日本でもフィンランドでも変わらない、お寿司屋さんとお魚屋さんの持ちつ持たれつな関係性/週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記

【週末北欧部 chikaさん連載】
フィンランドおしごと日記

北欧好きをこじらせたchikaさん。会社員生活を経て、ついに憧れのフィンランドで寿司職人としてのキャリアをスタート! ワークライフバランスや男女平等の先進国ともいわれるフィンランドでの、リアルなおしごと事情を紹介します

>>chikaさんのキャリアストーリーはこちら

【前回のお話はこちら】

「あの店員さん、チカにだけ優しい……?」レジの対応がいつもと違ったワケ

週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記
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>>次回はフィンランドのお店に出入りする業者さんとのエピソードをお伝えします!

仕入れる魚にもフィンランドならではの特徴が

編集部

日本でもフィンランドでも変わらない、お寿司屋さんとお魚屋さんのすてきな関係ですね。

お魚屋さんの働き方なども似た感じですか?

chikaさん

仕入れ時間が早朝なのはどちらも一緒ですね。

日本では大将、フィンランドではヘッドシェフと、料理部門のトップとお魚屋さんが信頼関係を築いているのも共通していますが、日本の職場の方がよりウェットな印象です。

編集部

たしかに日本のお寿司屋さんは人情のイメージがありますね。

仕入れる魚にも、フィンランドならではの特徴などあるのでしょうか。

chikaさん

魚の種類は特徴的ですね。フィンランドでよく食べられるシーカという白身魚や、ニシン、北欧産の脂の乗ったサーモンなどがよく入ってきます。

編集部

やはりサーモンのお寿司が人気ですか?

chikaさん

そうですね。生のまま食べる以外に、炙ったりソースをかけたりといったアレンジをすることもあります。

サーモンにディルを合わせるなど、ローカライズされたお寿司もあって素敵だな〜と思います。

他に、ベジタリアンの方にはアボカドやマッシュルームを使ったベジタリアン寿司も人気ですね

編集部

お寿司は日本の食文化だけど、各国にそれぞれの食文化や風習が反映されたお寿司がある。

そう考えると、旅先のお寿司食べ歩きも楽しいかも……?

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週末北欧部chikaのフィンランドおしごと日記

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週末北欧部 chika

北欧好きをこじらせてしまった人。フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。移住のために、会社員生活のかたわら寿司職人の修行を始め、ついに2022年春に移住。モットーは「とりあえずやってみる」。そんなこじらせライフをSNSアカウント「週末北欧部」にて発信中
Twitter:@cicasca / Instagram:cicasca

編集/天野夏海