「かわいければOK」と思っていたあの頃! 働く女性が新入社員時代の自分に言ってやりたいこと
もうすぐ4月。多くの職場では、新入社員を迎えることになるのではないでしょうか。
新入社員といえば、考えられないようなミスをしたり、何も知らないからこそ“怖いもの知らず”な態度を取ってしまったり……。面倒を見る先輩としては、ハラハラさせられたり、イライラさせられたりすることが少しはあるものです。
でも、自分の新入社員を思い出してみれば、彼らとそう違わないはず。今振り返ってみると、「恥ずかしいな……」と感じるようなことをしてしまっているのではないでしょうか。
そこで、働く女性215名に「新人時代の自分にアドバイスしたいと思うことはありますか?」と聞いてみました。

6割の女性たちが、かつての自分に“言ってあげたい”と思っていることがあるようです。どんな過去の自分に、どんなアドバイスをしたいと感じているのでしょうか。
・「学生時代の延長線のような感じで、先輩や上司をなめたような口の聞き方をしていた。職場で好かれる存在になれば仕事もしやすくなるから、周囲の人に敬意を示せといいたい」(28歳/営業)
・「ニコニコ元気にしてれば許されるだろうと思って、基本のマナーなどもなっていないまま、軽口をたたいていた。そのまま歳を取るとやばいぞと言ってあげたい」(32歳/経営企画)
【会社でうじうじしちゃダメ】
・「周囲に気を使い過ぎてしまって、聞きたいことが聞けなかったり、消極的になってしまっていた。後で困るのは自分だから、新人のうちにどんどん質問して先輩に教えをこうべきだと教えたい」(29歳/社内SE)
・「仕事でせいいっぱいになってしまったり、ミスしたりしたとき、職場で凹んで泣いていた。すぐ泣く人には仕事をまかせたくなくなるし、泣くにしても家でにしようね、自分!」(26歳/接客サービス)
【めちゃくちゃな敬語・漢字のオンパレード】
・「新人のころは尊敬語とか謙譲語がめちゃくちゃだった。来客の際に、『もうすぐ課長がいらっしゃいますので~』とか、間違った敬語を使ってしまっていました。それだけでもお客さんからの信頼を損ねるのでやめましょう」(29歳/一般事務)
・「漢字の間違いが多過ぎて、先輩や上司にかなり指摘されていた。メールも誤字だらけで、相当あきれられていたと思います。細かいミスが『仕事ができないやつ』という印象をつくってしまうこともあるから、気をつけてと言いたい」(25歳/営業事務)
【やる気、あります?】
・「新人時代は1年間日報を書いていたのですが、そこに、『もういやだ』とか『めんどくさい』とか、あまりに率直な感想を書いていました(笑)。やる気がない人には先輩も仕事を教えたくないと思うので、新人のときは多少我慢してでもやる気を見せておくことが自分のためだと思います」(30歳/クリエイティブ)
・「とにかく遅刻しまくりで、先輩に『やる気あるのか』と怒られていました。そういうところで自分の信頼がどんどんなくなってしまうことにもっと注意すべきでした」(29歳/一般事務)
基本的には、「自分の周囲の人に自分がどう見えているのかをきちんと意識し、自分の振る舞いを決めた方がいい」という意見です。それもこれも、すべてはビジネスパーソンとしての自分の信頼を新人時代に確立するため。信頼される人になれるかどうかで、その後の働きやすさや、キャリアアップに差が出てくると感じている女性が多いようです。
新人時代を振り返ると、後輩に優しくなれるだけでなく、今の自分の成長を感じられたり、改めて襟を正すきっかけにもなりますね。
あなたなら、過去の自分にどんなアドバイスを送りますか?
【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員へのWebアンケート
●調査期間:2016年2月4日~29日
●有効回答者数:215名
文/栗原千明(編集部)
『働く女の本音白書』の過去記事一覧はこちら
>> http://woman-type.jp/wt/feature/category/trend/honne/をクリック