネームでの仕事はプレッシャーもありますが、これからの時代、会社だけではなく「自分自身」に信頼貯金できるのは、なんだか心強いなとも思います。
編集/天野夏海
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