アン ミカ「ネガティブな人にこそ、ポジティブの才能がある」嫌な気分を吹き飛ばす“言霊の力”
悩んでいるのは、一生懸命生きてる証ーー。ポジティブ姉さんアン ミカが、働く女性のお悩みにズバリ回答していきます!
相談:ポジティブになりたい!
すぐに嫌なことを思い出してしまって、頭の中が嫌だったことや腹が立ったことでいっぱいになってしまいます。
そんな自分が嫌で、もっと楽しいことに目を向けられるようになりたいです。どうすればポジティブになれますか?
アン ミカさんの回答:ネガティブなあなたには、ポジティブの才能があります
私事ではありますが、『Let’s Do アンミカ! アン ミカのポジティブ相談室』(講談社)という本を先日出版させていただきました。
最近、「ポジティブ」をテーマにお仕事のお声掛けいただくことが多いことから、Nさんのように、ポジティブになりたい人が増えていることを感じています。
もしかすると、コロナ禍を経て、国や世代を超えて、皆が同じ時期に同じ事態を経験したことで、「幸せは自分の心の持ちようなんだ」と気付いたからかもしれません。
まず、Nさんにお伝えしたいのは、「ネガティブを知っている人には、人一倍ポジティブの才能がある」ということ。
実は、私もそうなんです。
幼少期に顔にけがをして容姿にコンプレックスを持つというネガティブな経験があったからこそ、自分に自信を持つことや、褒められることの素晴らしさをより感じられるようになりました。
つまり、「暗闇にいたからこそ、光のありがたみが分かる」。
暗闇の中、ひび割れから光が差し込むように、あなたの傷もまた光の入り口になります。
人にはポジティブとネガティブ、陰と陽の両面があり、ずっと光の中にいるとそれが当たり前に感じてしまうことも。
しかし、当たり前に感じる日常は、実は奇跡の連続なのだとは思いませんか?
それに気付くことができる人こそが、日々の小さな幸せにも気づける人。ほのかな日々の光を見つける才能があるのだと感じます。
人は意識していなければ、自然とネガティブな方向に流れてしまうもの。慣れてしまったり、感謝を忘れてしまったりと、基本的に自分勝手になりやすい。
だから、原点に立ち返る意味で、良い言葉を口にすることをおすすめします。
すると、自分が口にした言霊が耳に入り、それが脳に影響し、すてきな表情に出て、五感を巡っていく。植物に水をあげるように、自分で自分の五感を愛の言霊で育てるのはとても大切なことです。
ちなみに、私と夫が大切にしている言霊は、「ハッピー、ラッキー、ラブ、スマイル、ピース、ドリーム」。
私の夫の家は長寿家系。そこでその秘訣を尋ねたところ、「怒りや悲しみを翌日に持ち越さないこと。そのために、前向きな言葉を言ってから眠っている」と教えてもらいました。
その話を聞いてからは、眠る前に2人で「ハッピー、ラッキー、ラブ、スマイル、ピース、ドリーム」と愛の言霊を口にするのが習慣になったんです。
実は、この言霊の元になっているのは、夫と二人で水族館に行った時に購入したペンギンのぬいぐるみの名前。
私はペンギンが大好き。ペンギンは夫婦愛が深い動物で、彼らが自然界の中で遭遇する試練を夫婦で乗り越える姿を見ていると、何だか心が温かくなるんです。
水族館に行くたびに買ってもらうペンギンのぬいぐるみに、一体一体「ハッピー」、「ラッキー」と名前を付けていました。
そんなゆるい感じで、自分にとっての愛の言霊は何でもいいんです。
他にも、私は小さい頃に嫌なことがあると「鶴亀、鶴亀」と何度も唱えるようにしていました。それもそういう言葉の一つ。ほら、鶴と亀ってなんだか縁起が良いでしょう?
「ハッピー、ラッキー、ラブ、スマイル、ピース、ドリーム」が出てこないときには、「鶴亀」でも「富士」でも、「なすび」でも「松竹梅」でも良い。
自分にとって縁起の良い言葉を口にすると、何となく嫌な事が飛んでいく気がするんです。それに、「私、何言ってんねやろ」って、おかしくなってくる(笑)。それでいいんです。
今回出版させていただいた『Let’s Do アンミカ! アン ミカのポジティブ相談室』の特典は、愛の言葉をたっぷり入れた歌と踊り。
ご覧いただき、一緒に歌っていただくことで、言霊があなたの細胞に染み渡り、心も体も軽やかになりますように。
取材・文/天野夏海 撮影/SHITOMICHI(SEPTEM)
書籍紹介
『Let’s Do アンミカ! アン ミカのポジティブ相談室』(講談社)
悩んでいるのは、一生懸命生きてる証(あかし)。お悩みに深~く答えるアン ミカ、巻頭グラビアでモデルモード炸裂のアン ミカ、ポジティブ名言と愛の言霊で歌って踊るアンミカ、まるごとアン ミカマインドをインストール! あなたの人生を生き抜く「ネガ→ポジ」スイッチが手に入る!『アン ミカのポジティブ相談室』の過去記事一覧はこちら
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